アスペルガーの館の掲示板

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[#22137] 悩んでいます desk03 07/9/27(木) 21:39 [未読]
[#22138] Re:悩んでいます kaze 07/9/27(木) 22:36 [未読]
[#22150] Re:悩んでいます desk03 07/9/28(金) 22:30 [未読]
[#22169] Re:悩んでいます kaze 07/9/29(土) 23:02 [未読]
[#22196] Re:悩んでいます めえめえ 07/10/1(月) 17:21 [未読]

[#22137] 悩んでいます
 desk03  - 07/9/27(木) 21:39 -

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    特別支援学校の教師です。何人かの女性教諭が、重度の知的障害を抱える子どもたちの(多動児に限る)手を無理やり引っ張って掃除をさせたり、身の回りのことを自分でできるようにと、同じく無理やり引っ張って仕事をさせる現場に出会い、たいへんショックを受けています。

 彼女らが言うには、「自分のことは自分でさせなくては」という願いがあるらしいのですが、高校生になっても、排泄自立がない、言語がない等の障害を抱える「多動児」が、毎日手を引っ張られて大きな声でしかられることは、彼らにとって大きなストレスになるのではないかと、様子を見ながらいつも悩んでいます。

 この4月には、そういう職員のいじめに合い、一事休職をしてしまいました。

 なかには、子どもの主体性を待つ教師もいます。私もその一人ですが、ただ、そういう人は、「甘い」と、とらえられてしまうのです。

 自分自身も、子供の頃、多動児であり、未だに生活習慣は、子ども以下です。わが子もASで多動。生活習慣の確立というのは、並大抵のことではありません。

 そういう障害のつらさ、二次的に引き起こされる不適応を知らないまま、体罰とも思えるようなことをして、堂々と生きている教師たちが一杯あふれていることに嘆いていました。

 しかし、時を重ねるにつれて、そうしないと自分が仲間はずれにされ、4月の悪夢を再び見ることになるのではないかという恐れから、今はとにかく流されるまま生きています。

 多動でない子は、そういう被害にはあっていませんが、多動であるがゆえに招く悲劇だと思っています。しかし、この学校では、私にはどうすることもできません。自分のみを守ることが精一杯です。

[#22138] Re:悩んでいます
 kaze ホームページ  - 07/9/27(木) 22:36 -

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   ▼desk03さんへ

 はじめまして、kazeと申します。
 私は、desk03さんの記事を読んで、安心しました。

 私も2年前に、養護学級に子供が通うことになりながら、付き添いを半年間、学校から要請され障害児教育の現場を見る機会が与えられました。

 その経験をした上で、地域の他の養護学級や、養護学校を見学するようになって、色々な教師や支援者がいることを知りましたし、愕然とする現場や疑問を抱く現場に出会ってきました。

 素人の保護者の私が、これだけ感じるのに、プロの教師・支援者の中には感じない人もいらっしゃるのかなと、虚しさを感じたこともありました。

 私自身は、desk03さんがこの記事書かれたような想いをされた事は、とても正常ではないか?
 むしろ、そういう思いを抱いて、考えてくださる教師が居るという事に安堵しています。

> 特別支援学校の教師です。何人かの女性教諭が、重度の知的障害を抱える子どもたちの(多動児に限る)手を無理やり引っ張って掃除をさせたり、身の回りのことを自分でできるようにと、同じく無理やり引っ張って仕事をさせる現場に出会い、たいへんショックを受けています。
>
> 彼女らが言うには、「自分のことは自分でさせなくては」という願いがあるらしいのですが、高校生になっても、排泄自立がない、言語がない等の障害を抱える「多動児」が、毎日手を引っ張られて大きな声でしかられることは、彼らにとって大きなストレスになるのではないかと、様子を見ながらいつも悩んでいます。
>
 障害児教育が日進月歩で進んで居るにも拘らず、新しい支援の方法を取り入れる事を拒み、昔のままの支援の形を良しとする支援者がいるのも、現実ではないでしょうか?

