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▼ゆっきーさんへ
KAZEと申します。
辻井先生の著書の件で、行き違いがあったらと思い書かせて頂いています。
そもそも、私自身は『活字』著書の類は、読む側の感情や精神状態によって
かなり受け留め方が違ってくると思っています。
例えば、思春期に感銘を受けた本を、大人になって読み返すと、何だかそのとき感じたものとは違うといったものを感じる事もあります。
一冊の本でも、現在の自分が感じ、アンテナが敏感になっている部分が、クローズアップされると、同じ文章でも、受け取り方は随分と違うと思います。
辻井先生の著書も、私自身は子供にとって恵まれない環境にいた時には、共感したり、一緒に憤りを感じたりしましたが、今の段階では、『世の中には、先生の仰る例がある』『そういう環境が改善されないと言う場合もある』と言う様な、
もう、『ハード』に時代じゃなくなる『ソフト』の時代が問われると言った、冷静な見方に変わっています。
勿論、これも、私自身の主観でしかありません。
自閉症スペクトラムで、時々取りこぼされてしまうのは、
その手立てが、『親の為なのか』『子供自身のためなのか』という、誰を主観にするかと言う目線の問題だと、私自身は感じています。
また、子供自身にとって、今はどんな段階なのかも重要なのだと思います。
ですから、ゆっきーさんの子育ての方法が・・・という事は、間違っていないと思います。
子供達それぞれが、十人十色違うように、親も違っていいのだと思います。
ゆっきーさんの文章を否定したのではない事だけは、ご承知置きください。
確か、辻井先生ご自身も、他の著書や講演で、取り巻く環境(ネグレクトな環境)とその子・人本人が持つ特質は、別に考えて対処していくという事を仰っていると思います。
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