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▼朧塚さん:
おはようございます。
>黒夢の曲で、「autism−自閉症−」という曲があって、
>どうも、歌詞の内容が自閉症に対しての偏見を助長するという事で、
>様々なアルバムに入っていたこの曲ですが、
>自閉症協会から訴えられて、廃盤となったらしいんです。
このお話しは、協会掲示板ではずいぶん昔にとりあげられたものです。
ですので、私としては「いまさら?」という感じなのですけれど。
朧塚さん達、当事者が理解して欲しいのは「自分」です。
私達、親や、協会で理解して欲しいのは「自閉症」です。
(私は、親でも当事者でもありますけれど…)
自閉症は、生まれつきの脳の機能障害です。それは当然ご存知でらっしゃいますね?
けっして治るものではない。
それを、「自閉症は、引きこもりか何かで、変人がかかる病気」と、世間に誤解して欲しくないのです。
当事者達からすると、「自分達の心情を顕している」なのでしょうけど、世間はそうは受け取りません。
「自閉症は、引きこもりの病気」と、まず誤解します。
その上で、「自閉症の昔」となりますと、ますます、そう受け取るのですよ。
(ドナさんの『自閉症だった私』につきましても、やはり同様の誤解で受け取る人は多いのです。でも、当事者が書いたものと、自閉症を知らない音楽アーティストが書いたものでは、やはり受け取り方も立場も違うでしょ?)
「自分達の感覚」を理解して欲しい朧塚さんのお気持ちはよくわかりますけれど、
それは、「自閉症が生まれつきの障害である」という基本知識が、皆様の中にベースとしてあるから成り立つのです。
「自閉症は、引きこもりの変人の病気」程度の認識しか世間には無いのに、この曲が世に浸透したら、益々、世間は、「黒夢だって『自閉症の昔』と歌っていたから、自閉症は治るのよ」と、誤解されて、痛いのは誰ですか?
朧塚さんが、「自分は自閉症」と世間に訴えたとき、「ああ、自閉症?そういう病気なのね?早く治してね。」とか「だめよ、引きこもってばかりいちゃ」程度に言われたら、お嫌じゃないですか?
それだけの話しですよ。
それから、六華さんからもご指摘があった通り、著作権の問題については、
>議論のため、
>どうしても載せざるを得なかった。。。
と、おっしゃられておりますが、協会掲示板の方では確か「黒夢の自閉症」とだけ掲載されて、直リンクも歌詞も載せていなかった記憶があります。
つまり、「ROM側が検索して捜し出すにはOK」という事です。
どうしても載せたいのなら、そのように、誘導だけした方が無難ですよ。
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