アスペルガーの館の掲示板

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[#13924] 教えるとき、叱るとき みたらし 06/8/29(火) 23:30 [未読]

[#13997] Re:教えるとき、叱るとき みたらし 06/9/1(金) 9:52 [未読]
[#14010] Re:教えるとき、叱るとき じゅんこ 06/9/1(金) 21:17 [未読]
[#14013] Re:じゅんこさん チェリー 06/9/1(金) 22:27 [未読]
[#14025] Re:じゅんこさん じゅんこ 06/9/2(土) 12:20 [未読]
[#14039] Re:じゅんこさん チェリー 06/9/3(日) 16:37 [未読]
[#14012] Re:みたらしさん チェリー 06/9/1(金) 22:10 [未読]
[#14019] Re:Re:みたらしさん れいん 06/9/2(土) 1:01 [未読]
[#14023] Re:Re:れいんさん チェリー 06/9/2(土) 9:49 [未読]

[#13997] Re:教えるとき、叱るとき
 みたらし  - 06/9/1(金) 9:52 -

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   チェリーさん はじめまして。

>他のお子さんと比べてはいけないことも百も承知なのですが、言っていることが唐突だったり、超マイペースで、やりたいと思ったことがあると譲らない、人の気持ちを考えない、何度同じ事を約束しても破る(本当に忘れるみたいです)ことを繰り返されると、ほとほと嫌になり、「あなたみたいな子は見たことがない」「どうしてそんな事をするの!」「何度言えばわかるの!」と忍耐できず怒ってしまいます。


わかります、かわります。
「何度言えばわかるの!」と私も何度も思いました。
でも、主治医に言わせると家の子どものような発達障害の子は、何度も
言わないとわからないけど、そしてすぐには出来ないかもしれないけど
いつか必ず出来るときがくる・・・とそういわれました。
本当に悪気なく忘れたりするそうです。
本人はわざとやっているのではない・・・私は診断されてからこの部分だけは
理解できるようになりました。
それでもまだ叱ってしまうことがあるんですけど・・・

>教えても何度も同じ事を繰り返す時、どうしたら忍耐をもって、又同じようにやさしく冷静に教えてあげる事ができるのでしょうか。
>叱らない心の切り替えというか、コツというか、何か秘訣があったら教えてください!
>

本当にそうですよね。
でも、私はこのスレをたてて皆さんに教えていただいたことはすべて
やってみようと思いました。
長続きしないかもしれないけど、でも、やってみて長続きできる方法が
ひとつでもあればまた違った対応ができるときもあるのでは・・・と
思いました。
子育てっていろいろ大変ですよね。
でも、ここで頑張っていらっしゃる方から教えていただいて
私も何度も勇気や元気をいただきました。

[#14010] Re:教えるとき、叱るとき
 じゅんこ  - 06/9/1(金) 21:17 -

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   チェリーさん はじめまして!
みたらしさんこんにちは!

 私は4人の子どもの母親です。「しつけ」は「おしつけ」ということを4人の子どもとの生活の中で、実体験させられ、子ども自身が自分で自分のことを決めて成長していくことを、支える存在としての親の役割を日々模索している者です。
 叱ることは基本的に必要ないと思っています。叱られるという経験をとおして、子どもが親や大人の言うことを聞くようになるというのは、「しつけ」がうまくいっているのではなく、子どもが大人の権力の行使(支配)に屈したということで、子どもの考える力はけっして育っていないと思わされるのです。
 けれど、親である自分の不完全さや自分のエゴによって、私自身ががまんしきれずに感情的に怒ってしまうものだと、私は考えています。冷静に叱るなんていうことは、大人の屁理屈だと思います。人の心を動かすのは、「ほんとうのきもち」だけです。そして、私たち大人がその本当の気持ちを素直に伝える努力をすることが大切だと思わされています。命令や禁止や叱責という相手を否定する表現は定型の者でもなかなか素直に受け入れることができないものです。それよりも「私はこう思う」というかたちでそっと自分の気持ちを相手の前においてみる、二人でそのことを考えてみる・・。そんな思いでむかいあってみると、頑なだった相手の気持ちがほわっと柔らかくなります。「どうしてそんなことをするの?」と責める前に「そうしたいと思ったあなたの気持ちを知りたいな。」と聞いてみることで、我が家では意味のない感情のすれ違いを回避できるようになりました。試してみてください。

