|
れいさん、ききりんりんさん、トラネコさん、本当に
ためになるご意見どうもありがとうございました。実は
私はあれから反省し、彼に対してもっとやさしくしようとか
思っていたのですが、彼の方から、「どうやら僕じゃやこちゃんを
幸せにできないみたいだから、付き合いを考えよう」と言われました。
彼は(もちろん?)私に言われるまでは、私を苦しめていたとは
あまり思わなかったらしくて、まさか彼の方からこんな話をされるとは
思っても見なかったので、面食らってしまいました。
そのときにちょうどトラネコさんの書き込みを見たので、非常に
納得してしまいました。まさに、彼の心のうちを代弁していただいた
みたいで。サエコさんのおっしゃるとおり、診断早いほうがいいと思います。
私も、彼を見ていて、危ないことを危ないと予見できないので、すごく心配
な部分がたくさんあります。でも、トラネコさんのおっしゃるとおりに
今私がASのことを告げても、診断ではないのですよね。
彼とはASの話はあえて避けているような感じではあります。
母が「モーツアルトとクジラ」のことを調べてくれ、私もその
別れの話し合いの前に見に行きました。てるさんでしたっけ?
未診断の彼と見に行く予定と書き込みをなさっていたのは。
見た感想、いきなり見に行くと彼がびっくりするかもしれないと
思いました。(どのくらいASについての話が進んでいるのかわからない
まま、こんなことをいうのは微妙なのですが。)私は、今はあれは
彼とは見にいけないなぁと感じました。多分「自分がこんな風に思われて
いる」と思うと、ちょっとショックかもしれません。
ただ、すごくためになる映画でした。映画館で売っていた「あなたが
あなたであるために」という本も非常にわかりやすく解説してあり
それはものすごくためになりました。(ASの人が読む用に書かれていますが
なんだか私が妙に納得してしまいました。)
トラネコさんのおっしゃるように彼は話し合ったとき「自分はやこちゃんを
幸せにできない」ということと、あわせて「やこちゃんが普通で、僕が
イレギュラーであると言われる。多+やこちゃん 対 僕みたいな感じ
がする」と苦しんでいました。本を読んだり映画を見たり、また
トラネコさんの書き込みを見たりして、ああ、やはりどんなに気を使って
いたつもりでも「私は普通、あなたがおかしい」ということを言うのは
彼にとってすごくストレスだったんだ、と今更ながら気づきました。
なので、再度「どれが普通かはおいておこう」というところから
話し合いをはじめ、具体的な事例を挙げて(今までのことなど)
「こういうとき、私はこうだと思う。でも、あなたはこうだと思うのね」
という確認作業をしました。そして、「でも私ビジョンとしてはこんな
風に思って悲しいと思ってしまうから、私が悲しい顔をしていたら
なんで?って聞いてみて?私がこんな顔をしたら、悲しいというサイン
だから(と実際悲しい表情をしてみる)そういうときはお互いの普通だ
と思う感覚がずれて悲しんでいるのだから、お互いに、こういう気持ち
なんだよって話しあおう」って。
長い話は無理なんです。れいさんのおっしゃる通りで。
今回も相当一般的にいえば「言葉尻をとらえて」的な会話に
もっていかれそうでした。
そして、なにより、「シングルフォーカス」もその通りです。
シングルフォーカスかどうかはわからないのですが、彼はひとつの
ことが気になると、もう他はだめです。今回もすごく神妙に別れるか
否かを話し合っていたときも、話し合いの最中に吊り棚が結構大きな
音を立てて崩れたんです。普通はそのままにしておくだろうっていう
深刻な話し合いの中、彼は吊り棚を30分以上かけてじっくり直そう
としました。私が「今直さなきゃいけないの?」と聞いても、無視。
「ねぇ、真剣な話し合いなのだから、あとにしたら?」と聞いても
無視。返事すら返ってきません。「今直したいの?」と聞くとそれだけは
「うん」。なるほどーと妙に納得してしまいました。
私が悲しい表情をすると、ついさっきの話なので覚えていてくれて
「もしかして、こういうことがやこちゃんは嫌なの?」と聞いてきて
くれました。なので、「別れるかどうかっていうのは大きなことでしょ?
それはあなたにとってもそうでしょ?」というと「うん」。
「なのに、そんな最中に吊り棚の方ばかり気にしていると、私は、
あなたにとってはそんなに大事な話ではないとあなたが思っている
のではないかと思うんだよ」というと、「え?そうなの?」。
「あなたは大事な話と思ってないの?」
「僕だって大事な話だと思ってるよ。でも吊り棚が・・・」
「気になるの?」
「そう」
「だから直すの?」
「そう。やこちゃんとの話と、吊り棚は別でしょ?」
なるほどなるほど。こんな感じで、吊り棚ありがとうって感じでした。
いつも私がわーーーっと感情的に言いたいこと言って、彼は理解してるのか
してないのか困った表情で帰るっていうのがいつものパターンでしたが、
質問攻めはすごくいい方法で、それからも質問攻めにしていくうちに
彼が勝手にしゃべり、そこから見えてくるものを代弁して、そのあと
「私はこう思うんだよ」というとすごく受け入れてもらいやすかったです。
というわけで、無事仲直りできました。
とりあえず「世の中の普通」対「彼」ではなく、「私の普通」と
「彼の普通」がずれているときは話し合い、ということは納得してもらえた
ようです。(ASはひとまず置いておいて、ですが)
ききりんりんさんとれいさんのアドバイスも(長い込み入った話を
理解しにくい、ひとつのことにとらわれると他がぼやける)この
話し合いをするには、ものすごく大きなポイントでした。
自分ひとりでなんとか彼を説得しようと思っていたら、無理だったと
思います。本当に本当にありがとうございます。
彼も、「僕が幸せにできてない」と思って別れようと考えるだなんて
、私はつらいけどあなただからがんばろうと思っているのに、まったく
困ったもんだ・・・でした。でもそう思わせるような私の話し方に気づけた
のは、またもここのみなさんのご意見のおかげでした。
ちなみに、ASのことをふせて、「モーツアルトとクジラ」の話を
彼にしました。「その男の人はね、本当は彼女を幸せにしたいと
思っているのに、このシチュエーションでこんな言葉をいったら彼女は
こう思ってしまって、けんかになったりしてるんだよ」って。
すると「それはまさに、今の僕とやこちゃんのことみたいじゃないか。
ほらね、そういう男の人って多いんだよ」と得意げ(??)でした。
「やこちゃんのお母さんはよくやこちゃんと僕みたいな映画を見つけて
きたねー」と。「その男の人は僕だよ!!」って。
心の中でちょっとほくそえんでしまいましたが。
これで彼が映画に興味を持ち、調べASの人の話だったのか!と
思ってくれたりしたら、もうけもんですが、そんな安直にはいかない
はずです(笑)
とりあえず、彼は彼なりに苦しんでいたのに、私、自分の気持ちばかり
伝えよう伝えようと必死で、その伝え方も、私基準でやっていたので
うまくいかなかったのだと気づけました。
本当にありがとうございました。
ちょっとステップアップした感じでした。
でも、彼の態度は一向に変わりませんが。
長期戦で、最終的にはふたりでじっくりASに向き合っていければ
いいなと思っています。
トラネコさん、れいさん、ききりんりんさんをはじめ、みなさん、
本当にどうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
|
|