アスペルガーの館の掲示板

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[#1299] 自閉症シンポジウム rino 04/11/5(金) 15:19 [未読]
[#1343] Re:自閉症シンポジウム 帝王 04/11/7(日) 22:46 [未読]
[#1354] Re:自閉症シンポジウム rino 04/11/8(月) 9:35 [未読]
[#1393] Re:自閉症シンポジウム、遺伝子について 帝王 04/11/9(火) 23:27 [未読]
[#1406] Re:自閉症シンポジウム、遺伝子について rino 04/11/10(水) 20:33 [未読]
[#1410] Re:自閉症シンポジウム、遺伝子について 帝王 04/11/10(水) 23:51 [未読]
[#1469] 自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) 帝王 04/11/14(日) 18:30 [未読]
[#1476] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) rino 04/11/14(日) 22:53 [未読]
[#1479] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) 帝王 04/11/14(日) 23:23 [未読]
[#1480] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) 帝王 04/11/14(日) 23:25 [未読]
[#1494] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) 朝狼。 04/11/15(月) 16:44 [未読]
[#1526] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) rino 04/11/17(水) 12:37 [未読]
[#1566] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登) 帝王 04/11/18(木) 23:38 [未読]

[#1299] 自閉症シンポジウム
 rino  - 04/11/5(金) 15:19 -

引用なし
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   昨日の新聞に載っていました。以下抜粋です(問題がある様でしたら削除します)。

自閉症に関する最新の研究内容などを紹介する公開シンポジウムが7日午後一時から、東京都文京区本郷の東大安田講堂で開かれる。
日本における自閉症の治療・福祉、自閉症にかかわる環境因子や遺伝子に関する研究の現状などを日米の専門家が報告する。
参加料無料。問い合わせは東大医学部精神神経科へ。


レポートを本にして発売されないかなぁ・・・。

[#1343] Re:自閉症シンポジウム
 帝王 メール  - 04/11/7(日) 22:46 -

引用なし
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   こんばんは。

 自閉症シンポジウム行ってきました。覚えてる範囲内であれば、
シンポジウムの内容をある程度お教えしますよ。

[#1354] Re:自閉症シンポジウム
 rino  - 04/11/8(月) 9:35 -

引用なし
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   ▼帝王さん:
>こんばんは。
>
> 自閉症シンポジウム行ってきました。覚えてる範囲内であれば、
>シンポジウムの内容をある程度お教えしますよ。

こんにちは。はじめまして。

是非、教えて下さい!
特に「環境因子や遺伝子に関する研究の現状」の部分が知りたいです。
よろしくお願い致します。

[#1393] Re:自閉症シンポジウム、遺伝子について
 帝王 メール  - 04/11/9(火) 23:27 -

引用なし
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   >rinoさん
 初めまして。それではお教えいたします。ただ、少々長いので、
何回かに分けてカキコします。

  
 遺伝が原因で起きる疾患には2種類あって、「単一疾患」と「多因子疾患」
があります。日本でこれまで遺伝が原因だとはっきり解明された疾患は全て「単一疾患」だそうです。
つまり、ある一つの遺伝子だけが発症するか否かを決定づけるケースのことを言います。これが「単一疾患」です。単一疾患の場合、家族間で何世代にもわたって
連続的に発症するそうです。
 一方、「多因子疾患」というのは、発症に関わる遺伝子が複数個あって、それら複数の遺伝子の組み合わせによって発症するかどうかが決まるそうです。
自閉症の場合はどっちなのかというと、後者の「多因子疾患」だそうです。
家族間でその傾向が強い場合が多いものの、必ず発症する訳ではない。それに加えて、環境要因というのもあるそうです。環境ホルモンの分泌がうんぬん・・・
この辺はちと覚えてないっす(汗)。ともかく、遺伝と環境、この2つの要素が複雑に絡み合ってるみたいです。ただ、どちらの要素がより大きく絡んでいるかというと、やはり「遺伝」の方で、「環境」の方は「遺伝」ほどではないようです。


 続きは明日書きます。待ってて下さいね〜。

[#1406] Re:自閉症シンポジウム、遺伝子について
 rino  - 04/11/10(水) 20:33 -

引用なし
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   ▼帝王さん:

有難うございます!
気長にしておりますので、帝王さんの時間のある時に続きをよろしくお願いします(^-^)

[#1410] Re:自閉症シンポジウム、遺伝子について
 帝王 メール  - 04/11/10(水) 23:51 -

引用なし
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   >rinoさん
 では続きっす

 「どの程度の確率でどういった形で遺伝するのか」
 今のところ、家族間での遺伝確率は、大まかな統計では数%〜10%前後
(この辺もちと記憶があいまいで、すみませぬ)
だそうです。ただし、同じ家族間でも、