 大学生から小学生の我が家の子どもたちは、学校であったことをいろいろ報告(嬉しいことも困ったことも)してくれるので、食卓はとてもにぎやかです。
 自分の思いを自分の言葉にすることで、自分が考えていることを外から見つめることができるのです。お互い(親も子も)にわがままがむきだしになって、衝突することが多い毎日ですが、理解しあうためには大切なトラブルだと思うので、「声をあらげても、涙になってもいいから思いを聞かせて」と子どもにぶつかっていきます。最後には笑顔で「ごめんね」と言いあえるまで・・。

 えらそうに書いてしまいました。あくまでも我が家の場合です。参考になるとうれしいですが・・。

[#14012] Re:みたらしさん
 チェリー  - 06/9/1(金) 22:10 -

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   みたらしさん

お返事ありがとうございます。
私のような者に、共感していただけて嬉しかったです。
ここでの皆さんの体験談やアドバイスは本当に参考になります。

みたらしさんのように謙虚に私も皆さんが実践されていることを、取り入れて行きたいと思います。
努力無しに一日に成るわけではないですものね。

>でも、主治医に言わせると家の子どものような発達障害の子は、何度も
>言わないとわからないけど、そしてすぐには出来ないかもしれないけど
>いつか必ず出来るときがくる・・・とそういわれました。
>本当に悪気なく忘れたりするそうです。

そうですか。いつか必ず出来るときがくるのですね。
あきらめずに忍耐し、教え続けるということなのですね。

もうひとつ、教えていただいてもいいですか?
いつか出来るというのは、言われた事を忘れないで覚えていられるようになる時がくるということなのでしょうか?

何度も言われている約束を忘れるという例をひとつとってお話します。
例えば、時間を守るとか、行き先を勝手に変更しないというような何度も何度も言われている約束です。

時間を過ぎても帰宅しないというような事を、わが子とお友達がしたとします。
ここで、もう一人のお友達と決定的に違うのは、娘は、「約束(時間)を守らなかった、お母さんが心配しているかも…」という事は全く念頭にありません。私の顔を見てもケロっとしています。つまり約束を破ったという自覚もないのです。

お友達の方は、時間を守っていないと知りつつ、楽しさにつられつい遊んでしまったのです。内心では、「お母さんが心配してるかも、怒ってるかも」と思いながら、約束を破ってしまったことを自覚しています。

やっていることは同じですが、罪悪感があるなしで全く対応が違ってくると思うのです。
つまり、後者の場合、危ない事があるからこういう約束は大切なんだということや親が心配する気持ちがわかるので、きちんと分別がつくようにれば出来るようになると期待できると思うのです。(自分はこちらのタイプの人間です。)

そこが決定的に違うので、教えたり、諭したり、怒ったりしても、本当に伝わっているのだろうかと無力感に陥るわけです。
他に良い例えが思い浮かばなかったのですが、多くの事において同様の事が起こります(もっと単純で簡単なことなどでも)。
悪気がないのはわかっているのですが、かえってそれが心配です。
罪悪感がない子供にもいつかはわかる時がくると希望を持ってよいのでしょうか。

[#14013] Re:じゅんこさん
 チェリー  - 06/9/1(金) 22:27 -

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   じゅんこさん

はじめまして。
お返事ありがとうございます。

> 叱ることは基本的に必要ないと思っています。叱られるという経験をとおして、子どもが親や大人の言うことを聞くようになるというのは、「しつけ」がうまくいっているのではなく、子どもが大人の権力の行使(支配)に屈したということで、子どもの考える力はけっして育っていないと思わされるのです。

おっしゃるとおりだと思います。長谷川先生の本にも「しつけ」について、じゅんこさんと同様の事が書かれてあり、本当にそうだと思っています。
自分の子供への接し方を日々反省するばかりです。

>「どうしてそんなことをするの?」と責める前に「そうしたいと思ったあなたの気持ちを知りたいな。」と聞いてみることで、我が家では意味のない感情のすれ違いを回避できるようになりました。試してみてください。

