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▼笛さん:
返答ありがとうございました。さねかずらです。
>
>ところで、そのご本人はさねかずらさんに「生きにくさ」などの相談をされたのでしょうか?
>それとも、ご本人は特に悩んだり困ったりという自覚はなく、さねかずらさんが観察していてお感じになってらっしゃるというだけですか?
ストレートに「生きにくさ」に関しての相談はされたことはありません。
悩んだり、困ったりするほど「危機感」というのを感じていないようです。
それもまた問題で、今感じずにいつ危機感を感じるのか?という
状況でさえもあまり本人は自覚がないようですので・・。
自分の危機的状況もどこか他人ごとのように捕らえている節があります。
>学生を指導するお立場にいらっしゃると、責任からくるご心労など色々と大変だとはお察しいたしますが、
>AS当事者の一人として、何かしっくりこないものがあるのです。
>世の中に出た時のことを考えて先回りしてご本人に自覚してもらう、ということはある意味大切なのかもしれません。
>でも、学生といえども立派な成人ですよね・・・。
彼は現在修士2年で就職が内定しております。
しかし、おそらくこのまま行けば修士号は彼には取れないでしょう。
そうなれば内定が取り消しとなる可能性は高くなります。
留年を選ぶか、退学を選ぶかは分かりません。
さらに一年、二年かけたとしても修士が取れるかどうか、だと思います。
修士取得までの最長年限は定められているので、いつかは
学校から追い出されてしまいます。
遅かれ早かれ修士を取れずに大学を離れるという状況が訪れることは
我々には予想できます。
にもかかわらず何もしないということは
教育機関の立場として間違っているのではないだろうかという見解が
我々教官の出した今のところの結論です。
しかしながら、彼のためというのは建前で、
本音では指導に自信を持てない、指導の指針が分からない私自身が
ただ、ただ楽になりたいために責任を他(相談所)に分散させようとしている
だけなのかもしれません。
何もしないで後悔するよりは、
何か手をうって、結果として効果がなかったときの後悔のほうが
ましなのではないかと自分本位な選択なのかもしれません。
まあ、本人からしてみれば余計なお世話なのかもしれませんが。
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