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▼Milkyさん:
初めまして、たもっちです。
>あと2ヵ月半で中学校を卒業しなければならないというのに、普通高校を受験させるべきか養護学校を受験させるべきかぎりぎりまで結論が出せず、とても苦しい毎日を送っています。
私も、小学校6年生の2学期半ばから3学期までの間にかけて、普通学級か特殊学級にするのか非常に迷っていました。中学になると、学力成績は良くても(特に社会科が飛び抜けて良く、国語と理科が非常に苦手で全体から見ても下位の方だった。)、対人関係構築能力や社会適応力が低い事が原因で、対人関係のトラブルが絶え無かったために内申書は低かったです。そのために「内申書を重視している私立高校に合格出来ないのではないのか?。養護学校の高等部へ行く事も考えなければならない。」との不安と恐怖がありました。
私としては、更なる社会性や知的の向上を希望するのであれば普通高校受験を、精神的・身体的な安全と保障を求めたり療育をのであれば養護学校を勧めます。ただし、親と本人が一致した上での合意が第一鉄則です。
> 住んでいる県には高等養護がなく、受験する可能性のある養護学校は知的障害の養護です。ただ、昨今では軽度のクラスも作っているようで就労にも力を入れているとのこと。ですが障害者枠での一般就労率は10人中2〜3人のようであまり高くありません。
北陸地方では、私が知っている限りにおいて、平成17年度現在では富山県にとなみ養護学校という高等養護学校がありますが、石川県には今の所ありません。そのため、知的には普通レベルないしそれ以上はあるものの、社会的には年齢相応に対して発達の遅延や遅滞を抱えている多くの高機能広汎性発達障害者は、普通高校ではいじめ等を受けるなどして精神的・社会的に苦労を強いられます。知的障害養護学校では健常者として見なされてしまって、高機能広汎性発達障害への受付体制が整っていません。そのため、多くの高機能広汎性発達障害者は精神的・社会的に取り残されてしまうケースが多いと思います。結果的には、学校卒業後の就業生活に対する悪影響を、長年にわたって及ぼしてしまいます。
>主治医や、特学の担任の先生などに進路についてアドバイスを求めると、皆さん口をそろえて「普通高校か、養護学校か、こちらがいい!と断言できないケース」とおっしゃいます。
>YMCAの指導の先生や回りの方々からは「Sくんは養護学校のタイプではないと思う」
>と言われます。
> 本人は自分が勉強ができなかったり、友達関係でトラブルに弱いことをわかっているので、「養護学校の方が楽しくすごせると思う」と思い始めているようです。
私もその様な経験を受けてきたために、自分自身だけではなく両親も姉も非常に苦しんでいました。
> 本人の意思に任せるのが一番なのかとも思うのですが、夫が「他人に言わなければ障害がわからない息子を養護に入れることで、将来の履歴書や結婚?に支障がでるのでは」「東京などの都会と違って、田舎では養護学校への偏見が格段に違う。」と心配しています。
>最終的には障害者枠で就労するのが適切な子どもだと思っていますが、高校までは普通高校に行かせて、その後障害者職業センターなどで訓練を受けるという方法もあるのではないか、普通高校→専門学校、というパターンもあるのではないかと、
>なかなか結論が出せない状態です。
>進路に関してどんな小さなヒントでもいいのでご意見をいただければ幸いです。
>とても悩んでおります。どうぞよろしくお願いします。
私もその様な経験を受けてきたために、自分自身だけではなく両親も姉も非常に苦しんでいました。
万が一、普通高校にも養護学校にも行けなかった場合は、定時制高校への進学する事も考えるべきです。事実、私の母の友人が普通高校にも養護学校にも行けなかったので、療育と学業とを両立しながら学生生活を送っていました。そのお陰で、養護学校で重視される療育と普通高校で重視される更なる社会的・知的能力向上を同時にする事が出来ました。最終的には、地元企業に就職する事が出来ました。
以上の様子から考えれば、療育を同時進行しながらの定時制高校の進学は普通高校と養護学校との長所を見事に兼ね備えた形だと思います。
偉そうな事ばかり申し上げまして、誠に済みません。
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