|
▼ぴゅうりふぁいさんへ
はじめまして。kazeと申します。
小2のアスペの息子がいる当事者の母親です。
>幼稚園に通ってますが、朝はおもちゃを出してみたり、わざと「幼稚園じゃなくて○○!」と言ってみたり行きたがらない日がよくあります。でも今日は○○するんだよね、とか気をひきそうなことを言ってみたり、雨が降ってるときにはカッパきて長靴はけるよ、と言ったり、なだめてすかして、やっとの思いで登園させてます。
>でも、休み明けは特にその兆候が強いので、昨日から「明日幼稚園だね」って前もって声をかけるようにしてみました。すると、今朝はおもちゃのところに行って「幼稚園じゃなくて遊ぶ」って言ってましたが、フタは開けず、なんとか着替えを始めたのです。
まるで、過去の息子を見るように、読ませていただきました。
私の知る限りで、自閉症スペクトラムのお子さんが、社会に出る第一歩が幼稚園であったり保育園である訳なのですが、私からするとお子さんは自分なりに、頑張っている、折り合いをつけようとしていると感じます。
また、見通しの立たないことへの不安もあるように感じられますがいかがでしょうか?
『明日は幼稚園だね』と言うような、『予告』によって、本人の見通しも付きやすくなっているとも思えますが・・・
我が家では、息子に声掛けだけでなく、カレンダーを見せて、明日は保育園と伝える事で、少しずつですが月曜の朝が、スムーズになりました。
今では、土曜日にあと二回寝ると学校と自分で言うようになりました。
>休み明け、やはり夫も会社には行きたがらないので、よく数時間遅れて出社します。そうするとこどもの登園時間と重なり、こどもがわざと最初きちんと着ようとしていたシャツをわざと反対に着ようとしたりするのを見て、イライラして、「周りをばかにしてるのか」「いじわるだ!」「しゃきっとしろ」と大きな声で怒ります。すると、こどもは固まってしまって、こづかれた瞬間に涙もこぼれてました。せっかく自分で着ようとしていたのに、無理やり着せられてしまいました。休み明け、夫が先に会社に行ってれば、そういうできごともないのですが、遅れて行くときはいつもこんな状態です・・・。
>
旦那様には申し訳ありませんが、このような対応が一番、スペクトラムのお子さんには厳しいものだと思います。
本人は、自分のペースでは在りますが、自分でやろうとしているのに、大きな声で怒られると、『自分は駄目な子なんだ。いつも怒られてばかりなのだ』と自己肯定感を持ちにくくなるのではないでしょうか?
佐々木正美先生の話の載っている本に、こう書かれていたことがあります。
定型発達児でも、出かけるとき、靴を履く時、『早く履きなさい!』と言うのと
『待っているから大丈夫だよ。』と履くまでを待ってあげるのでは、子供の成長は後者のほうが伸びが大きいという話でした。
私は、これはスペクトラムの子供にも当てはまると思います。
>夫の言い分は、これから世の中出ていったら、うちの子のようにだらだら遅かったりしたら、迷惑だし、幼稚園のように息子の障害を理解してくれる場所はない(先生方のみご存知です)、どちらかというと冷たい世の中なんだから、それに対応できるようにしとかないとだめなんだ、中学生になっても毎朝こんな状態ならどうする、と言うのです。わたしが甘やかしている、こどもも甘えてると言うのです。障害のあるなし関係なく、それはわたしのしつけがよくないと・・・。
ご主人の言分もわかりますが、必ずしも定型発達のお子さんと同じ育て方で、障害児が伸びるとは私は思えないように感じます。
小さな頃に、自分はやればできるという思いを沢山したら、ある時が来てぐっと伸びる事もあるかもしれませんし、中学生になっても生活に困難な事があったとしても、それはその子の育ちでいいのではないでしょうか?
もちろん、定型発達だって、障害のある子だって躾は大事かもしれません。
でも、そういう別は関係なく、その子が適切な行動を学びやすい方法を、考えてあげるでは駄目なのでしょうか?
私も、よく周囲から甘やかしているといわれた事もありますし、言われますが、それは、子育ての方法が違うだけですし、アプローチの仕方の違いだと思います。
障害は障害として、母親の躾の問題にするのは、悲しいですね。
>わたしは、こどもが、切り替えが下手なだけなのだから、ひきずりながら、(遊びたいモードから幼稚園行くモードへ切り替えていると思います)あの子なりにわざとシャツを反対にしたりささやかな反抗をしながらも園に行ってるので、それでいいと思ってます。最終的にはいつもちゃんと着替えもして登園して園では楽しそうに過ごしているようですし。わざと反対にして、「あれ、反対だよ〜」って指摘されたくてやっているだけだと思うのです。そういう作業をしながら、自分に納得させ、一生懸命切り替えてるつもりなのだと理解してたのですが・・・。
>
うちの子は夏になると、学校へ靴下を履かずに出かけます。
周囲から見たら、奇異な格好かもしれませんが、私は子供が学校が楽しいと通っている姿で充分だと感じています。
切り替えが下手だと、お子さんの目線で見ることが出来てらっしゃるのは素敵な事だと思います。
>もう、僕はこどもの面倒みたくないし、僕にそういうイライラするようなところを見せないでくれ、と夫に言われてしまいました。園の先生は親の気をひきたくて、わざとやってるんでは、とおっしゃってました。
>
どこのご家庭でも、少なからずある問題のようですが、『光とともに』の『東さん【父】』のような人は、大勢ではないようです。
日々子供と同じ時間を暮らす母親と、接点の少ない父親とは温度差があるようです。
私は、自分=母親が、子供にとって良いアプローチの方法や対応を沢山増やす事で、夫もそこから学んでくれると思っています。
相手を変えるのは凄く難しいですが、自分をほんの少しずつ変えるのは、できるのではないかと思って、日々過ごしています。
>大きくなっても、そういうことって続くものなのでしょうか。
>わたしがやはり、甘いのでしょうか・・。
>このことが原因で、この前も離婚しそうになってしまいました。
>
子供の成長とともに、新たな問題も生まれますが、その子なりに少しずつは成長すると私は、毎日実感しています。
『できない事』がずっと続かないように、対応を変える事で、『できること』は増えると思っています。
我が家も、つい2ヶ月ほど前に、これが最後ともう5度目くらいの離婚届を間に置いて、主人と話し合いましたが、少し考えが変わってきたのがわかりました。
離婚はそのご家庭の事ですから、必要以上のことは書きたくありませんが、まだ、アスペとそっくりだと仰ったご主人が、本当に理解者になった時に、子供の困り感に対して、本当のそして、力強い味方になると私は思いますが、いかがでしょうか?
>ちなみに、夫もアスペだと思われます。最近、子供用に置いてある書籍を読んで、自分の小さい頃そっくりだと言ってました。アスペの夫にはサラリーマンはつらいと思います。たまたま義母が整理好きだったり諺辞典を与えたり、偶然過去の環境が彼に合っていたのが幸いしていたのだと思いますが、今の職場は自分の得意なことが活かせなかったり、仕事がやりがいがなかったりでつまらないらしく、会社に行きたがらないのです。
>不眠気味だし、鬱にならないか心配です。
勝手な言葉ばかり書いてしまいましたが・・・すみません。
|
|