アスペルガーの館の掲示板

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[#3559] 幼児体験の影響 Chiquitita 05/2/11(金) 11:41 [未読]
[#3562] Re:幼児体験の影響 aikidonotatujin 05/2/11(金) 12:32 [未読]
[#3582] Re:幼児体験の影響 Chiquitita 05/2/12(土) 2:58 [未読]
[#3568] Re:幼児体験の影響 ゆみこ 05/2/11(金) 14:25 [未読]
[#3583] Re:幼児体験の影響 Chiquitita 05/2/12(土) 3:27 [未読]

[#3559] 幼児体験の影響
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/11(金) 11:41 -

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   私は身体障害だけでなく、幼児期(幼稚園年長組まで)の間、異常なほど病弱で、大部分を病院で過ごさざるを得ないほどでした。現在の元気印からは想像もつかないほどです。

42年間の記憶を掘り起こして整理してみると、最初の6年間の経験がその後の人生に与えた悪影響の大きさに戦慄さえ覚えるほどです。

どういった問題があったかというと:
●痛みに対する恐怖感 物心ついたときから、先天性股関節脱臼で歩きたくても歩けないほどの激痛や、麻疹や急性腎炎といった突発的に発生した病気による苦痛を強いられた。このため、子供の泣き声を聞いただけで幼児体験がフラッシュバックする。また、毎日苦痛を強いられていた状態は幼稚園の年長組になると緩和したが、旧HNから度々コメントしている「謎の熱病」の治療で、脊髄から髄液を抽出する注射が、この世のものとは思えないくらいの激痛を伴った(おそらく今でも同じ注射をされると絶叫するぐらい悶絶するだろう)のに、今でもオフクロに「Chiquititaったら、大げさなんだから」と笑い話のネタにされることがあるので困惑している。以前にコメントした「体育の授業に対する異常な恐怖感」は、痛みに対して体や心が予防線を張っていることが原因ではないのかと思われる。
●得手勝手な性格 ASにしても変形性股関節症にしても、自分の不摂生が原因ではなく先天性のものだったので、何で自分ばかりこんなに苦しまなければならないのか、という意識が早くからあった。そういったことがあり、身辺で何かしらトラブルがあると、どうしても自業自得に思えない。そのくせ、私の身近にいる人が何らかのトラブルに巻き込まれると「オレのせいじゃない」と思うことがよくある。
●非現実的な変身願望 度々コメントしている「シンデレラ」へのこだわりは、やはり幼稚園年長組までの間に外で遊ぶ機会を与えられず、絵本やTVに釘付けにされたことが理由だと思われるが、その後、「シンデレラ」だけでなく、「太陽にほえろ!」の「マカロニ刑事」「ジーパン刑事」についてもこだわりが発生したのは、当時深刻だったいじめに対するアンチテーゼに相当するものがあったのかもしれない。アニメの女性キャラに恋をしても萌えきらず「不完全燃焼」を起こすのと同様、特撮ヒーローもの(「ウルトラマン」シリーズや「仮面ライダー」シリーズなど)も現実離れしている設定が多い分、「太陽にほえろ!」ほどなじめなかった。
●追跡者に対する恐怖 幼少期にして、常に何かに追い立てられているような切迫感にさいなまれていたような気がする。恐怖感を感じる対象が、同年代の子供に対して格段に種類が多かったような気がするが、やはりそれらは◆病院という特殊な環境で、他の子供が体験し得なかったような苦痛を味わわされたこと、◆外界の様子を知らなかったために防御能力を身に着けることが困難だったことが原因かもしれない。
●Chiquititaの哲学 まれに見るような波乱の幼児期だったことが原因だったためか、6歳にして「人生が狂っていた」という感覚が発生した。これがその後の36年間もなかなか払拭できず、周囲に対して心を開くことができないでいるためにいじめなどの原因となったと思われる。

