|
▼山本さん:
>失敗することをすごく恐れる子です。
>「失敗してもまたやり直せばいいし、できなかったとしてもまあいいや」と思えるようになれれば人生楽だと思うのですが、そのためには小さいうちからどういうことをしていけばよいでしょうか?
・「できない」のではなくて、「いろいろなやりかたがあるのかもしれない・自分に合うやりかたを使えば、できる」かもしれない。もしもうまくできなかったら、合うやり方を一緒に工夫していこう。
・うまくいかなかったからといっても、どこの誰にも迷惑はかからない。経験不足の人なら、こういうこと(うまくいかない状態)はありうる。
・本当にできる人って、下手な人や経験不足の人を笑い者にすることには興味を持たないもんだよ。
下手な人や経験不足の人を見ても、「物事がうまくいくためのポイントは、これこれこういうところにあるんだな。」とか「この事柄は、自分は今のところはうまくできている。しかし、これこれこういうふうに条件が変わったらこの人と同じような失敗をするかもしれないと、わかった。勉強になった」などと考えているもんだよ。
これらの言葉を、子供時代に私は聞きたかったです。
私の勝手な想像なのですが、「失敗を恐れる(とみなされた)子は、「プライドが高い子」という言葉を浴びることが多くなるのではないかと思います。
私は、この「プライドが高い」という表現に疑問を持っているのです。
「プライドが高い」というのは、いったいどういう状態なのか? 疑問があります。
「生きるうえで必要最低限の自尊心が満たされない(例 いじめやからかいのターゲットにされ続ける等)」からプライドを求めるというケースも、少なくないのでは……と思うのです。
そういう場合にプライドを求めるのは、自然なことだと思うのです。
もう一つ、「プライドが高い」という発言には、「どこか見下している相手を更に見下そうとする」意図が隠されている場合が多々あるのでは……と私には思えるのです。
|
|