落ち着いて、優しい言葉で語りかけられるようになるために、心がけている事はおありですか?
頭ではわかっていても、なかなか実行するのが難しいと感じています。

今後も子育ての先輩としてアドバイスをお願いします。

[#14019] Re:Re:みたらしさん
 れいん  - 06/9/2(土) 1:01 -

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   ▼チェリーさん:

横からすみません。六歳ASの息子を持つママです。

>>でも、主治医に言わせると家の子どものような発達障害の子は、何度も
>>言わないとわからないけど、そしてすぐには出来ないかもしれないけど
>>いつか必ず出来るときがくる・・・とそういわれました。
>>本当に悪気なく忘れたりするそうです。
>
>そうですか。いつか必ず出来るときがくるのですね。
>あきらめずに忍耐し、教え続けるということなのですね。

本当にそう思いますよ。うちはまだチビちゃんですが、よく考えてみると出来るようになったこと沢山有ります。いつもは出来ない事にばかり目が行き 少し出来るようになったことは分からないんですよね。

以前聞きに行った発達障害についての講演で、この障害は「発達する障害」と言う表現をされていました。障害は治る事はないのだけど、ずっと今のままではない、人よりはゆっくりだけど少しずつ成長していくと言う事でした。


>罪悪感がない子供にもいつかはわかる時がくると希望を持ってよいのでしょうか。

希望を持っていいですよ!っていうか持ってください。(これは自分へも言い聞かせているのですが。)

知り合いに、いつも帰宅時間を守らずに約束しては約束をやぶりを繰り返し、ずっと叱られたり家に入れて貰えなかったり罰としてゲームを取り上げられたりしている小学生の子供さんがいました。

ですが、その子供さんが約束を守ったり、自分が帰らない事で親ががどう思っているか、時間だからもう帰らないといけないと言う抑制する気持ちを、自分からは気付く事が出来ない苦手だと言う事が分かってからは、「本人に言われた事を忘れささない」のではなく「言われた事を気付かせる」様に手立てを考えました。

まずは行く前に落ち着いて帰りの時間を言う。そしてアラームつきの腕時計をさして音が鳴ったら帰るように言う。アラームは数回鳴らすようにする。子供が嫌がらないときは手に目立たないように「アラームが鳴ったら帰る」と書く。

上記の事をして、すぐには直ったわけではないのですが、今高学年になり殆んど帰れるようになっています。

みんなが同じようになるかは分からないけど、なんだか希望が持てませんか? どうしても出来ない事は今は仕方ないと思って、手立てを考えたり手助けしてあげることで、お互いグッと楽になるかも知れませんね。

もし、もうすでにされていたらお役に立たないレスで済みませんでした。

あとペアレントトレーニングは効果があるかも知れませんので調べてみて下さい。
誉める事が主体になっていて、うちはこれで少しずつですが良い行動が出ています。

[#14023] Re:Re:れいんさん
 チェリー  - 06/9/2(土) 9:49 -

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   れいんさん、

>横からすみません。六歳ASの息子を持つママです。

横からなんて、とんでもないです。
はじめまして、よろしくお願いします!
そして、目から鱗!のアドバイスありがとうございます。

>以前聞きに行った発達障害についての講演で、この障害は「発達する障害」と言う表現をされていました。障害は治る事はないのだけど、ずっと今のままではない、人よりはゆっくりだけど少しずつ成長していくと言う事でした。

そうですよね。子供が日々心身ともに大きく成長しているのはよくわかます。
良い面をみて、認めてあげなくてはですよね。
私の方こそ、もっと感情面で成長しなければならないなぁと感じます。


>ですが、その子供さんが約束を守ったり、自分が帰らない事で親ががどう思っているか、時間だからもう帰らないといけないと言う抑制する気持ちを、自分からは気付く事が出来ない苦手だと言う事が分かってからは、「本人に言われた事を忘れささない」のではなく「言われた事を気付かせる」様に手立てを考えました。
>
>まずは行く前に落ち着いて帰りの時間を言う。そしてアラームつきの腕時計をさして音が鳴ったら帰るように言う。アラームは数回鳴らすようにする。子供が嫌がらないときは手に目立たないように「アラームが鳴ったら帰る」と書く。

