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りりさん!こんばんは!
ご指名ありがとうございます。
>でも、学校ではまず起こすことのないパニックを家で起こします。
>私から見たらささいなことで、大騒ぎして聞く耳持たなくなります。
私自身も、そんなにたくさんの事例を扱ってきたわけではありませんので、わたしが経験した数少ない事例からしかお話しできませんが・・・。
>パニックになってしまうのは、混乱してしまうから・わからないから・何か嫌なことがあったから‥。
そのとおりだと思います。
学校で頑張っているのですね。ゴムをめいっぱい引っ張った状態をゆるめるのが家庭でのわがまま(こちらではごんぼほりと言います)、パニック状態ではないかと考えられます。
私の場合、パニックが起きてしまったら、それをなんとかがまんさせて、落ち着かせるというのは無駄な努力でした。この館で、私がむきあったお子さんのことについてかなり詳しく書かせて頂いているコメントがありますので、よかったら「じゅんこ」で検索して読んでくださると説明が省けて助かります。
「○○くん!」と声をかけるだけで、「ばかやろー」「あっちいけー」「近づくな」「お前なんか嫌いだ」「臭い」と暴言を吐き、殴りかかり、ツバを吐きかける・・・年長児だった彼と向き合う日々の中でいくつかのことが功を奏したのでご紹介します。
1)パニックが起きたら、まずは何も語りかけない。危険なものをかたっぱしから片づけ、できればどんなに暴れても大丈夫な場所にひとりっきりにしてあげることで、本人自身が落ち着きを取り戻すのを待ってみました。「少し気持ちが落ち着いてから話そう」とだけ声をかけ、クールダウンです。物を投げつける場合は、(大体次はこんなことをするという行動の予測がつきますよね)さっと取りあげられるくらいの距離を置いて見守ってみます。「投げるとあぶないね」「壊れるのはこまるからやめて」とできるだけあっさりとした言葉(感情をこめずに)をかけながら、やってはいけないことを未然に防ぐ事で「いけません」と怒らなくてもいい状態をつくります。
2)殴られたり、蹴られたりするのは痛いのでこちらもきっぱりと子どもの手や足を押さえて防御します。この場合も、殴りたいくらいいやなことがあったという彼の気持ちを受け止めるけれど、「私はなぐられるのは痛いから嫌」と私の気持ちを伝えます。「やめなさい」「いけません」という言葉はなしで・・。
3)本人が落ち着いてきたら、「なにがいやだったの?」とパニックのきっかけになった出来事を聞きます。あるいは理由の予測がつく場合は具体的に言葉で聞いてみます。「〜するのがいやなんだと思うんだけれど違ってたかな?」というこちらの問いに「そうだ」あるいは「違う△■×だ」と答えることができたら、一歩前進!「△■×だったのか。」とその思いを言葉のまま繰り返して、次の言葉が出るまでじっと待ってみます。
こうしたことを繰り返していくことで、彼はパニックを起こすことを否定されない安心感を得ることができたようです。パニックも自分を落ち着かせるために必要なことだとうけとめてくれる人に出会うことで、だんだんパニックの頻度が減少していくことになりました。パニックそのものは自分で意図的に起こすものではないので、落ち着いたら、次のことを誘いかけるほうがいいと思います。すっかり気分転換できてから、振り返ると、意外に冷静にその状況についての「ごめんなさい」がでてきたりしました。
>定型の、しっかりしたお子さんなら、小一ぐらいならもうそういうことを言葉で表現できる子もいると思います。
いえいえ、我が家の娘も、自分の思い通りにならないと暴れましたよ!小学4年生くらいまで・・(汗)
>
>言葉で表現できないこと自体はしかたないし受け入れているつもりですが、私は騒がれるのが耐えられないんです。
あ〜!!言葉での表現が難しいのですね・・・。ごめんなさい。それだと3)の対応は無理かなぁ??高機能広汎性発達障碍のお子さんの場合の事例でした。
それでもパニックそのものへの対応については参考になってくれるといいですが・・・。この館をご覧の方で、療育の専門の方からのご意見もきけるとうれしいと思いますが。
>子どものパニックのときの対応に迷い、混乱しています。
>定型のお子さんをお持ちのお母さんで保育士さんということで、私とは全く違う立場にいらっしゃるじゅんこさんに客観的な意見をお聞きしてみたくなりました。
ひとつだけ、怒らない努力は大切だけど、怒らない人間は人間ではありません。人間は怒ってしまうものです。親である私が感情的になって怒っている瞬間って子どもからみると大人がパニック状態!?というくらい同じ次元なんだよなぁと考えると、ちょっと楽になりませんか??すったもんだしながら、時には大げんかするくらいが正常な家族なんだと私は思います。
りりさん!頑張りすぎないでね。そして声をかけてくださってありがとう!とってもうれしかったでーす。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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