> この4月には、そういう職員のいじめに合い、一事休職をしてしまいました。
>
> なかには、子どもの主体性を待つ教師もいます。私もその一人ですが、ただ、そういう人は、「甘い」と、とらえられてしまうのです。
>
> 自分自身も、子供の頃、多動児であり、未だに生活習慣は、子ども以下です。わが子もASで多動。生活習慣の確立というのは、並大抵のことではありません。
>
> そういう障害のつらさ、二次的に引き起こされる不適応を知らないまま、体罰とも思えるようなことをして、堂々と生きている教師たちが一杯あふれていることに嘆いていました。
>
> しかし、時を重ねるにつれて、そうしないと自分が仲間はずれにされ、4月の悪夢を再び見ることになるのではないかという恐れから、今はとにかく流されるまま生きています。
>
> 多動でない子は、そういう被害にはあっていませんが、多動であるがゆえに招く悲劇だと思っています。しかし、この学校では、私にはどうすることもできません。自分のみを守ることが精一杯です。

 知的遅滞・自閉症スペクトラムに関わらず、二次的不適合の方が、実は実生活に於いて、もっとも支援の必要な部分だという事は、現在、色々な当事者の方が語ってくれていることで、実証されているのに、
どうして、一部の支援者の中には、それを否定し、ご自分の方法こそが、もっとも正しいとおっしゃるのでしょうか?
 不思議です。

 
 どうか、desk03さん、これからも今のままで、支援者の一人として居てくださる事を保護者の立場から、願っております。

[#22150] Re:悩んでいます
 desk03  - 07/9/28(金) 22:30 -

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    保護者の立場からこういう意見をいただくと力強いです。

 最近、自分の考え方が「甘いのか・・・」と迷うようになりかけたときもありましたが、やはり、正しいと思うようにしていきます。しかし、特別支援学校の悪しき実態があります。

 私は今まで女性教諭と組んで、トラブルを起こしたことがありませんでした。むしろ、男性よりも、柔軟な考え方の女性のほうが仕事がやりやすかったです。

 ところが特別支援学校というのは、少人数、閉鎖的、言うことをきく子は、「かわいい」と感じてしまう等、悪い意味の「学級王国」を築いてしまう原因が多数あり、女性特有の性格傾向がそれに拍車をかけるようです。

 言うことをきく子ときけない多動児には、当然、究極の差がつけられます。

 「おばさんパワー」の良くない面が、すさまじく、とても反論できる状況ではありません。

 教育の実践で証明できれば良いのですが、実践での証明というのは、よほどの成果を残さないとできないもので、難しいものです。

[#22169] Re:悩んでいます
 kaze ホームページ  - 07/9/29(土) 23:02 -

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   ▼desk03さんへ
> 最近、自分の考え方が「甘いのか・・・」と迷うようになりかけたときもありましたが、やはり、正しいと思うようにしていきます。しかし、特別支援学校の悪しき実態があります。
>
> 私は今まで女性教諭と組んで、トラブルを起こしたことがありませんでした。むしろ、男性よりも、柔軟な考え方の女性のほうが仕事がやりやすかったです。
>
> ところが特別支援学校というのは、少人数、閉鎖的、言うことをきく子は、「かわいい」と感じてしまう等、悪い意味の「学級王国」を築いてしまう原因が多数あり、女性特有の性格傾向がそれに拍車をかけるようです。
>
> 言うことをきく子ときけない多動児には、当然、究極の差がつけられます。
>
> 「おばさんパワー」の良くない面が、すさまじく、とても反論できる状況ではありません。
>
> 教育の実践で証明できれば良いのですが、実践での証明というのは、よほどの成果を残さないとできないもので、難しいものです。


 女性に、感情による思い入れの有無あるのは理解できますが、
必ずしも、それは男女の性別に限らないと思います。
 おじさんパワーで曖昧にごまかされる事もありますから・・・