他にも同じような方がいらっしゃるのですね。
「忘れささない」ではなく、「気づかせる」ということはやっていませんでした。
本当に目から鱗です。まさにこういう発想の展開が必要だということに気づかされました。
実は、4時半と5時には、近隣でチャイムが鳴るので外で遊んでいても時間はわかっているはずなのです。(普通の子はそれを合図に「あ、時間だ」とすぐに気づくようすです。)
でも、アラーム付の腕時計をつけるということで、自分の事として受け止められるようになるかもしれません。
試してみます。

>あとペアレントトレーニングは効果があるかも知れませんので調べてみて下さい。
>誉める事が主体になっていて、うちはこれで少しずつですが良い行動が出ています。

さっそく調べてみます。本当にトレーニングが必要なのは自分とつくづく感じます。
本当に色々ありがとうございました。

こちらで、皆さんから、親切なお声がけをしていただいて、嬉しかったです。

[#14025] Re:じゅんこさん
 じゅんこ  - 06/9/2(土) 12:20 -

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   チェリーさん

>落ち着いて、優しい言葉で語りかけられるようになるために、心がけている事はおありですか?
>頭ではわかっていても、なかなか実行するのが難しいと感じています。
 
 心がけていることを考えてみました。自分が自分自身をコントロールできない心の弱い存在だってことを、子どもをはじめ家族にさらしてしまうことかな〜?
 ペアレントトレーニングという言葉がよく書き込まれているようですが、私も「親業訓練」という講座を受講して、いろいろ学びました。

 いつも優しく、怒らない人間でいるなんて絶対無理!怒りの感情を持つことがとても自然なことだという人間理解に立って、自分が感じる怒りを直接的に子どもを否定したり、非難したりしてやりこめてしまうのではなく、素直な思いを「相手を傷つけない言葉」に変換して表出し、子どもと同じ高さで考えあっていくという考え方です。自分を自分でトレーニングしていくというわけです。努力かなわず怒ってしまうことも当然あり!!その時は素直に「頭ごなしに怒ってしまってごめん」と子どもにあやまります。「あなたのためを思っているからこそこんなに真剣に怒っているのよ。」といういいわけは我が家では通じません。
 親も子も、夫婦間でも互いに思ったことを、つたなくてもいいから言葉にして出し合うので、家庭という場所が緊張を強いられない、失敗やへまをしても大丈夫な場所へと変化してきたように思います。
 
>今後も子育ての先輩としてアドバイスをお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。みなさんのレスを読ませて頂きながら、悩みながら一日を一生懸命お子さんとむかいあっておられる様子に、こちらが励まされています。この掲示板が、肩の荷物をちょっと下ろせる場所になって、よし!明日も!!という気持ちを共有させてもらっています。

[#14039] Re:じゅんこさん
 チェリー  - 06/9/3(日) 16:37 -

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   じゅんこさん、

詳しく教えていただいてありがとうございます。

> いつも優しく、怒らない人間でいるなんて絶対無理!怒りの感情を持つことがとても自然なことだという人間理解に立って、自分が感じる怒りを直接的に子どもを否定したり、非難したりしてやりこめてしまうのではなく、素直な思いを「相手を傷つけない言葉」に変換して表出し、子どもと同じ高さで考えあっていくという考え方です。

確かに怒りの感情を抑えていると、ある日火山のように爆発してしまいそうです。人によっては、逆に鬱になりそうですよね。
そういうことではない、って理解できました。
あとは、私が、つい責める口調になってしまうところを、自分で変えるトレーニングが必要だと感じます。

> その時は素直に「頭ごなしに怒ってしまってごめん」と子どもにあやまります。「あなたのためを思っているからこそこんなに真剣に怒っているのよ。」といういいわけは我が家では通じません。

私は、これを言ってしまいます。「さっきは、怒ってごめんね。でも、…。」と。
なるほど、言い訳にしか過ぎないわけですねよね。無意識に自分が怒ってしまった事を正当化しようという心理だと気づかされました。

ペアレントトレーニングについては、ネットでも色々調べて見ました。
近くではなかなか参加できるものは、見つかりませんでしたが、ネットの情報を読んでみました。
これは、障害があるなしにかかわらず、多くの母親が必要としていることではないでしょうか。とりあえず、本を読んでみようと思います。

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