アスペルガーの館の掲示板

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[#13924] 教えるとき、叱るとき みたらし 06/8/29(火) 23:30 [未読]

[#14010] Re:教えるとき、叱るとき じゅんこ 06/9/1(金) 21:17 [未読]
[#14013] Re:じゅんこさん チェリー 06/9/1(金) 22:27 [未読]
[#14025] Re:じゅんこさん じゅんこ 06/9/2(土) 12:20 [未読]
[#14039] Re:じゅんこさん チェリー 06/9/3(日) 16:37 [未読]

[#14010] Re:教えるとき、叱るとき
 じゅんこ  - 06/9/1(金) 21:17 -

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   チェリーさん はじめまして!
みたらしさんこんにちは!

 私は4人の子どもの母親です。「しつけ」は「おしつけ」ということを4人の子どもとの生活の中で、実体験させられ、子ども自身が自分で自分のことを決めて成長していくことを、支える存在としての親の役割を日々模索している者です。
 叱ることは基本的に必要ないと思っています。叱られるという経験をとおして、子どもが親や大人の言うことを聞くようになるというのは、「しつけ」がうまくいっているのではなく、子どもが大人の権力の行使(支配)に屈したということで、子どもの考える力はけっして育っていないと思わされるのです。
 けれど、親である自分の不完全さや自分のエゴによって、私自身ががまんしきれずに感情的に怒ってしまうものだと、私は考えています。冷静に叱るなんていうことは、大人の屁理屈だと思います。人の心を動かすのは、「ほんとうのきもち」だけです。そして、私たち大人がその本当の気持ちを素直に伝える努力をすることが大切だと思わされています。命令や禁止や叱責という相手を否定する表現は定型の者でもなかなか素直に受け入れることができないものです。それよりも「私はこう思う」というかたちでそっと自分の気持ちを相手の前においてみる、二人でそのことを考えてみる・・。そんな思いでむかいあってみると、頑なだった相手の気持ちがほわっと柔らかくなります。「どうしてそんなことをするの?」と責める前に「そうしたいと思ったあなたの気持ちを知りたいな。」と聞いてみることで、我が家では意味のない感情のすれ違いを回避できるようになりました。試してみてください。

 大学生から小学生の我が家の子どもたちは、学校であったことをいろいろ報告(嬉しいことも困ったことも)してくれるので、食卓はとてもにぎやかです。
 自分の思いを自分の言葉にすることで、自分が考えていることを外から見つめることができるのです。お互い(親も子も)にわがままがむきだしになって、衝突することが多い毎日ですが、理解しあうためには大切なトラブルだと思うので、「声をあらげても、涙になってもいいから思いを聞かせて」と子どもにぶつかっていきます。最後には笑顔で「ごめんね」と言いあえるまで・・。

 えらそうに書いてしまいました。あくまでも我が家の場合です。参考になるとうれしいですが・・。

[#14013] Re:じゅんこさん
 チェリー  - 06/9/1(金) 22:27 -

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   じゅんこさん

はじめまして。
お返事ありがとうございます。

> 叱ることは基本的に必要ないと思っています。叱られるという経験をとおして、子どもが親や大人の言うことを聞くようになるというのは、「しつけ」がうまくいっているのではなく、子どもが大人の権力の行使(支配)に屈したということで、子どもの考える力はけっして育っていないと思わされるのです。

おっしゃるとおりだと思います。長谷川先生の本にも「しつけ」について、じゅんこさんと同様の事が書かれてあり、本当にそうだと思っています。
自分の子供への接し方を日々反省するばかりです。

>「どうしてそんなことをするの?」と責める前に「そうしたいと思ったあなたの気持ちを知りたいな。」と聞いてみることで、我が家では意味のない感情のすれ違いを回避できるようになりました。試してみてください。

落ち着いて、優しい言葉で語りかけられるようになるために、心がけている事はおありですか?
頭ではわかっていても、なかなか実行するのが難しいと感じています。

今後も子育ての先輩としてアドバイスをお願いします。

[#14025] Re:じゅんこさん
 じゅんこ  - 06/9/2(土) 12:20 -

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   チェリーさん

>落ち着いて、優しい言葉で語りかけられるようになるために、心がけている事はおありですか?
>頭ではわかっていても、なかなか実行するのが難しいと感じています。
 
 心がけていることを考えてみました。自分が自分自身をコントロールできない心の弱い存在だってことを、子どもをはじめ家族にさらしてしまうことかな〜?
 ペアレントトレーニングという言葉がよく書き込まれているようですが、私も「親業訓練」という講座を受講して、いろいろ学びました。

 いつも優しく、怒らない人間でいるなんて絶対無理!怒りの感情を持つことがとても自然なことだという人間理解に立って、自分が感じる怒りを直接的に子どもを否定したり、非難したりしてやりこめてしまうのではなく、素直な思いを「相手を傷つけない言葉」に変換して表出し、子どもと同じ高さで考えあっていくという考え方です。自分を自分でトレーニングしていくというわけです。努力かなわず怒ってしまうことも当然あり!!その時は素直に「頭ごなしに怒ってしまってごめん」と子どもにあやまります。「あなたのためを思っているからこそこんなに真剣に怒っているのよ。」といういいわけは我が家では通じません。
 親も子も、夫婦間でも互いに思ったことを、つたなくてもいいから言葉にして出し合うので、家庭という場所が緊張を強いられない、失敗やへまをしても大丈夫な場所へと変化してきたように思います。
 
>今後も子育ての先輩としてアドバイスをお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。みなさんのレスを読ませて頂きながら、悩みながら一日を一生懸命お子さんとむかいあっておられる様子に、こちらが励まされています。この掲示板が、肩の荷物をちょっと下ろせる場所になって、よし!明日も!!という気持ちを共有させてもらっています。

[#14039] Re:じゅんこさん
 チェリー  - 06/9/3(日) 16:37 -

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   じゅんこさん、

詳しく教えていただいてありがとうございます。

> いつも優しく、怒らない人間でいるなんて絶対無理!怒りの感情を持つことがとても自然なことだという人間理解に立って、自分が感じる怒りを直接的に子どもを否定したり、非難したりしてやりこめてしまうのではなく、素直な思いを「相手を傷つけない言葉」に変換して表出し、子どもと同じ高さで考えあっていくという考え方です。

確かに怒りの感情を抑えていると、ある日火山のように爆発してしまいそうです。人によっては、逆に鬱になりそうですよね。
そういうことではない、って理解できました。
あとは、私が、つい責める口調になってしまうところを、自分で変えるトレーニングが必要だと感じます。

> その時は素直に「頭ごなしに怒ってしまってごめん」と子どもにあやまります。「あなたのためを思っているからこそこんなに真剣に怒っているのよ。」といういいわけは我が家では通じません。

私は、これを言ってしまいます。「さっきは、怒ってごめんね。でも、…。」と。
なるほど、言い訳にしか過ぎないわけですねよね。無意識に自分が怒ってしまった事を正当化しようという心理だと気づかされました。

ペアレントトレーニングについては、ネットでも色々調べて見ました。
近くではなかなか参加できるものは、見つかりませんでしたが、ネットの情報を読んでみました。
これは、障害があるなしにかかわらず、多くの母親が必要としていることではないでしょうか。とりあえず、本を読んでみようと思います。

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