アスペルガーの館の掲示板

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[#13168] 支援の限界なのでしょうか? yume☆ 06/7/17(月) 23:05 [未読]

[#13350] Re:教員免許更新制度 ジョン 06/7/27(木) 0:24 [未読]
[#13423] 話が少しずれますが… nonbody knows 06/7/30(日) 17:53 [未読]
[#13427] Re:話が少しずれますが… ジョン 06/7/30(日) 19:24 [未読]
[#13438] Re:教員免許更新制度 じゅんこ 06/7/31(月) 10:39 [未読]
[#13461] 熱血先生 aikidonotatujin 06/7/31(月) 20:51 [未読]
[#13466] Re:熱血先生 じゅんこ 06/8/1(火) 0:11 [未読]
[#13464] Re:教員免許更新制度 ジョン 06/7/31(月) 21:37 [未読]

[#13350] Re:教員免許更新制度
 ジョン メールホームページ  - 06/7/27(木) 0:24 -

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   ▼じゅんこさん:
> 横レスですが、いままでのみなさんのやりとりを読ませて頂きながら、たまらず書き込みさせていただくことにしました。
> 
> 先生は頑張って、頑張って、頑張りすぎているのですね。
>先生を非難することはかんたんですが、それが先生を追いつめることになり、結果お子さんが、もっと辛い思いをすることになってしまうという八方ふさがりです。
> 
> お子さんが、一番楽になることは、焦りからきている先生の頑なさや、がちがちになっているその肩の力をちょっと抜いてもらうことなんですよね。お子さんのことを真剣に考えてくださり、お子さんの方も初めて信頼感を感じた先生だということですから、先生自身、だれよりもお子さんのことを理解しているんだという自負、プライドがむくむくと沸いてきたのでしょう。なんとか、私の力量でこの子を成長させたい、自分の思いどおりに発達させたい!と・・・。
>
> きっと、やるべきことも、やらなければいけないことも先生はご自分の中に持っておられると思います。対立してやりこめるのではなく、「あ〜そうだった!!」と自分を外からもう一度見直すことができるようなアプローチを親のYUMEさんではないだれかが、してくれるといいのですが・・・。本当に難しいですね〜。
>
> なにもアドバイスができなくてくやしいですが、学校でのお子さんが、「そのままでいいんだよ!」という肯定感に包まれて、一日をすごすことができますようにお祈りしています。

はじめまして、ジョンと申します。
確かに「熱血先生」は歓迎します。ただ、教職という職業は失敗が
許されない職業なのです。私は研究者ですが、毎日が失敗の連続です。
世の中には、失敗の許される職業と許されない職業があります。
例えば、行政です。これは、国民の生活に直接の影響がありますから
失敗の許されない職業なのです。教職は「先生」と呼ばれる職業ですから
失敗は許されないでしょう。
教員がしなければならないことは、「適切な指導は如何にあるべきか」を
考えることだと思います。「熱心だからいい」という免罪符はありません。
文部科学省は、教員の免許更新制度を導入しました。かなり昔から
検討されてきた制度です。教職に不適な先生は教師にしない制度です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060711-00000128-kyodo-soci
私は娘たちの小学校に10年お世話になって来ました。
その間、学級運営が上手な先生、分かっていない先生、いろいろな
先生にお会いしました。先生は頑張るために指導をするのでもなく、
自分がやらなければならないと感じていることをやるために
指導するのでもなく、その子に適切なことをするために指導するのだと
思っています。それが分からないから、yumeさんの学校のようなことが
起きると思っています。

じゅんこさんがまさにおっしゃっている、
> 学校でのお子さんが、「そのままでいいんだよ!」という肯定感に包まれて、一日をすごすことができる
ことが教師の仕事だと思っています。

私の長女は小学校でいじめに合いました。私は匿名で、何度も
教育委員会へ行きました。その長女が教員をめざしています。
まさか、生徒を理解しない教員にはならないだろうとは思っていますが。

じゅんこさんがおっしゃっている「肯定感」に同じ意見です。

[#13423] 話が少しずれますが…
 nonbody knows  - 06/7/30(日) 17:53 -

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   ▼ジョンさん:
こんにちわ。nobody knowsです。
ジョンさんの書いたガイドライン及び更新制度、これにさらに学校教育法施行規則の一部改正を含めて、教員の側からちょいと書かせていただこうかと…(*^_^*)

