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▼Chiquititaさん:
>「成果主義」「結果第一主義」の弊害でしょうかね…(;_;)
>アメリカみたいに、古くから実力主義の社会ならいざ知らず、年功序列の社会に成果主義を持ち込んでも、矛盾が起きることは目に見えています。
>私は成果主義を否定しませんが、成果主義の犠牲者を救済する手段が確立されないまま成果主義だけが独り歩きしている現状では、韓国と同様に鬱病が「国民病」になるのは避けられないでしょう。
>年間の自殺者数が3万人超というのは尋常ではありません。
>まずは成果主義のマイナス面にも目を向ける必要性があるでしょう。
成果主義についてはある意味難しいところがありますね。特定分野に突出して秀でた人であれば、他の部分、対人関係処理能力とかで多少問題があっても補える部分があるかと思いますし、そうした人にとっては成果主義はむしろ有利に働くのではないかと考えます。しかしそのケースはレアですよね。これまでの日本社会でも発達障害のような中途半端な立場は生存困難な状況を強いられてきましたが、ここ数年は全般に平均的能力のある人でも、家庭を持ったりというような今まで普通とされてきたことが難しい状況にあるといえます。障害が多少なりともあれば推して知るべしで、ネット上を見ていても弱者への容赦ないバッシングが氾濫してるようです。とくに不況が深刻化しだしてからこの空気が目立ち始めたことは注意すべきだと思われます。社会的許容度と経済的余裕は密接な関係をもつと言えるからです。受け皿にしても、かつては中小企業なり個人商店なりバリエーションがあったわけですが、そうしたものの壊滅はさらに事態を深刻化しているとも考えられます。はじき出された人が行くところがないというような社会では自殺がこれだけ多くても当然で、その背後に膨大にいる自殺予備軍を考えると暗澹としてきます。
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