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文章を読んでいて、痛々しい感じがしてきます。
指導の方法の問題とか、支援の限界があるかないかの問題ではなく、もっと根本的な部分で問題があるように思われます。
つまり、先生との信頼関係が成立していないということです。信頼関係が成立していないということは、教育は、成り立たないと思います。
当然、それは、指導する先生の責任が問われると思います。
軽度の自閉性障害を持つ子に対して、あるこだわりをなくそうとして、その行動が表れた時に、ひどくしかる先生を目にしたことがあります。当然、そのような指導をされた子は、不安定になり、次第に不適応症状が出てきました。こういうケース、けっこう、あるんです。
通常学級へいけば「こだわり」「同一性固執」といった自閉性障害の基本が理解されていないことが原因により、もっと、このようなケースが表れる頻度が高くなっていきます。
自閉症の指導の基本的な「HOW TO」を知識として持たない先生も数多くいるというのが特殊学級、養護学校の現実です。
やはり、このようなケースは先生と、じっくりと懇談をすることがが必要だと思われます。
先生との信頼関係が成立していない状態では、今後よい方向に行くことはあまり期待できないと思います。
文章から推察すると、状況が、かなり深刻のような気がします。一刻も早く、先生と「自閉症児の指導法の基礎について」懇談し、理解してもらう必要があるように思います。
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