正直に申しまして、学校の特別支援教育や発達障害に対する理解は、まったく進んでいないというのが印象です。
※ただし、全ての学校というのは語弊がありますので、私の勤めている都や区、さらに行政的にという意味で。
19年度からの特別支援教育の開始なのに…と行政のスローペースぶりにはがっかりしてしまいます。
年度当初は大上段ふりかぶって「専門家委員会に」「巡回相談も」「研究協議会も」と言っていたのが、その開始もどんどん先送りに…。
原因は、予算です。基本的に国や都からの予算措置はゼロですので、一度始めたものは区市町村で責任持たなければならないからです。
まあ、これはこれで台所事情を知っているので仕方がないのですが…。

また先生方の苦しみも大変です。
講師としてここ最近、発達障害について話す機会が増えているのですが、全て基本からお話ししています。臨床的な話ですので、とても興味深く聞いてくれますが、講義の終わったあとの先生たちの質問は切実です。全体の場では言えないので、その後に何十分も話を聞いてあげることになるのです。
さらに、
学力向上や時数確保、資質向上に教育問題、なんで「特別支援教育」までも…という意識はベテランを中心に根強くあります。
「発達障害のお子さんに適切な支援を教室ですることは、全員が分かる・指示が通る学級作りになるのです」
と日頃、力説しているのですが、それ以上に疲労感と負担感が大きいようです。

そんな中、元スレの先生のような、
個別指導計画を立てたり
心理と連携したり
は制度的には進んでいる方だとは思います。
ただし、この先生、やや力入れすぎ…って感じがしますが。
中学へのカウントダウンが始まるとしばしば、「帳尻合わせ」で無理する先生は多いです。

最後に、更新制度についてひとこと。
確かに、問題教師=「M」(学校内のスラング)は多いです。仕事柄、通常学級の授業参観をすることが多いのですが、見ていて、
「?」
ということがよくあります。
でも、単純に更新するといっても、それが研修の回数とか、管理職受けがいいか悪いかとかが指標になるのだったら、教師はたぶんつぶれていきますね。
本当にいい教師は「縁の下の力持ち」です。そんなに目立ちませんよ。目立つのは上昇志向だけやたら強い者たちだけです。
研修だって、今の新規採用の研修は私たちの10倍はあります。一年でも終わりませんし、内容だって、聞いてたら笑ってしまうようなことをするのですから。
※セクハラの研修とか。

半分、愚痴になってしまいました。
ただ、学校の問題は子どもの変質であり、、家庭や社会の変質の影響がある、ということは知っておいていただきたくて…。
失礼しました。m(_ _)m

[#13427] Re:話が少しずれますが…
 ジョン メールホームページ  - 06/7/30(日) 19:24 -

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   ▼nonbody knowsさん:
>▼ジョンさん:
>こんにちわ。nobody knowsです。
>ジョンさんの書いたガイドライン及び更新制度、これにさらに学校教育法施行規則の一部改正を含めて、教員の側からちょいと書かせていただこうかと…(*^_^*)

お久しぶりです。お元気ですか。
よく分かっています。
おそらく、発達障害児童の教育に不十分だからと言って、教員免許が
剥奪される先生はほとんどいないと思っています。

現在の法改正はおそらくもっとひどい先生が対象で、不祥事を起こした
先生がまず、免許更新できなくなると思っています。

というのは、政府=役所というところは、国民感情に従って法を改正する
ところですから、国民が「わいせつ行為があっても教師でいいのか」などの
声があって、今回法改正があったと思っています。

むしろ、yumeさんのお子さんの先生は熱心過ぎて困っている訳ですから、
免許剥奪の対象にはならないと思っています。
ただ、注意しなければならないのは、熱心過ぎることによって、児童が
追い詰められ、不測の事態になる恐れがある、ということです。
これはまさに教育委員会にとっては、不祥事ですから、放置できないと
思います。

そんなことにならないようにここで議論しているので、全体を通読の上、
また、ご専門の立場からご意見をいただければ、ありがたいと
思っています。先生の側の意見はここでは貴重だと思っています。

国は発達障害者支援センターを設置する際に予算を措置しています。
ネットで調べれば分かります。
しかし、お話しですと、学校現場へは下りて来ていないようですね。
ここは、政府の片手落ちのところだと思います。

私の育ての母は小学校教師でした。教師の辛さは知っているつもりです。
長女は教員になりたくて進学しました。高校教員を目指しているので、
小学校ほどではないと思いますが、結構辛いと思います。
特に小学校の先生は、教育委員会から指示が飛び、かつ、父兄から
クレームが出て、板ばさみで辛いと思います。

ただ、今回のケースはやはりひどいと思っています。

また、ご意見をお寄せくださいますようお願いします。
 

[#13438] Re:教員免許更新制度
 じゅんこ  - 06/7/31(月) 10:39 -

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   ▼ジョンさん:

