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▼やこさん：
ご無沙汰しています。
お気持ち、とてもよくわかりますよ。
私は以前、友人に、
怒りの根源は、憎しみでも嫉みでもなく、
純粋な悲しみなんだと言われました。
こんなに想っているのに、
同じだけ、せめてかけらでもいいから、
自分も「想われている」と実感したい。
でも、そう思わせてくれない日常の彼の言動に、
悲しくなるのですよね。
そして、怒りの表現をしてしまう…
悪循環だとわかっていても、爆発してしまうのは、
若さゆえの勢いもあるかもしれません。
爆発するにも、体力が要ります。
仕事、生活、友人達を含めた「自分の人生を生きること」に
自分自身が満たされてくると、
彼一人のために憤る余力が、どうしても少なくなってきますから。
「この場合、彼以外のことに目を向けた方がいいのかな？」
「お互い別々のことに夢中になりながら、
それでも２人でいるからこそ、楽しいと
お互いに思えることって何かな？」
つかず、離れずの夫婦でいるために出来ることを
我が家でもずっと模索してきましたし、
２人でいるために、これからも模索し続けると思います。
ASであるなしにかかわらず、
「思いやりを表現する」苦労を放棄して、
他人と一緒に過ごすことは難しいかもしれませんね。
我が家の場合、この「表現する」という技に関しては
お互いだからこそ、学べたことがたくさんあります。
これらの出来事全ては、
自分自身が大人になるためのステップだと捉え、
自分の純粋な悲しみや、自分の感情を、第三者的に見つめ、
的確な言葉で、冷静に、感情的にならずに、
相手に伝える技を学ぶことは、ASの彼に対してだけでなく、
自分の人生の上で、とても役に立ちますよ。
「思いやり」だけでなく、
自分の感情を「表現する」ことが苦手な男性は多いし、
どんな時も、的確に、第三者的な意見を言える自分になると、
あらゆる場面で、人間関係による摩擦が少なくなり、
随分と生きやすくなりますから。
ただ、パートナーに関しては、
常に、別の選択肢もあるんですよね。
ASの問題以前に、
例えば「自分が望む思いやりの表現を
自発的に表現することに長けた人」を選ぶことも
出来るんですよね。
何故、この人なんでしょうね（笑）
こんなにたくさんの男女が存在する世界で、
何故、お互いに「この人」と限定して、
一緒に過ごしたいと願うんでしょうね？
どうして、お互いこんなに四苦八苦しながらも
四苦八苦する相手と過ごしたいと願うのかしら。
自分が話したいと思うことを聞いてくれる人なら、
ただ聞いてくれる友達はいるはずですし、
自分が望む言動をしてくれる人なら、
他を探した方が早いかもしれないのに…
それでも一緒にいること、
それだけが家族の証なのかもしれません。
それでも一緒に居られたら、
他人でも家族になれるのかもしれません。
「それでも一緒に居たい？」と聞かれる度に
私は、そんなことを思います。
精神的、肉体的に「鍛えること」は大切ですが、
お互いの限界点を超える前に
お互い「休むこと」も大切です。
いつでも、自分の、お互いの
心と体一番でいて下さいね。
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- 07/3/7(水) 14:47 -
