アスペルガーの館の掲示板

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[#11909] [投稿者削除] [未読]

[#11920] Re:アスペルガーは障害であって個性ではな... たもっち 06/5/22(月) 1:07 [未読]
[#11945] Re:アスペルガーは障害であって個性ではな... Chiquitita 06/5/23(火) 0:52 [未読]

[#11920] Re:アスペルガーは障害であって個性ではないの…
 たもっち メール  - 06/5/22(月) 1:07 -

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   ▼Chiquititaさん:
>私自身も発達障害はあくまでも障害、という考えに今以て縛られています。
>その理由は:
>●発達障害によりもたらされたコミュニケーション能力の問題が、いじめや幼少期の虐待(あくまでも言葉による虐待だけだが)につながった。
>●過去にも度々コメントしている協調運動障害の問題(最近も[#11451]でコメントしています)が、身体障害のリハビリを阻害している。
>●感覚過敏もいじめの原因になったことがある。
>
>勉強以外で何かアピールできるものがあれば、たとえいじめがひどくてもクラスメートらに一目置かれていたかもしれません。
>しかし現実は、「Chiquititaは勉強しか能のない奴」という印象を周りに与えていただけでした。その証拠に、私が苦手だった体育の授業は、クラスメートにとって絶好の反撃の機会でした。(その理由は[#11133]でコメントしています)
 
 Chiquititaさん久し振りですが、お元気ですか?
 私も、発達障害はあくまでも「障害」と捉えられている事に縛られています。
私の場合は、社会生活上、仕事(ものづくりや接客、特殊技術、事務等)に於いても遊びに於いても対人コミュニティーの形成能力が必要不可欠とされていてからです。各々が抱えている「障害」というものが「個性」で捉えてくれれば非常に嬉しく、円満な社会生活が営める事が出来るでしょうが、現実はそれが理想通りに上手く行かないことが多いからです。
 しかし、社会が以上の様な状態や状況のままではいけないと思っています。その「障害」をバネにして新たな可能性を見付けようと頑張っている人達が多いし、障害者に対する偏見や差別を無くして、健常者と障害者が共に仲良くやって行ける社会造りを願っている人達がいる事も現実です。また「障害」から色々学び取れる事柄も多々有り、成長の糧にも成り得ます。

>社会人になってもなお人間関係での不利益が多い状態が深刻なので、原因を探っていたところ、たまたま新聞(地元紙)の記事でADHDを、そしてASを知り、ショックを感じました。
 
 私は、30歳前後からその事にようやく気が付く様になりました。当初は「病院へ行くと差別を受けたり仕事を解雇されてしまう、母親に厳しく叱られる。」との恐怖感で、医療機関での受診が出来ず、自己診断だけで済ましておりました。

>それでも、私はADHDやASを障害だと知って安心する人の心が理解できます。その理由は、やはり原因がはっきりして対策が立てやすくなるからだと感じています。

 私が近年になってようやく某大学病院の精神神経科で診断を受け、医師から高機能自閉症(=AS)との診断が下された時には、今まで受診に強硬に反対していた母親と私は心底ほっと安心しました。
 今思うと、自己診断のみでやるのは非常に怖いと思っています。
 「障害」が「個性」として受付けてくれる社会が本格的に実現できたらなあと思う今日この頃です。

[#11945] Re:アスペルガーは障害であって個性ではないの…
 Chiquitita メールホームページ  - 06/5/23(火) 0:52 -

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   コメントありがとうございます。(^o^)/

▼ジョンさん:
>本当にそうですよね。これからの「成長」ととらえなければ、
>我々には、未来がないですから。同感です。

実際に未来があるかどうかは、環境によるところも大きいとは思いますが、私は明らかに積極奇異タイプなので、「発達障害=言い訳」と考える人の多い環境であれば、たとえ徒労に終わったにせよ、100%は無理でも50%、それが無理でも10%でも成果が出れば努力の余地があると考えています。

▼たもっちさん:
>私の場合は、社会生活上、仕事(ものづくりや接客、特殊技術、事務等)に於いても遊びに於いても対人コミュニティーの形成能力が必要不可欠とされていてからです。各々が抱えている「障害」というものが「個性」で捉えてくれれば非常に嬉しく、円満な社会生活が営める事が出来るでしょうが、現実はそれが理想通りに上手く行かないことが多いからです。

まずそれらが理想どおり進まない理由としては、人間である以上、自分は他の人間には100%の感情移入が出来ないために、定型発達者が発達障害者の感覚をなかなか理解できない(もちろんその逆も)ということに尽きるでしょう。
ごく当たり前のコミュニケーションに難儀を感じるというのは、定型発達者に取っては夢にも思わないことでしょう。

> しかし、社会が以上の様な状態や状況のままではいけないと思っています。その「障害」をバネにして新たな可能性を見付けようと頑張っている人達が多いし、障害者に対する偏見や差別を無くして、健常者と障害者が共に仲良くやって行ける社会造りを願っている人達がいる事も現実です。また「障害」から色々学び取れる事柄も多々有り、成長の糧にも成り得ます。

将にそのとおり。社会で成功している障害者も多数いることは、確かに私たちにとっても励みになりますが、サクセスストーリーは周囲の偏見との闘いを抜きには語れません。
成功例の大半は、家族が温かく見守ってくれたケースでしょう。もちろん両親の離婚や幼児虐待の被害など、不遇なケースでも社会で成功した人はいます。

しかしどんな人であっても家庭はやはり最大のオアシスであるべきです。そう考えると、幼児虐待の被害者はもちろんですが、家族の中に障害者に対する偏見があると、一見親子仲が睦まじいケースでも「障害者だから仕方なしに育てた」(オフクロ談)「見捨てられるのが怖くて反抗できなかった」(Chiquitita談)というのはむしろ当たり前になってしまい、障害者が社会で成功するための最大のバリケードになってしまうような気がします。

> 私が近年になってようやく某大学病院の精神神経科で診断を受け、医師から高機能自閉症(=AS)との診断が下された時には、今まで受診に強硬に反対していた母親と私は心底ほっと安心しました。
> 今思うと、自己診断のみでやるのは非常に怖いと思っています。

自己診断を鵜呑みにして「私はASです」と思い込んでしまうケースが、おそらく杉山先生のコメントされた記事([#485]で紹介されています。[#11228][#11229]も御覧下さい)なのでしょう。
4歳のときに正式に「自閉症」と診断された人ですら、AQ値が42ポイントでも医療機関で「グレーゾーン」として扱われることも珍しくないと思います。
だから、私も自己診断はあくまで参考程度、と考えたほうがベターだと思います。
(自分自身の主観的な視点と、医療機関の客観的な視点が一致しないのが原因)

> 「障害」が「個性」として受付けてくれる社会が本格的に実現できたらなあと思う今日この頃です。

そのための第一歩は、家庭内で障害者に対する偏見を解決することに尽きるでしょう。
いじめられて泣きながら帰ってきた私に、仲直りの提案よりも「江戸の敵を長崎で」というアドバイスをする親は問題外だと思います。

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