一卵性双生児・・・50〜90%

一卵性双生児の片方の子が自閉症だった場合、もう一人が自閉症になる確率は
上に記した確率だそうです。50%超えちゃうんです。同じ双生児でも
二卵性の場合は、普通の親子兄弟間と大して変わらずせいぜい10%程度だというのに・・・
一卵性双生児というのは、物理的に、全く共通の遺伝子を持っています。
その場合に限って、発症率がズバ抜けて高いという事実も、
「遺伝子が発症に深く関わってるだろう」と言われている所以だそうです。

 現在の最新の研究では、人体の遺伝子は約3万個あって、自閉症の発症に
深く関わるであろう遺伝子10〜20個の内、数個(5〜6個)が組み合わさる
ことにより、発症するだろうと言われているそうです。なので、発症に関わる遺伝子
10〜20個を全て特定する、という作業をすればいいのですが、3万個もある
遺伝子の内の10〜20個を特定するというのは気が遠くなる作業で、
例えるなら、日本の全国地図から、学校の地図記号「文」だけを頼りに、
東大安田講堂を探すようなものだそうです。
(日本国内には大学だけでも700あるそうです・・・)

 一昔前に比べれば、遺伝子研究はかなりのところまで進んできました。杉山登志郎先生は、
「一つの大きな区切りにさしかかった」とまでおっしゃってました。我々が生きている内に、発症のメカニズムが解明されることを願って止みません。

 実は多サイトの掲示板でも講演内容を聞かれていて、内容が被っています(汗)
決して手抜きをしたい訳じゃないんでご勘弁くだされ。
m(__)m

 続く

[#1469] 自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 帝王 メール  - 04/11/14(日) 18:30 -

引用なし
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   笠井清登先生の講演なんですが、オレはこの人の研究内容が遺伝子研究
と同じか、もしくはそれ以上に重要なのではないかと感じました。
CTスキャンという機械はみなさんご存知だと思います。あれは体内の写真を
撮るわけですが、笠井先生は、MRIと言って、人が何かをする時の脳の動きを
リアルタイムに映像で映し出す装置を使っての研究をしているそうです。
くどいですが、

脳の動きを「リアルタイム」で映し出すんです。

発達障害は、言葉で説明してもなかなか理解してもらえないことが多いと
思います。その発達障害を理解してもらうのに、
「脳の動きをリアルタイムで映し出す」
という、目に見える形で表すなんて、こんないい方法他にないです!これなら、
どんな人にでも発達障害を理解してもらえるのでは!そう感じました。
同じことをする時に、健常者と発達障害者とでは、脳の働きにどのような
違いがあるのか・・・実に素晴らしいではありませんか!

 オレが覚えてる講演内容はこんなところです。ほんとは一番最後の
デビット・ポールス教授の講演も遺伝に関する内容だったんで
書きたいんですが、もうほとんど覚えてないもんで無理ッス(汗)
すみませぬm(__)m

 最後に、先生方全員が壇上に上がってのパネルディスカッションという
質問時間が設けられました。ここで、オレはこのシンポジウムとは
直接は関係ないであろう質問をあえてしました。
「今の日本の法律では、発達障害は障害とは認められていない。なので、
公的にな何の支援も受けられない。今、自分はそろそろ就職したい、
ちゃんとした仕事に就きたいと考えていて、その件についてトスカに
相談しに行ったら、今この日本に、発達障害を前提として職業を斡旋
してくれる組織・機関は存在しない、今の現状では、
発達障害のことを隠して健常者として生きるか、さもなくば精神障害者手帳を
取得する以外に方法がない、という風に言われて非常に愕然としている。
今ここにおられる先生方の中で、このことについて何かご意見、もしくは
知っていることがあったら是非聞かせて欲しい。」
だいたいこんな内容でした。
 それに対しては、「発達障害支援法案が可決すれば、状況は変わる
と思います。」
という答えでした。もうあと1ヶ月ほどで可決するだろうとのことだそうです。
 今ここでこれ以上突っ込んでも多分先生方も困るだろうし、
時間も押していたので、とりあえずその場はそれで
一言「ありがとうございました」と言ってオレは席に座りました。
支援法待ちってことか・・・
質問しようかどうしようか迷いましたが、オレが質問を終えた後に質問した人が、
「自分も彼(オレのこと)と同じでAS当事者なのですが・・・」と、オレに
続いて再び当事者の人が!質問してよかった〜と思いました♪

 とまあそんなこんなな一日でした。貴重な情報てんこもりでしたよ♪
とりわけ、笠井先生のMRIを使っての研究の話は大収穫でした!