現在治療を受けている強迫性障害は、おそらく6歳の時には既に発症していたと思われます。

[#3562] Re:幼児体験の影響
 aikidonotatujin ホームページ  - 05/2/11(金) 12:32 -

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    「三つ子の魂百まで」という諺もあるとおり、幼児期の影響、トラウマは大きいでしょう。特にアスペルガー症候群の子は感受性がとても強いので、マイナス体験はトラウマになって残ると思います。
 私の場合は、0歳の時の伊勢湾台風の情景の一場面が鮮明な記憶として残っています。いつか母親に話したとき、「そうだった。」と言っていました。
 これもアスペルガー症候群の感受性の強さからくるのだと思います。

[#3568] Re:幼児体験の影響
 ゆみこ  - 05/2/11(金) 14:25 -

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   他で「人格障害」と診断されたゆみこです。

チキティータさんの子どもの頃のお話を読ませてもらっていると
自分と似てるな〜と思うことが多いです。
私も、医者にもかからず「先天性股関節脱臼」とも診断された話は親から聞いたことはないのですが、激痛と共に頻繁に「脚が外れて」いました。
外れたら近くの(当時で言うところの)骨接ぎ屋さんへ親がかかえて飛び込んでいた記憶があります。
股関節部分が外れ易いということで多分股関節脱臼だったと思います。
今は腰の位置が左右違い、脚の長さは2センチほど違います。
それから川崎病や腎臓や自家中毒など、もかなり重度のものにかかりました。
(発達障害とこれらの病気とは関連があるのでしょうか?)

>42年間の記憶を掘り起こして整理してみると、最初の6年間の経験がその後の人生に与えた悪影響の大きさに戦慄さえ覚えるほどです。

チキティータさんは病気がちな幼少期のことをよく覚えてらっしゃることに驚きます。私の場合、病気ばかりの子ども時代でしたが、ほとんど覚えていないのです。
脱臼の痛みは覚えていますが、それも「全然どうってことない体験」としてしか今ありません。
自分の病気に加えて、3歳児に母親の結核罹患のため長期に離された事などもあり、「波乱の」子ども時代だったと思うのですが、今の記憶では「恵まれた子ども時代」でしかないのです。
母の不在の間に世話をしてくれた(くれていない?)祖母は子ども嫌いな人でしたし、優しい祖父はまだ仕事に忙しい時期、いったい私はどうやって過ごしていたのだろうと(保育園にも行っていません)不思議に思います。
そんなでも「恵まれた」と思っている(思い込んでいる?)私の記憶機構はどうなってるんだろうと、チキティータさんの文章を読んでいてすごく思いました。

チキティータさんは辛い体験をそのままの形で鮮明に覚えてらして、今に至るまでその影響を感じてらっしゃる。
私は多分ほとんどの辛い体験はどこかに飛んでしまっている。
どちらも「幼児体験の影響」なんだと思います。

[#3582] Re:幼児体験の影響
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/12(土) 2:58 -

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   コメントありがとうございます。

▼aikidonotatujinさん:
> 「三つ子の魂百まで」という諺もあるとおり、幼児期の影響、トラウマは大きいでしょう。特にアスペルガー症候群の子は感受性がとても強いので、マイナス体験はトラウマになって残ると思います。
> 私の場合は、0歳の時の伊勢湾台風の情景の一場面が鮮明な記憶として残っています。いつか母親に話したとき、「そうだった。」と言っていました。
> これもアスペルガー症候群の感受性の強さからくるのだと思います。

私の場合は、0歳〜3歳8ヶ月の間の記憶はまったくありませんが、オフクロの話によると、偶然ながら「自閉症」の診断が出されたのがちょうどその頃でした。

4歳のときに釧路の病院で先天性股関節脱臼の手術を受けたそのときの、全身麻酔の笑気ガスの中にバナナの香料が仕込まれていた(あるいは麻酔ガスの成分そのものがバナナの香気を発していたかもしれない)ことまで覚えています。
当時、エックス線写真の撮影のときは、患部の痛みよりも、むしろ機械そのものが怖くて泣いていました。「痛くしないから大丈夫」という言葉はまったく説得にはなりません。

