アスペルガーの館の掲示板

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[#10300] 立ち上がる力を下さい 青紫 06/1/22(日) 23:50 [未読]

[#10328] Re:立ち上がる力を下さい yume 06/1/25(水) 17:06 [未読]
[#10396] Re:立ち上がる力を下さい 青紫 06/1/29(日) 9:20 [未読]

[#10328] Re:立ち上がる力を下さい
 yume ホームページ  - 06/1/25(水) 17:06 -

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   青紫さんへ

 お返事が遅くなってすみません(汗)

>私はまず児童相談所に助けを求めたので、一ヵ月後の予約は児童心理士と子供(母親)という形です。yumeさんの場合もそうでしたか?
>子供の状態に合わせ何度か面談を重ねながら診ていくと言われました。
>yumeさんのお子さんは、どこで、どんな流れで、どれ位の期間をかけて、どなたに診断して頂けたのでしょうか。

 私の息子の場合は小1の時にいろいろな問題行動が出て、学校側から診断を勧められました。 「半年も待てない」という担任の先生の言葉もあって、大人の診療内科で予約なしでみてもらえるところにしたのです・・。でもそこでは「行為障害」と診断され、アメリカから帰ってきたばかりだったので、適応障害からのものも入っているだろうと言われました。  誤診だったのです。

 それから3年たって、勉強をはじめた私はどうしても「行為障害とは違う」気がして、養護福祉センターで相談をしていましたが、そこの心理の先生にこの行動はADHDやアスペルガーなのでは?と話したところ「アスペルガーというものは障害として認めていない」というお医者さんの言葉に私はどうしようもなく不安になって、下の子の発育について保健所で相談をしていた話の流れから長男の奇異行動や学校での問題行動など、ストレスからチックや円形脱毛になっていることを話して、今の対応で本当によいものなのか?と嘆いたのです。
 そういう経緯をきいた相談員の方が東京からきていた心理士の先生を紹介くださって、一ヶ月後「まちがいなくアスペルガーです」「誤診です」と診断してくださってはじめて救われました。 対応の仕方で息子はそれまでの問題行動がなくなったのです。 すでに二次障害も酷い状態でしたので、行動療法の心理士の先生に毎月アドバイスをいただきながら、学校の先生もその心理士の先生との連携をしてくれて三者での環境づくりをして今に至っています。

 診断にいたる経緯は青紫さんと随分とちがいますが、いじめにもあって不登校になり、学校へ行かなくちゃと自責の念をもってしまう真面目な性格や、自分のことよりも親の動揺に答えようと頑張ってしまう健気さは私の息子の資質ととても似ていました。 親も子もやりきれない時間をすごしましたが、診断後はものすごく分かりやすい息子の変化がありました。
自傷はなくなり、不登校もなくなり、心身的な原因での発熱からの欠席もなくなり、なによりも笑顔がみれたことでした。顔つきが全然違うのです。
 
 診断をまっている間も自分なりに息子をPDDだと思っての対応がよかったらしくて、家では穏やかに過ごせるようになりました。
 その他でも相談できる掲示板に書き込んでアドバイスをもらいながら診断の日を待ちました(^^) 青紫さんと同じです(^^)。学校で過ごす時間のほうがはるかに多い子どもたちですから、学校側の対応に理解を示してもらえるように「はっきりとした診断名」があることで頑張ることができました。

自己評価がとても低い息子でしたので、何かにつけて自信をもたせられるものを探してやらせたり、映画も勧善懲悪ものや楽しいで終われる擬似体験を重ねています。告知後もアインシュタインや湯川英樹もASだったこと、エジソンやファーブルなどの天才もまたASだった良い点を教えていきました。 一番の難関は息子の自己評価をあげることでした。
 
 一ヶ月待ちは早い、されど一ヶ月。待ち遠しいですね。診断が出たらその後はお母さんの役目は大きいです。自己評価がとても低い息子でしたので、どこに躓きがあるのか、どういったことが苦手なのか? どんなことなら理解できるのか?どんなふうに感じやすいのか?などの詳しい情報をあげられるように、紙に書き出しておくと良いみたいです。医療にたずさわる先生も正確で的確な情報がないかぎり、きちんとした情報の提示の点で難しいことがあるのです。お子さんの様子をまとめたものがあると、とても参考になるようです。今から準備されてお子さんの行動観察を書き足していくと一ヶ月も早かったように思いました。

