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初めまして。
▼皮さん:
>けれども、最近は友人との人間関係について悩んでいます。大学の頃まではふざけた笑い話などが多かったためか多少の違和感はあれど会話に付いていくことはできました。けれども社会人になって時間がたつにつれ友人同士の会話も、落ち着きをもった会話になっていき、友人間で浮いた感じがします。また話の内容も、私の苦手な仕事や遊びなどある一定の話題だけとらわれないとりとめもない会話、世間話とでもいうのでしょうか?そういうタイプの話が多くなりました。ある一つ話題に限定した私の会話だと相手がつまらなさそうにされることが多くなってきました。友人の気持ちも分かります。いまだに学生のような話題性にもボキャブラリーも乏しい私の会話は、社会人になり大人になっていく友人たちにとって面白くないものなのでしょう。それは当然のことだろうと思うし、歳を取るにつれ、こうなっていくことは予想できたことでした。
ASの当事者であれば、世間話が苦手だというのは決して珍しいことではありませんが、男性であれば世間話のつもりで最近話題になっているニュースのこととか、政治・経済問題などにトピックが飛んでいることも珍しくないようです(スポーツやギャンブルの話題も多い)。相手がニュースに疎い人なら話題を合わせることは難しいですが、こういった背景もあり、相手が男性なら、女性の場合ほど話題選びで苦労することは多くないと思います。
> 一つの話題だけに限定した会話というのは、今までの経験と訓練から自分なりに考え出した、人間関係を築くためのとても重要なツールでした。けれどもこのまま行くと、今までの友人関係も薄くなり最後にはなくなっていくのでは、と思っています。
大学時代からの付き合い、ということであれば、貴方はおそらく友人がどんなことに関心があるか、という点に関しては御存知かと思いますが、如何でしょうか? それさえ把握していれば、大丈夫かと存じます。
私も大学時代の親しい友人が、私が大学を中退したことで一度疎遠になりましたが、Webページのおかげで再び撚りを戻しております。きっかけは彼も社会問題に関心が高かったことでした。
> 職場では、神経が磨り減るほど最大限の注意をはらい、ある一定の距離を守り、危ういながらも人間関係を築いています。けれども友人間でそこまで気を使いたくはないし、何より体が持ちません。いままで必死で築いてきた人間関係が崩れていくのはとても寂しく、最近ではとても憂鬱です。
我々当事者は、人間関係で仕事以上にストレスを感じています。時に家族の者が相手でもストレスを覚えることは珍しくありません。むしろ長いことこのフォーラムの常連を務めている私のほうが、アドバイスを欲しがっているくらいです。
ただ、我々がストレスを感じる理由は、世間話が苦手であることの他に、会話の相手が発した文言を字義通り解釈することが多いということや、自分の台詞が会話の相手に対して配慮できないためにそれだけでも人間関係が壊れやすい、といったものもあります。やはり身近な人には無理な注文でもASに対する理解を求めるしか方法がないのかな、と感じます。
>>>その一方で、我々も円滑な人間関係を保とうといろいろ努力をしており、そのうちのいくつかの事例は確実に成果を挙げております。
まず我々当事者にとって必要なことは、i)まず自分自身をよく知ること、ii)相手に理解を求める前に、自分が発達障害に対する知識を身につけること、でしょう。
このためにも、ROMで結構ですので、もうしばらくこのフォーラムに参加されることをお奨めします。
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