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▼菜の花さんへ
小6のアスペルガーの子を育てています。息子も同じようなタイプの子だったのでお邪魔しました。
>
>息子は言葉のやりとりが上手く出来ません。
>普通は、というか私は、例えば
>「Aだね。」
>「じゃあBを試してみたら?」
>「あ、そうか、でもこの間試したけど駄目だった」
>「でもCと一緒だと上手くいくかも」
>
>というように今言った事を受けて次の応えをします。それは返事というよりはむしろ一つの文章を交代で書いている感じでしょうか。
>
>ところが息子の場合、息子が
>「Aだね。」と言っても、私は絶対に次の事を言ってはいけないのです。
>「Aだね、そう」と彼の言った事だけを繰り返さなくてはいけません。
>
>これがAだね、という単純な文ならいいのですが、会話は英語でしていて、私は日本で育った日本人ですから、理解出来ない時もあるし、意味を間違える時もあるうえ、そっくりそのまま繰り返して言えない場合があります。
>すると「You are not listening」と言って泣いて怒ります。
>
>この「You are not listening」というのは結構しょっちゅう言っています。
>でも偶然全く同じ文章で繰り返せるとその場で癇癪をやめます。
>突然表情も穏やかになって聞いててくれたんだ、わかってたんじゃないか、という顔をするのです。
>
>つまり、彼は会話する気は全くないのでしょうか?
息子の場合のお話をさせていただくと・・
息子にとって、自分から話をする時は「確認と教える」行為だけだったようで、「意見を求めている」ことはしていないようでした。
そこで私は、息子に分かるような「聞く姿勢」を会話の中で表現することにしました。
1、必ず話の中身をきちんと聞いたことを示すために「○○だったのね。ふむふむ」と言葉を繰り返して間違いなく伝わっていることを息子に承認させます。
2、「じゃあ、○○はどうなの?」など関連のある質問をして会話にしています。
承認欲求と完壁主義的な部分を要求されるので、あらかじめその「欲求に答えてから」(聞く姿勢の明確さを表現)が大切でした。
そうしてから確認する質問で「教えてもらう」ことにしました。
徹底した「聞く姿勢」を息子にアピールしたのです。
息子は学校ではとても無口なのですが、息子の話を「認めてから質問する」先生には非常におしゃべりになっています。
日頃の息子は説明がとても下手なので、コンプレックスを持っているようです。それがかなりのストレスになっているようだったので、「息子の要求がどこにあるのか」を考えました。
あくまで息子の場合なのですが、お試しあれ。
大切なことが、もう2点あるのですが「この話題はこれで終わりね?」と確認しながら次の話にもっていくということです。
息子にとって大切なことは、話の流れ・・「はじめと終わり」が理解できないので、まずは自信をもたせるために↑のような会話の補助をしています。
もう一つは会話の時、私が話した話の内容にも理解できないでいる時は黙ったままなので、○○という言葉の意味は知っていた?と確認する時もありました。行間が読めない息子は良く勘違いを起こしたり、難しい言葉も知っていますがどういった表現の意味に話が繋がっているのかを知らないことが多いので、一つ一つ確認して私が「教えてもらう」ことにしたのです。息子が分からない時は紙に書いて視覚的に説明しました。話は中断しながらになってしまいますが、その時も「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」分からないことを聞けたことも多いに褒めました。
>言葉が遅く、1年遅く小学校に入ったので今6年生です。でも後に暗記が得意とわかり、それもあまり意味のない暗記が得意で、進学校なので成績は上位、でも友達もいません。たまにいとこ達と遊んでも相手の遊び方をコントロールしようとするので(これは以前書きましたので重複しますが)上手くいきません。
>
息子の遊びの場合も同じでした。
教えたり、指示を出す側は得意なのですが、教えられるとか皆と一緒にという点でプレッシャーを感じると息子は話します。
なので、私の場合はパーティーなどを主催して、内容も時間の調節も約束事も明確にした遊びを紙に書いて参加者に渡してあらかじめスケジュールを教えることを考えました。(視覚的にすることが大切でした)
その内容もすべて親がきめて私がリーダーになっちゃいました(笑)。
「決まったルール」の中で上手に遊ぶ遊び方を教えたのです。(^^)その遊びの中でも「今回は○○くんが得意なものだから先生になって教えてもらおう」と得意な分野を紹介してみました。次は「息子の得意な○○のゲームをするので、先生になってもらいますね」と言うと納得していました。すでに○○のゲームは家で何度もやっているゲームを選びました。
もちろん「すごい、天才」といわれてご満悦でした。教えるのは得意なのでお友達の評価がぐんとあがったこともあって自慢しまくっていました。そういう楽しい体験のことは湯水のように言葉が出てくるので、会話が弾みました。
地域で息子を知ってもらい、ここで暮らして行きたいという想いから、地域で息子たちの仲良しさんを集めて「ジーニアスクラブ」(天才クラブ)となずけて、結晶の実験をしてみたり、宝探しをしています。
その内容も本格的に指令書を書いて外にも探しにでかけるものです。息子のリアルを追求する性格にあわせて、クリアしたらご褒美がもらえるシステムでやっています。
息子はまじかにいるスキルの高い子供たちに視覚的に学んでいるようでした。息子は「次はどうしたい?」と聞いて相手にあわせようとすることもありました。息子の苦手なところも知ってもらうことも同時にできたので、こどもたちのアイデアも生かさせてもらっています。
野球のルールを知らなかった息子ですが、バッティングには自信があることを話すと、「○○くん(息子)は打つだけでいいから野球をやろうよ〜。打ったら僕が走るから大丈夫だよ」と息子を野球に誘ってくれました。息子は大きなヒットを何本も打ったので歓声があがったと自慢していました。
こどもパワーってありがたいです。
私の場合の子育ては地域での子育てです。参考にならないかもしれませんが、息子はゲームで野球のルールを覚えました。「みんなと仲良くしたい。できるかもしれない」という「自発的」にめばえたことがスキルアップに繋がっていました。
その後息子は何故、遊びのコントロールをしてしまうのかを教えてくれました。「どうやって一緒に遊んだらいいのか分からなかった」と下を向いて話してくれました。焦っていたみたいです。(笑)
誰かと遊ぶことが苦手だからコントロールしなくちゃ「いけなかった」のかも・・・しれませんね(^^)
>最近眠れないみたいで、特に癇癪で今日も午前1時でもまだ起きていて、目も真っ赤で、覚せい剤中毒者みたいです。きっと人間関係も上手くいかないからうつもあるのではと思っています。
>精神科の先生に薬を出してもらうと変わるでしょうか。
>宜しくお願いします。
癇癪や不眠の原因になっていることが何なのかを考えて解明することが大事だと思いますが、何か思いあたることはありませんか?
息子の場合には必ず原因がありました。それを取り除かないかぎり薬でも追いつかない状態だったので、探ってみてください。
息子さんの話を紙に書き出すとヒントがその中に隠れている場合もありますよ。
偉そうなことばかり言ってすみません。(汗)
とりあえず息子のスキルがあがった時の話をさせて頂きました。
息子さんのSOSの原因がはっきりすることを願っています。
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