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ビョウキかもしれません!
あじさいは、花びらのように見える部分は、実はガクでその中の小さな玉のようなものが本当の花です。
普通ガクは、最初は薄緑で小さく、大きくなるに従って徐々に色がのっていきます。小学校の理科で使うリトマス試験紙と同じで、植えられた土壌が酸性の場合は赤系統の色が出て、アルカリ性の場合には青系統の色が出るそうです。
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ところが最近、
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100714/trd1007140733000-n1.htm
の写真のように、ガクが大きくなっても、濃い緑色を保ち続けている、異常な花が、見受けられるようになっています。
これは『葉化病』という病気の初期症状で、その後次第に株が枯れてしまいます。
感染力が強い微生物によるもので、あるあじさい園では、『新種だ!』と勘違いして、園内に挿し木を植えてしまったところ、他のあじさいへ蔓延してしまい、たくさんの株が枯れてしまいました。
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もともとあじさいは日本固有の植物ですが、葉化病の病原体は、海外から入ってきたもののようです。
このまま行くと、『梅雨どきはあじさい!』という風物詩が、何年か後には見られなく恐れもあるようです!
鉢植えを購入するときは、『不自然な感じの緑花が出ていない!』ことを、入念に観察するようにして下さい。
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