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朧塚さん、こんばんは
六華(りっか)と申します。
>冒頭の「自閉症の昔が浮かんでる」以外は、
>むしろ、発達障害の心情を的確に表しているように思えます。
おっしゃるとおり、その「自閉症の昔が浮かんでる」が問題なのだと思いますよ。
たとえば、この歌詞が「知的障害だった昔が浮かんでる」ならば、疑問を感じられませんか。
知的障害は治るものじゃないのに、なぜ過去形なんだろう、
作詞者は、知的障害のことがわかっているのだろうか、
あるいは、比喩的表現として「知的障害」を使っているならば、何が言いたいのだろう…と。
>どうも、歌詞の内容が自閉症に対しての偏見を助長するという事で、
>様々なアルバムに入っていたこの曲ですが、
>自閉症協会から訴えられて、廃盤となったらしいんです。
偏見というより、誤解を生む可能性はあると思います。
朧塚さんは発達障害に関する知識をお持ちだから、言葉の誤用も気にならず、感動されるかもしれません。
でも、知識のない方がこの曲を聴いたら、「自閉症は治る」「引きこもりのようなもの」ととらえる方がいてもおかしくないですよね。
そこで、「比喩的表現として」という逃げ口上は通じないと思います。
おそらく作詞者も、自閉症とは何かを知らないまま、歌詞を書いたのでしょう。
ファンの方には怒られそうですけど…「表現の自由」というよりも、「無知」を感じる歌詞ですね。
ここから先は、黒夢とは離れた「表現の自由」についての私見。
万人に受け入れられるモノ、誤解されないモノを創り出すこと自体、不可能に近いのですが、
創り手は、生み出したモノに関して責任を負っています。
イメージ的表現によって解釈の違いが生まれるなら、違いが生まれる原因は受け手側にありますが、
誤認識が含まれる表現によって解釈の違いが生まれるなら、その違いの原因は創り手にあります。
創り手は起きる必要のない混乱を招かないよう、最大限に配慮する必要があると思います。
「誤認識の指摘」と「言葉狩り」は、まったく別のものであり、
創られたものに明らかな間違いがあるとわかったとき、
創り手がそれを潔く認めずに「表現の自由」に逃げたとしたら、三流の表現者だと思います。
(黒夢が抗議から逃げた…という意味ではありませんので、誤解なきようお願いします)
なお、Youtubeは著作権侵害サイトですから、直リンクは避けられた方がいいと思います。
(個人的には、楽しませてもらってるサイトですけどね)
全歌詞の無断転載も著作権面で問題がありますので、ご注意を。
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