 今も相談する時に、息子の様子から心配な行動などを書き出したものを先生に提示して、問題を絞り込んだ相談の仕方をしています。自分が出来ることや、自分の既成概念ではなく、アスペルガーの人の感じ方を理解すると本当に楽になりました。
 息子が変らねばならない部分もありますが、基本的には周囲の理解が一番に必要になることが分かります。

 まずは診断を待ってから、具体的なペアレントトレーニングやいろいろな療育法も兼ね備えている病院への紹介をお願いすることも可能ですので大丈夫ですよ。
 
 本当に早めに気づけて良かったですね。

 また具体的に困ったことなどや、心配する部分についてありましたら、書き込んでみてください。いろいろな角度からお返事があると思います。
 ここの掲示板は本当に真摯な回答をくださる方が多いです。私も救われていました。(^^)

[#10396] Re:立ち上がる力を下さい
 青紫  - 06/1/29(日) 9:20 -

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   ▼yumeさん:

お忙しい中、ご丁寧なお返事をありがとうございました。
お返事が遅くなってしまいすみません(汗)

> 私の息子の場合は小1の時にいろいろな問題行動が出て、学校側から診断を勧められました。 「半年も待てない」という担任の先生の言葉もあって、大人の診療内科で予約なしでみてもらえるところにしたのです・・。でもそこでは「行為障害」と診断され、アメリカから帰ってきたばかりだったので、適応障害からのものも入っているだろうと言われました。  誤診だったのです。
>
> それから3年たって、勉強をはじめた私はどうしても「行為障害とは違う」気がして、養護福祉センターで相談をしていましたが、そこの心理の先生にこの行動はADHDやアスペルガーなのでは?と話したところ「アスペルガーというものは障害として認めていない」というお医者さんの言葉に私はどうしようもなく不安になって、下の子の発育について保健所で相談をしていた話の流れから長男の奇異行動や学校での問題行動など、ストレスからチックや円形脱毛になっていることを話して、今の対応で本当によいものなのか?と嘆いたのです。
> そういう経緯をきいた相談員の方が東京からきていた心理士の先生を紹介くださって、一ヶ月後「まちがいなくアスペルガーです」「誤診です」と診断してくださってはじめて救われました。 対応の仕方で息子はそれまでの問題行動がなくなったのです。 すでに二次障害も酷い状態でしたので、行動療法の心理士の先生に毎月アドバイスをいただきながら、学校の先生もその心理士の先生との連携をしてくれて三者での環境づくりをして今に至っています。

大変な経緯を辿っての診断だったのですね、いろいろと勉強されて迅速に的確に動かれたyumeさんすばらしいです。相談所に助けを求めたときの私が切羽詰まった最悪な精神状態で危険だと判断した児相の方が早急に手配して下さった私自身が行くべき病院(大人の心療内科・精神科)の医師には「お母さんがそう思っているなら息子さんはそう(アスペルガー)なんじゃないですかね」と、あっさり言われました(苦笑)
まだ未診断の段階ですが、長年に渡り感じてきた事、そして専門的な関連書物を読むにつれ尚のこと、母親としては「間違いない」と確信しているのですが、せめて「お子さんの件が早く専門家との相談でハッキリし、具体的な養育法やアドバイスが受けられるようになれば、お母さんも今より安定出来るんじゃないですか」くらい言ってくれないのかよと内心思いましたね(苦笑)。
とにかく私が少しでも眠れる薬さえくれればいいよって思いでした。
子供の件は児童心理士や医療機関なども含む専門の方と連携を取って進めていくしかないので、まずは来月の予定日を頼りにしています。

