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▼ジョンさん:
こんにちわ。nobody knowsです。
ジョンさんの書いたガイドライン及び更新制度、これにさらに学校教育法施行規則の一部改正を含めて、教員の側からちょいと書かせていただこうかと…(*^_^*)
正直に申しまして、学校の特別支援教育や発達障害に対する理解は、まったく進んでいないというのが印象です。
※ただし、全ての学校というのは語弊がありますので、私の勤めている都や区、さらに行政的にという意味で。
19年度からの特別支援教育の開始なのに…と行政のスローペースぶりにはがっかりしてしまいます。
年度当初は大上段ふりかぶって「専門家委員会に」「巡回相談も」「研究協議会も」と言っていたのが、その開始もどんどん先送りに…。
原因は、予算です。基本的に国や都からの予算措置はゼロですので、一度始めたものは区市町村で責任持たなければならないからです。
まあ、これはこれで台所事情を知っているので仕方がないのですが…。
また先生方の苦しみも大変です。
講師としてここ最近、発達障害について話す機会が増えているのですが、全て基本からお話ししています。臨床的な話ですので、とても興味深く聞いてくれますが、講義の終わったあとの先生たちの質問は切実です。全体の場では言えないので、その後に何十分も話を聞いてあげることになるのです。
さらに、
学力向上や時数確保、資質向上に教育問題、なんで「特別支援教育」までも…という意識はベテランを中心に根強くあります。
「発達障害のお子さんに適切な支援を教室ですることは、全員が分かる・指示が通る学級作りになるのです」
と日頃、力説しているのですが、それ以上に疲労感と負担感が大きいようです。
そんな中、元スレの先生のような、
個別指導計画を立てたり
心理と連携したり
は制度的には進んでいる方だとは思います。
ただし、この先生、やや力入れすぎ…って感じがしますが。
中学へのカウントダウンが始まるとしばしば、「帳尻合わせ」で無理する先生は多いです。
最後に、更新制度についてひとこと。
確かに、問題教師=「M」(学校内のスラング)は多いです。仕事柄、通常学級の授業参観をすることが多いのですが、見ていて、
「?」
ということがよくあります。
でも、単純に更新するといっても、それが研修の回数とか、管理職受けがいいか悪いかとかが指標になるのだったら、教師はたぶんつぶれていきますね。
本当にいい教師は「縁の下の力持ち」です。そんなに目立ちませんよ。目立つのは上昇志向だけやたら強い者たちだけです。
研修だって、今の新規採用の研修は私たちの10倍はあります。一年でも終わりませんし、内容だって、聞いてたら笑ってしまうようなことをするのですから。
※セクハラの研修とか。
半分、愚痴になってしまいました。
ただ、学校の問題は子どもの変質であり、、家庭や社会の変質の影響がある、ということは知っておいていただきたくて…。
失礼しました。m(_ _)m
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