アスペルガーの館の趣味の掲示板

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[#1718] 精神医学の研究が趣味 たーちゃん 06/10/11(水) 16:04 [未読]
[#1719] Re:精神医学の研究が趣味 キリンの首 06/10/11(水) 20:35 [未読]
[#1720] Re:精神医学の研究が趣味 たーちゃん 06/10/12(木) 18:49 [未読]

[#1718] 精神医学の研究が趣味
 たーちゃん  - 06/10/11(水) 16:04 -

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   ここ数年、精神医学の研究が趣味になり、そのおかげでアスペルガーも発見できたんですが、勉強すればするほど、「境界性人格障害」をはじめとするボーダーラインの特徴とかぶっていることに気付き、混乱するばかりです。

ボーダーラインは“精神障害”であり、主に幼児期の母親との関係に問題があるとされていますが、それを医学的に証明することは出来ないし、そもそもボーダーラインの概念自体が誤っているのでは…という疑念が消えません。
ボーダーラインと診断されている人のいくらかが、本当はアスペやADHD、動作性学習障害などの“発達障害”(つまり、先天的に脳の機能障害があるが故に精神障害様に見える)で、いくらかが“神経症の強度例”あるいは“性格の強い偏り”で、いくらかが“統合失調症の軽度例”なのではないかと考えるようになりました。

もっと脳科学の解明が進めば、“発達障害”とボーダーラインとの明確な鑑別が出来るようになり、臨床場面での誤診も減るのではないかと思います。

[#1719] Re:精神医学の研究が趣味
 キリンの首  - 06/10/11(水) 20:35 -

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   ▼たーちゃんさん:
初めまして。
40代後半・男性、キリンの首といいます。

 趣味としての精神医学研究ということですが、
自分を知るためとか、自己探求のための精神医学という含みだろう、
と解させて頂きます。

 私は20代の頃から、特に精神分裂病に関心を持っていました。
木村敏とかR.D.レインとかその他チラホラと読んでいました。
自分に精神病は当てはまるのではないかと思いつめていたからです。

 人格障害ということで言えば、
たーちゃんさんは、ボーダーラインに関心がありそうですが、
私は、シゾイド人格障害の可能性は、今尚、自分に疑っています。

「DSM−IV−TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」(医学書院)に拠れば、
「シゾイドパーソナリティ障害をもつ人を、自閉性障害の軽症型やアスペルガー障害をもつ人と区別するのは非常に困難である。」
と鑑別診断に付言されている程、シゾイド人格障害の診断特徴は、自閉症スペクトラムによく似ています。

 発達障害とボーダーライン、ボーダーラインと統合失調症、統合失調症とアスペルガー障害等々、紛らわしい症状は様々ありますが、
先ず精神科の医師は、先天的な脳器質の問題から、患者の症状について検討することを基本にして貰いたいものだと常々、思っています。

 今、私は自分で自分を精神医学的に自己探求すると、
特定不能の広汎性発達障害(軽症)というあたりかなと思っています。
その上に、二次障害として不安障害が乗っかっているという
二階建ての精神障害状態というように理解しています。

 このような自己理解の図式が得られたのも、
「趣味としての精神医学」の賜物かもしれません。

[#1720] Re:精神医学の研究が趣味
 たーちゃん ホームページ  - 06/10/12(木) 18:49 -

引用なし
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   ▼キリンの首さん:
> 趣味としての精神医学研究ということですが、
>自分を知るためとか、自己探求のための精神医学という含みだろう、
>と解させて頂きます。

まさにその通りです。決して家族や医師に対して詐病を偽ったりするつもりなどは、毛頭ございません。
>
> 人格障害ということで言えば、
>たーちゃんさんは、ボーダーラインに関心がありそうですが、
>私は、シゾイド人格障害の可能性は、今尚、自分に疑っています。
>
>「DSM−IV−TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」(医学書院)に拠れば、
>「シゾイドパーソナリティ障害をもつ人を、自閉性障害の軽症型やアスペルガー障害をもつ人と区別するのは非常に困難である。」
>と鑑別診断に付言されている程、シゾイド人格障害の診断特徴は、自閉症スペクトラムによく似ています。
>
大概のアスペに関する本にはそう書いてありますね。どうやら、シゾイド質人格は自閉症スペクトラムと大いに関係がありそうです。

> 発達障害とボーダーライン、ボーダーラインと統合失調症、統合失調症とアスペルガー障害等々、紛らわしい症状は様々ありますが、
>先ず精神科の医師は、先天的な脳器質の問題から、患者の症状について検討することを基本にして貰いたいものだと常々、思っています。
>

全く同感です。

> 今、私は自分で自分を精神医学的に自己探求すると、
>特定不能の広汎性発達障害(軽症)というあたりかなと思っています。
>その上に、二次障害として不安障害が乗っかっているという
>二階建ての精神障害状態というように理解しています。
>
私の場合は動作性学習障碍(言語性IQ113>動作性IQ70)を伴う軽度のアスペルガー症候群(ADDもあるが、診断上は必要ない)の上に、二次障碍として不安障碍(SAD、強迫性、母子分離不安)が乗っかっている感じです。
母からの分離不安があるために、見捨てられ感が主訴の境界例的に見えてしまうのかもしれません。

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