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▼フリッツ藤井さん:
こんにちは。
自分のブログ公開に伴い、ハンドルネームをLao TzuからRyuに変更しました。
よろしければご覧になってください。
>ちなみに私は宗教はよいことだと思うのですが、いかなる宗教もめんどくさくて個人的には信仰は無理ですね。だから、どこにも属していないというより属せないです。何か誤解がある書き込みをされてしまったので一応言っておきますね。ちなみに占いやおみくじも無理ですね。血液型占いが一番無理。
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>おそらく、アスペの人で宗教を信仰できる人はまずいないかと思います。それからアスペは占いも無理かと。
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>これは、科学と神が対極的な関係だからではないかと思います。アスペは夢の無い客観的真理の科学が基本というより命ですから。
僕はおみくじ好きですよ。今年、初詣でいきなり大吉が出たので、とても嬉しくて大事に財布の中にしまっています。
特定の宗教について僕はどうこう言うつもりはありませんが、フリッツさんも宗教を否定的に論じるなら、少し宗教について勉強されてからの方がいいのではないかと思います。
宗教というのは、単に教えを信じてそれに従うというものではなく、むしろ分からないものについて探求し理解を深めていくという点で、科学と同じです。
宗教的空白地帯とも呼ばれる世界でも珍しい国日本では、そういった宗教の本質的な部分に触れる機会に恵まれることが少ないため、宗教は信じるものという誤解が広まってしまっているだけです。
確かに信じるという行為は宗教にアプローチする為の一つの入り口ではありますが、宗教観というものは人間そのものがアプリオリに備え持っているものです。
信仰を深めることによって、元々人間の中に備わっているその真理に辿り着くのが目的なのです。
そしてその真理というのは、科学の目指す所と同じです。
つまり科学と宗教というのは、アプローチの方法が違うだけで目的は同じなのです。
どう違うのかというと、科学は人間の言葉というデジタルな符号で記述し知識を蓄積することで真理を追究していくのに対し、宗教というのは聖書や経典などに記述される神話や例え話から類推(アナロジー)し、アナログ的に真理に迫るということです。
信憑性という点についても、科学という学問が、科学的に定義されていない人間の意識によって知覚されている現象を扱っているということから、宗教と変わりはありません。つまり人間の意識が客観的に定義されない限り、科学も信仰することでしか真理に辿り着くことはできないのです。
唯一の真理を追求しているのに何故世界には様々な宗教が存在するのかというと、それは各々の解釈が違うからというだけで、科学でいえば学派が違うというのと同じです。歴史上で科学と宗教の矛盾が度々指摘されるのも、それはどちらかが解釈を誤って真理とは逆の方向に進んでしまったからというだけです。
まあ日本人は宗教的教育を受ける機会が少ないので仕方のないことかもしれませんが、そういうことも分かろうとしないで最初から否定するのは「自分はバカだから勉強しない」と諦めているように見えてしまうので、残念に思います。
これは僕の持論ですが、アスペルガーも含めた自閉圏の特性は、アナログ(類推)思考を得意とすることから生まれてくるものだと言えるので、アナログ的アプローチで真理に迫る宗教は、自閉圏の人にとっては受け入れやすいと思いますよ。
僕のブログで解説していますので、よかったら見てみてください。
残念ながら僕は、今まで宗教と深く関わるという環境には恵まれていなかったので、特定の宗教を信仰しているというわけではないですけどね。
フリッツさんも是非勉強してみることをお薦めします。
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