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企業の立場として、社員の障害を知った時の対応としては、まず、現在の仕事を遂行することが可能かどうか、を考えます。
こうすれば大丈夫、というのがあれば、そこで解雇されるようなことは無いでしょう。上司としてこういうふうに指示をだせば従えます。というものがあり、その方法が無理なくできるものであれば問題ないでしょう。
問題は、障害のせいでどうにもできない部分があり、そのままだと会社に損害を出してしまうような場合です。
私の部下の場合、自分の1日の計画を重視するあまり、途中で入ってきた仕事があると、大事な仕事でも翌日に回してしまうような時があります。
詳しくは書けませんが、仕事の性格上、夕方に顧客から要望されて、可能な限り迅速に遂行しなければいけない仕事になる場合も多くあります。
もし、アスペルガーのせいで、そういうことには対応できません、対応するのは困難です、ということになれば、それ以上仕事を続けてもらうことは出来ないのです。
その判断は管理者が行います。
障害だから解雇する、のではなく
障害があるせいでこの業務につけないから解雇する、となるのです。
厳密に言えば「解雇」ではなく「依願退職」になりますけどね。
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