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▼marioさん:
はじめまして。アスペ傾向のある19歳の息子がいるユニコーンと申します。わが子が幼少時はアスペという存在が今ほど知られてなく、診断を受けていないのでアスペ傾向としか言えません。
これはあくまでわが子の例です。人とコミュニケーションをとることの極端に苦手だった息子が、人と唯一会話するきっかけが持てたのがゲームですので、私はある程度ゲームを許容していました。
ある程度といっても、かなりの程度だったと思います。当時マリオは大流行で、どれくらいやりこんだか。ですが、そのマリオのおかげで、我が家にも多少他の子が遊びに来るようになり、ゲーム本のおかげで人と会話できるようになり、文字もものすごい勢いで覚えました。
ついでに私も一緒にマリオをやったので、共通の会話ができ、息子と話す機会も増えました。
ちょっとやりすぎかな、と思うときもありましたし、人からも注意されたこともあります。でも、確かにメリットはありました。
このまま続けると将来どうなるか、という不安もありましたが、小、中と進みにつけ、少しずつ自制できるようになり、テストや、他に優先的にやらなければならない物がある時は我慢できるようになりました。
今は何とか無事に大学生になって学校に通っています。でも、高校生になっても、今でも(!)ゲームが大好きです。彼の場合一般的に言われるデメリットも確かにありましたが、メリットもあったと私は納得しています。
marioさんの悩みは良く分かります。私も何度怒ったか分かりません。ただ、うまく成長すれば、それなりに育つし、ゲームは卒業できなくても、それなりの生活が送れるようになる、という一つの例として捉えてください。
ゲーム30分は多分短く、息子さんが欲求不満に感じるかもしれません。1時間にして、用事のある時は一度、用事のない時は二回でもいいかもしれません。ただ、ゲームそのものの持つ中毒性のようなもの(ことばは悪いですが)はやはり恐いので、(目も悪くなりますし!)他の興味の対象をできるだけ広げ、提供できるように持って行くことも必要だと思います。
何でもそうですが、程度の問題ですよね。こだわりの強いアスペの子たちがゲームにのめりこみがちになるのは理解できます。本人が納得できるように説明し、その子の世界を広げてあげるように少しずつできればいいと思います。
でも、いったんはまり込んだ物から抜け出すのはなかなか難しいですね。
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