だから子供がエックス線の撮影の機械を目の前にして怖さのあまり泣いているのを見ていると、親御さんやエックス線技師が「痛くしないから大丈夫」と説得しているのは「何と的外れなあやし方なんだ? この子は機械に恐怖感を覚えて泣いているのに、それも解らないのか?」とつい横槍も入れたくなります。

[#3583] Re:幼児体験の影響
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/12(土) 3:27 -

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   コメントありがとうございます。

▼ゆみこさん:
>私も、医者にもかからず「先天性股関節脱臼」とも診断された話は親から聞いたことはないのですが、激痛と共に頻繁に「脚が外れて」いました。
>外れたら近くの(当時で言うところの)骨接ぎ屋さんへ親がかかえて飛び込んでいた記憶があります。
>股関節部分が外れ易いということで多分股関節脱臼だったと思います。
>今は腰の位置が左右違い、脚の長さは2センチほど違います。
>それから川崎病や腎臓や自家中毒など、もかなり重度のものにかかりました。
>(発達障害とこれらの病気とは関連があるのでしょうか?)

私も自家中毒については関連を疑ったことがあります。家族のものと同じものを食べても、私だけ翌日の明け方に嘔吐していたというのは日常茶飯事で、一度は大便が口から逆流してきたことさえありました。

>チキティータさんは病気がちな幼少期のことをよく覚えてらっしゃることに驚きます。私の場合、病気ばかりの子ども時代でしたが、ほとんど覚えていないのです。
>脱臼の痛みは覚えていますが、それも「全然どうってことない体験」としてしか今ありません。
>自分の病気に加えて、3歳児に母親の結核罹患のため長期に離された事などもあり、「波乱の」子ども時代だったと思うのですが、今の記憶では「恵まれた子ども時代」でしかないのです。

毎日激痛との付き合いだったので、本当なら忘れてしまいたいことなのですがね…
(^^;)
同じ漁村の父方の親類の者(従姉)が、時々私の家に押しかけてきて私をいじめる、ということもありました。私が逃げられないのをいいことに、手足や顔面を抓ったり、手の指に噛み付いたりしていましたが、アポなしで突然やってくるので、こちらはどうすることもできませんでした。

>母の不在の間に世話をしてくれた(くれていない?)祖母は子ども嫌いな人でしたし、優しい祖父はまだ仕事に忙しい時期、いったい私はどうやって過ごしていたのだろうと(保育園にも行っていません)不思議に思います。
>そんなでも「恵まれた」と思っている(思い込んでいる?)私の記憶機構はどうなってるんだろうと、チキティータさんの文章を読んでいてすごく思いました。

私の場合は、オフクロの話だと私が生まれて当座は夫婦仲もまあまあだったようですが、私が先天性股関節脱臼を診断されると決定的なほど不仲になりました。表向きは問題のない夫婦に見えても、親父は時々仕事での不満を全部家に持ち帰り、酒乱癖を起こしてオフクロをいじめていました。「不具(かたわ)者の子供が生まれたのはみんな●●子(個人情報なので伏字)が悪い」と、自分にはまるで責任がないかのようにオフクロをののしっているのを何度も聞いているので、私は子供心に自分のアイデンティティを見失いました。

そばで私と関係のない人が口論している場面に立ち会っても、親父がオフクロをののしっている場面がフラッシュバックします。

>チキティータさんは辛い体験をそのままの形で鮮明に覚えてらして、今に至るまでその影響を感じてらっしゃる。
>私は多分ほとんどの辛い体験はどこかに飛んでしまっている。
>どちらも「幼児体験の影響」なんだと思います。

私の場合は健康ばかりか、家族関係でもトラウマの原因がたくさんあります。でも家族のものはそれに気付いていません。オフクロは理解しようとする姿勢がありますが、自分が被害を受けたDVによるトラウマを払拭するだけで精一杯です。

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