 私が、一番 保護者として、当事者として懸念するのは、
知識があること = 支援者として優れている
という評価をする方が多いという事だと思っています。

 本当の当事者にとって良い支援の形というのは、知識のあることも大事なのですが、現実的な対応をしてくれるか否かという事のほうが重要だと思うのです。
 つまり、頭で分かっているだけでなくて、それを行動として動いてくれる事。

 ところが、時として、キャリアがある。知識がある(話してみると、障害特性にについて語る)。という事で判断すると、実際の対応はどうもズレを感じる相手もいらっしゃる訳です。

 もし、そういった方が、障害児教育の中で、評判が良い、ベテランとなるとまた、ちょっと困惑を抱えます。

 知識があるという事は、とても大事ではあるのですが、本に書かれていることすべてが、障害児の本当の姿ではありません。

 我が子などは、アスペですが、知的遅滞があります。
 一般的なアスペは学習面での遅れがないと、知られますが、そうでない子供に対して、学習面での遅れは大丈夫などと言い切られたら、とても大変な事態になるわけです。

 また、子供自身の精神的育ちの遅れを見逃して、このレベルは出来るはずとか、この年齢からやらなければ、大人になってから困るというような思い込みの指導をされたら、辛さを抱えるのは子供自身ですし、自己肯定感など持てるはずもありません。

 いう事を聞く子がかわいいとされるのならば、それは、どこか根底にその方の思い通りに人を動かしたいという気持ちが隠れているのではないかしら?と疑念を抱きかねない事もあります。

 それが、子供はいう事聞かない子もいる。多動の子供もいるという事を念頭に置いていれば、さて、どうしたらこの子はいろんなことを学べるだろうか?という事を、考えることができます。

教育の実践で証明できれば良いのですが、実践での証明というのは、よほどの成果を残さないとできないもので、難しいものです。

 この言葉も、本当に同じように感じます。
 私の知っている保育士の方は、普段どの様に子供に接するかという事を聞いたときに、こう答えてくれました。
「先行きの長いヴィジョンを持って、将来この子がどういう大人になるのかを考えて仕事をしている」

 つまり、現在、子供時代に接している自分の行動が、ずっと先の将来で結果が出るのだという事を理解しているのだと思います。
 反対に考えれば、実践を証明するには、彼らの彼女らの将来を見ていかないと答えが出ないと思うのです。

 desk03さんが、日々悔しい思いをされたり、歯がゆい思いをされたりなさる事と思います。
 でも、自分のしていることは、10年先、20年先にきっと答えが出るのだというお気持ちを持たれてみるのはいかがでしょうか?
 
 私も親として、現在、アスペの息子の暴言・汚言に悩んでいます。
 障害特性が絡んだ事なので、辞めさせようと思っても、今は結果を出せません。
 でも、長い長いヴィジョンの中で、子供が大人になったときに、暴言・汚言を吐かないで、人と関われるようになると信じて、対応しています。

 とにかく、悪い意味の「学級王国」 というものの中で、desk03さんが迎合されず、最後の砦でいてほしいと願うばかりです。
 それでなければ、desk03さんのような考え方を信頼する保護者たちは、どうしたらいいのかと、悩む事と思います。
 どうか、多動児の最後の砦として、子供達を見守ってくれる事を、祈っております。


 

[#22196] Re:悩んでいます
 めえめえ  - 07/10/1(月) 17:21 -

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   ▼desk03さん:
今は「教師受難の時代」とも言われますよね。
保護者の立場から見ても、経験豊かといわれる教師の中には
ご自分のなさり方に固執するあまりか、
新しいやり方や、もっと効果あるやり方に、
なかなか耳を貸してくださらない方も多いなァと実感しています。
学校というところは良くも悪しくも閉鎖的な部分があるので、
その中で孤立してしまって、熱心な教師がつぶされて休職や退職に
追い込まれるのも目の当たりにしてきております。

どうかお一人で抱え込まないでください。
「教師を支える会」や「教師ランド」で検索してみてください。
校内に味方がいなくても、地方、全国レベルでは、
心有る悩める教師さんがいっぱいいらっしゃいます。
何かの突破口になればと思います。

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