そんな感じで

 終了・・・でいいですよね?(笑)

[#1476] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 rino  - 04/11/14(日) 22:53 -

引用なし
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   ▼帝王さん:
> 笠井清登先生の講演なんですが、オレはこの人の研究内容が遺伝子研究
>と同じか、もしくはそれ以上に重要なのではないかと感じました。
>CTスキャンという機械はみなさんご存知だと思います。あれは体内の写真を
>撮るわけですが、笠井先生は、MRIと言って、人が何かをする時の脳の動きを
>リアルタイムに映像で映し出す装置を使っての研究をしているそうです。
>くどいですが、
>
>脳の動きを「リアルタイム」で映し出すんです。
>
>発達障害は、言葉で説明してもなかなか理解してもらえないことが多いと
>思います。その発達障害を理解してもらうのに、
>「脳の動きをリアルタイムで映し出す」
>という、目に見える形で表すなんて、こんないい方法他にないです!これなら、
>どんな人にでも発達障害を理解してもらえるのでは!そう感じました。
>同じことをする時に、健常者と発達障害者とでは、脳の働きにどのような
>違いがあるのか・・・実に素晴らしいではありませんか!

見てみたいですね。どういう感じになるんだろう。
テレビで、質問をしながら脳波みたいなものを測定してたり、サーモグラフィかMRIかなにか(よく分からない)を使って、快・不快をピンク、青に分けて人によって脳のどこの部分がどう染まるかみたいなのをやってるのは見た事あるけれど・・・。

内容を大変分かり易く書いて頂いてすごく嬉しかったです(理解力が乏しいので、全部きちんと理解できたかと言われれば自信ないですが^^;)。
貴重なお話を、本当に有難うございましたm(_ _)m
発達障害支援法案が可決されて、早く、成人も適切な療育や就職等の支援が受けられる様になる事を願っております。

[#1479] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 帝王 メール  - 04/11/14(日) 23:23 -

引用なし
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   ▼rinoさん:
>見てみたいですね。どういう感じになるんだろう。
>テレビで、質問をしながら脳波みたいなものを測定してたり、サーモグラフィかMRIかなにか(よく分からない)を使って、快・不快をピンク、青に分けて人によって脳のどこの部分がどう染まるかみたいなのをやってるのは見た事あるけれど・・・。
  
 そうです。ちょうどあんな感じなんです。講演中正面のスライドには
まさにテレビでよく見かける映像が出てましたよ(笑)


>内容を大変分かり易く書いて頂いて・・・

 そう言ってもらえると嬉しいッス♪苦労して文章まとめた甲斐が
ありましたよ
ヽ(^^ )


>発達障害支援法案が可決されて、・・・

 ほんとこれって急務ですよね。成人当事者に対する支援が一番遅れている
って言われてますからね。
 ところで、みなさんレスする時、レスを返す相手の書き込みの引用文の
色が変わってて非常に分かりやすいですね。どうやって変えるんでしょうか?
教えてくれるとありがたいのですが・・・すごい素人質問なのかな?
(^^;;

[#1480] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 帝王 メール  - 04/11/14(日) 23:25 -

引用なし
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   げ、自動的に色変わってるんですね(爆)アホな質問して
すんませんm(__)m

[#1494] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 朝狼。  - 04/11/15(月) 16:44 -

引用なし
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   ▼帝王さん:
>CTスキャンという機械はみなさんご存知だと思います。あれは体内の写真を
>撮るわけですが、笠井先生は、MRIと言って、人が何かをする時の脳の動きを
>リアルタイムに映像で映し出す装置を使っての研究をしているそうです。
>くどいですが、
>
>脳の動きを「リアルタイム」で映し出すんです。

『fMRI』の事ですよね。
以下のURLにfMRIについての解説(MRIとの違いも含めて)があります。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/1850/nt_fmri.html
http://www.med.hokudai.ac.jp/ko-ho/1998/10/mri.html

[#1526] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 rino  - 04/11/17(水) 12:37 -

引用なし
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   ▼朝狼。さん:
>『fMRI』の事ですよね。
>以下のURLにfMRIについての解説(MRIとの違いも含めて)があります。
>
>http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/1850/nt_fmri.html
>http://www.med.hokudai.ac.jp/ko-ho/1998/10/mri.html


「通常のMRIを「写真」とすれば、fMRIは「動画」といえます。」
なるほど・・・。その他専門的な記述については理解不能ですが(;´д` )
将来、診断の際にこの器械が用いられる様になる日も来るのでしょうか。
ありがとうございました!

[#1566] Re:自閉症の認知機能を観て診る(笠井清登)
 帝王 メール  - 04/11/18(木) 23:38 -

引用なし
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   >朝狼。さん
 詳細な情報ありがとうございました〜。


>rinoさん
 どういたしまして〜。

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