>確かに「熱血先生」は歓迎します。ただ、教職という職業は失敗が
>許されない職業なのです。

この熱血さが、時と場合によって子どもたちに強い不信感を抱かせてしまう現実が本当にありますね。これは、けっしてASの方だけでなく、普通と言われる子どもたちでも同じです。先生であるというだけで、なんだかとても人間的に格が違うように思い違いをしている先生を、見かけると、その方こそ人との関係を作るという力が十分備わっていないのではないかと思わせられます。
私は、失敗が許されない教育という現場にいるということを、肝に銘じながらも、心を通わせ合うという点については、さまざまな失敗を経験することで、その失敗の経験から多くのことを学んでいく存在が教育者ではないかと考えています。
 このサイトにであって、私自身もASを持っておられる方々の思いを知り、私が出会ったお子さんもきっとこんな風に感じ、生きにくさに悩んでいたんだなぁ〜ということを学ばせていただいています。
 yumeさんもかいておられましたが、教師は「自分のやり方が間違っていた」ことをみとめることができない方が多いようです。先生もまさに自分自身を否定されてしまうことに傷つくわけですから。だからこそ、こうした匿名の場で、当事者の本当の思いに触れてほしい・・、自分が先生という立場(私も含めて)の方は、自分がいま向かい合っているお子さんとご自分との関係を洗い直してもらいたい・・・。ジョンさんが、教育の現場にいる方たちに訴えたいこともこのことなんじゃないかな?と思いました。

[#13461] 熱血先生
 aikidonotatujin  - 06/7/31(月) 20:51 -

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    先生が熱血であることと、先生の指導力とはあまり相関関係はありません。もっと別の価値観が教師にとっては、大切のような気がします。

 また今の学校制度そのものも問われるべきだと思います。

 言葉による体罰、体罰までいかない懲罰等、子どもを自分の思い通りに動かそうとして、これらの手段をとる先生は多くなってきています。私が一番腹だたしいのは、不正な手段を用いて、保護者、校長、教育委員会から高く評価されている先生たちです。なぜ「不正」を見抜けないの???

 もちろん、本当にすばらしい先生もいますが・・・・・。要は、「人間性」に尽きてしまう・・・・・。先生の技術、手法にはあまり関係がないように思います。

[#13464] Re:教員免許更新制度
 ジョン メールホームページ  - 06/7/31(月) 21:37 -

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   ▼じゅんこさん:
>▼ジョンさん:
>
>>確かに「熱血先生」は歓迎します。ただ、教職という職業は失敗が
>>許されない職業なのです。
>
>私は、失敗が許されない教育という現場にいるということを、肝に銘じながらも、心を通わせ合うという点については、さまざまな失敗を経験することで、その失敗の経験から多くのことを学んでいく存在が教育者ではないかと考えています。
> yumeさんもかいておられましたが、教師は「自分のやり方が間違っていた」ことをみとめることができない方が多いようです。先生もまさに自分自身を否定されてしまうことに傷つくわけですから。だからこそ、こうした匿名の場で、当事者の本当の思いに触れてほしい・・、自分が先生という立場(私も含めて)の方は、自分がいま向かい合っているお子さんとご自分との関係を洗い直してもらいたい・・・。

ジョンです。私の長女は現在、教員を目指して進学しています。
長女にはじゅんこさんのような教師になってもらいたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

[#13466] Re:熱血先生
 じゅんこ  - 06/8/1(火) 0:11 -

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   ▼aikidonotatujinさん 
 ジョンさん

 ありがとうございます。教育者とかいてしまいましたが、学校の教師ではなく幼稚園でした。まぎらわしい言い方をしてしまってごめんなさい。
 言葉による体罰は、本当に許せませんね。完全なモラル・ハラスメントだとおもいます。賞罰、比較、皮肉など、あらゆる手段を用いて子どもを痛めつけます。子どもが「変だ」と思うことが間違っているのかもしれないという心境になるくらい、その子どもを支配してしまう手腕にたけた先生をみると、ぞっとします。そういう人に限って、学校からの評価が高く、同時に子どもから絶対的な信頼を得ていると誤解しているんです。私も子どもを通して、いろんな先生との出会いがありましたが、どうしても解り合えない方が何人かいらっしゃいました。(ほとんどの先生はきちんと向き合ってくださいましたが)闘っても、こちらの言葉が理解できないので、無駄です。その毒牙から子どもを引き離す・・つまり、先生のほうが間違っているんだということをしっかり子どもに伝えて、先生と自分の距離をとれるようにしてあげるだけが精一杯。結果的に子どもの方がその先生を受け入れ、フォローしてたりして・・。
 ジョンさんのお嬢さんの学びが充実したものとなりますように。実はわたしの長女もこの春から教育学部の一年生で教育臨床を学んでいるんですよ。これからもどうぞよろしくお願いします。

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