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くくさん、はじめまして
彩花と申します。
発達障害の可能性を指摘されていますが、確定診断に至っていない女性です。
大学の講義で「障害は個性だ」という言葉を聴いたときは、「なるほど!」と手を打ったものです。
でも、自分が当事者になってみると、「個性」というのは、一生治ることのない機能の損失を持った人間を癒し、励ますためのやさしい考え方なのかもしれないと思います。
障害は障害です。私にとっては。
ただ、そのとらえ方によると思うんですよね。
日常生活を送るために支障となることは多いけれど、害悪ととらえなくてもいいのではないでしょうか。
障害を障害と認めるからこそ、発達障害児へのサポート(成人当事者に対しては期待できませんが)や福祉政策が生まれます。
障害があるからといって、自分で自分を否定したり、悲観に暮れる必要はないし、幸せになる権利も可能性もある。
同時に障害を言いわけにすることもできない。
それに「個性」が一概にいいとはいえないですよ。
定型発達であっても、はた迷惑なことをして顧みない性格であれば、社会的な障害を生んでしまいます。
発達障害は自分の人間性をつくる根幹となるものだから、逃げずに腹をくくってつきあっていくしかない。
「障害」か「個性」かという字義的な解釈にとらわれるよりも、大事なことだと思っています。
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