アスペルガーの館の掲示板

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[#9011] MRI検査を受けました Aries 05/10/13(木) 19:21 [未読]
[#9097] Re:MRI検査を受けました nobody knows 05/10/16(日) 18:05 [未読]
[#9103] Re:MRI検査を受けました yume 05/10/16(日) 23:35 [未読]
[#9112] Re:MRI検査を受けました 秋桜(管理人) 05/10/17(月) 12:13 [未読]
[#9113] Re:MRI検査を受けました yume 05/10/17(月) 13:04 [未読]

[#9011] MRI検査を受けました
 Aries メール  - 05/10/13(木) 19:21 -

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    こんにちは。Ariesです。先日、人間ドックに行った際、脳のMRI検査を受けました。

 15分くらい暗い部屋で耳栓をしてベッドに寝てました。時々、ボンボン、ボーンボーンと大きな音が聞こえましたが、パニックになることもなく無事に終わりました。

 結果は全く以上なしです。脳の断面写真をたくさん見ましたが、素人目に見ても正常だなと思いました。

 脳外科の医師が脳の写真を見せながら説明をしてくださいました。「私はアスペルガー症候群じゃないかと思います。」と言ってみたら「それは何ですか?」と聞かれました。脳外科は専門外だし私は勉強不足で知りませんでしたと。

 MRI検査では頭が良い悪いなど、機能・ファンクションについては分からないということでした。とても親切な説明を受けられたので満足しました。ありがとうございました。

[#9097] Re:MRI検査を受けました
 nobody knows  - 05/10/16(日) 18:05 -

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   こんにちわ(*^_^*)
ご本人が安心されたとのことなので、余計なことは言わぬ方がよいかと
実は、レスしようかどうか迷いました。

私も、先日、検査を受けました。
詳しくは、ひとりごとに書いたのですが。

[#9103] Re:MRI検査を受けました
 yume ホームページ  - 05/10/16(日) 23:35 -

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    はじめまして
 少しだけ脳科学に関して詳しいので、お話させてください。

 MRIでは、確かに脳の損傷などを見極める為に必要なのですが、fMRIというのがありまして、どこの脳の分野が活動的に動いているかがわかります。MRIでは鬱病の方の脳損傷を見る場合にも用いられています。
 脳外科はあくまで身体機能ということで、神経系統の遺伝的な部分では、精神科での脳波などで異常が発見されることが多いです。ASの場合は普通の方よりも脳波の数値が高いことが特徴的なのです。
 アスペルガーということを考えての診断でしたらば、やはり精神科の受診をお薦めしたいです。
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_f/F-112/05.pdfこちらのサイトでも自己判断の材料として、リンクされていました。よかったら参考にしてみてくださいね(^o^)

[#9112] Re:MRI検査を受けました
 秋桜(管理人) メールホームページ  - 05/10/17(月) 12:13 -

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   色々な検査がありますが、臨床現場で働いてきた者としては画像診断というのはあくまでも診断の一手段であって、やはり大切なのは患者さん本人の症状をしっかり診ることなのかな、と思っています。

というのは画像診断の所見と臨床像が必ずしも一致しないケースがたくさんあり、失語症などの場合例え同じ場所が損傷されていても失語症のタイプが異なっているケースというのも決して珍しくないのです(もちろん理論上のタイプ分けはありますが)。

頭部外傷などのケースでもMRIやSPECTなどではそんなにひどい損傷がないケースでも重度のコミュニケーション障害が出現していることもありますし、その逆の事もありました。

これは染色体検査でも同様のことがあって、多発奇形でも染色体の検査では全く異常が出ない、というケースもあるのです。

以前[#5068]にも書きましたが、脳というのは非常に複雑なネットワークから成り立っている物なので必ずしも実験データのような結果が出る訳ではないという気持ちでいるのが一番かな、と感じています(もちろん研究を知るのも大切ですが)。

大学時代臨床心理の先生から薦められた本があります。当時は難しくてよく分からなかったのですが、臨床現場に出て読んでみて改めて気付かされたこともありました。

臨床の知とは何か 中村雄二郎著 岩波新書 1992

[#9113] Re:MRI検査を受けました
 yume ホームページ  - 05/10/17(月) 13:04 -

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   こんにちは(^o^)

私も脳科学では身体的な医学であって、精神的な症状からのものは特定ができないと思っています。(それを知ってほしくてレスをたてたものでした)
 染色体の新規探査傾向的な遺伝情報の解読が急がれていますが、それも傾向であって診断するものではまったくないのです。

>色々な検査がありますが、臨床現場で働いてきた者としては画像診断というのはあくまでも診断の一手段であって、やはり大切なのは患者さん本人の症状をしっかり診ることなのかな、と思っています。

 心理学は最近勉強しはじめたばかりですが、環境や生育記録などの詳しい情報がないかぎり、その方の診断はとても難しいと私も息子から学んでいるところでした。臨床の先生もその情報がないかぎりきちんとした診断は難しいみたいですね。

 秋桜さんの臨床精神医学での手記を読ませていただきました。沢山の経験の中から沢山の思いがあって、今がある経緯が分かり。とても共感できる内容でした。
 

>臨床の知とは何か 中村雄二郎著 岩波新書 1992

 ご紹介ありがとうございます。脳科学とはまたちがった分野であることを他の方にも知ってほしいですね。(MRIでは診断できないこと)

 お体を大事にしてください。掲示板を通しても支援できる場や支援してもらえる場をありがとうございます。m(_ _)m
まだまだ勉強中です。またよい著書があったら教えてもらえると嬉しいです。
 よろしくお願い致します☆

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