> 診断にいたる経緯は青紫さんと随分とちがいますが、いじめにもあって不登校になり、学校へ行かなくちゃと自責の念をもってしまう真面目な性格や、自分のことよりも親の動揺に答えようと頑張ってしまう健気さは私の息子の資質ととても似ていました。 親も子もやりきれない時間をすごしましたが、診断後はものすごく分かりやすい息子の変化がありました。
>自傷はなくなり、不登校もなくなり、心身的な原因での発熱からの欠席もなくなり、なによりも笑顔がみれたことでした。顔つきが全然違うのです。

> 診断をまっている間も自分なりに息子をPDDだと思っての対応がよかったらしくて、家では穏やかに過ごせるようになりました。
> その他でも相談できる掲示板に書き込んでアドバイスをもらいながら診断の日を待ちました(^^) 青紫さんと同じです(^^)。学校で過ごす時間のほうがはるかに多い子どもたちですから、学校側の対応に理解を示してもらえるように「はっきりとした診断名」があることで頑張ることができました。

そうですよね、診断を待っている間もそう思っての対応でやっています。
これまでどうにも理解出来ずにいた違和感や誤解、感情の縺れなどを少しづつ解いていっている様な感じです。息子の特性を理解していくと、今迄ずっと噛み合わなかった全ての事も理解出来るのです。それだけでも今の私には進歩です。

> 自己評価がとても低い息子でしたので、何かにつけて自信をもたせられるものを探してやらせたり、映画も勧善懲悪ものや楽しいで終われる擬似体験を重ねています。告知後もアインシュタインや湯川英樹もASだったこと、エジソンやファーブルなどの天才もまたASだった良い点を教えていきました。 一番の難関は息子の自己評価をあげることでした。

うちの息子も自己評価がとても低いです。常に怒られながら育ってきているというのも1つの理由でしょう。「お母さんは俺のこと全然褒めてくれない・・・」と過去に訴えられた事もあります。
内心、どこを褒めろって言うんだよ、褒められる様な事してるのか?とイライラ思っていましたが、それでも日常の些細なことでも見つけては褒めておだてて伸ばしていこうと、私なりに息子の良い所を探しては褒めて伝えてきたつもりなんですけどね・・・^^;
「出来て当たり前のこと」でも、この子にとっては褒めることがもっともっと必要だったんだなと痛感してたりします。

> 一ヶ月待ちは早い、されど一ヶ月。待ち遠しいですね。診断が出たらその後はお母さんの役目は大きいです。自己評価がとても低い息子でしたので、どこに躓きがあるのか、どういったことが苦手なのか? どんなことなら理解できるのか?どんなふうに感じやすいのか?などの詳しい情報をあげられるように、紙に書き出しておくと良いみたいです。医療にたずさわる先生も正確で的確な情報がないかぎり、きちんとした情報の提示の点で難しいことがあるのです。お子さんの様子をまとめたものがあると、とても参考になるようです。今から準備されてお子さんの行動観察を書き足していくと一ヶ月も早かったように思いました。
>
> 今も相談する時に、息子の様子から心配な行動などを書き出したものを先生に提示して、問題を絞り込んだ相談の仕方をしています。自分が出来ることや、自分の既成概念ではなく、アスペルガーの人の感じ方を理解すると本当に楽になりました。

そうですね。紙に書き出しておくのは良いですね。今まで多少なり違和感を感じていたけれど深く考えずに流して来てしまったような些細な部分も、息子の特性を凄く表していたんだと最近とても気付きました。そういう観察や情報集めをしていると、この期間も早く思えるかもです。

> 息子が変らねばならない部分もありますが、基本的には周囲の理解が一番に必要になることが分かります。
>
> まずは診断を待ってから、具体的なペアレントトレーニングやいろいろな療育法も兼ね備えている病院への紹介をお願いすることも可能ですので大丈夫ですよ。
> 
> 本当に早めに気づけて良かったですね。
>
> また具体的に困ったことなどや、心配する部分についてありましたら、書き込んでみてください。いろいろな角度からお返事があると思います。
> ここの掲示板は本当に真摯な回答をくださる方が多いです。私も救われていました。(^^)

はい、皆さんからのいろいろな角度からのアドバイスのおかげでとても救われています。ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

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