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はじめましてflorさん
4人の子どもの母親をやっています。
子どもを育てながら、思わせられることは
子どもが育っていく様子を見ながら、もう一度自分自身が育ちなおしているような気持ちになるということです。
怒っても、叱っても、叩いても、家から外にだして鍵かけて反省を促しても、私が親として上から命令することに対してはかたくなに「NO」のリアクションをしてくれた娘のおかげで、私は自分が、自分の親によって育てられてきた子育ての方法が、彼女に通用しないことを学びました。
自分の言うことに反抗されると、私自身の存在を否定されたような気持ちになって、それが怒りに変化していき、「自分の子どもを愛していないかもしれない?」という感情に気がつきました。
親になったとたんに、社会的にもなんだか立派で、きちんとしていなくちゃいけない・・・みたいな親像に縛られてしまいますが、ただ、子どもを産んだというだけで、中身はまだまだ自律できていなくて、自分を自分で甘やかしている欠けだらけなんだということを、冷静に見つめさせてくれたのが、我が子でした。
子どもが自分で自分の事を考え、自分で正しいことを選択していく生き方をしてほしいというのが親の共通した願いだと思います。
そしてそのために怒ったり、叱ったりするんですよね・・・。
でも、子どもに伝わるのは怒られたというイヤな気持ち、親から否定されたという悲しい気持ちだけだということなのです。
頑なに私のだめだしの説教を受け入れない娘を前に、私は親として完敗・・。親であることについて学びなおしました。「親業訓練」という講座を受講したり、セルフカウンセリング、認知療法などを学びながら、少しずつですが、子どもを自分の所有物であるかのように思っている自分の姿や、自分の見栄のために勉強することを強制したりしていることを気づき、自分で自分をトレーニングしました。自分で自分をしつけなおしたわけです。しつけって身を美しくと書くのですが、親が行うのは「おしつけ」でしかなくて、自分で自分の人生をきちんと生きているかどうか?を親自身が振り返る必要が有るんだと思わせられます。
「かあさんってこんなところがだめだよね〜」とこどもに告白しちゃうと、とっても楽になります。一緒に成長しなおせばいいんだとおもうんですよね。子どもも自分の人生に責任を持って生きて行かなくてはいけないわけで、親を含めて周りの大人ができることは、一緒に隣りで自分の人生を一生懸命生きることなんだと思います。
「おかあさんはおかあさんなりに頑張ってるよ!」
大学2年になる長女が最近言ってくれた言葉です。
>自分中心で、思いやりが無くて、ひどい母親の私。私もそうしたいのに。そうしなければならないのに。そうできないなら、何もしないほうがましなのに。中途半端に子供と接して、すべてが悪い方向に行ってしまいそうで、とてもとても怖いです。
florさんは、ご自分を客観的にみておられます。文面から、ご自身も少しうつ気味なのかな?と感じておられるように感じました。カウンセリングを受けるのも、出口を見つける一つの方法だと思います。
いい親になるために頑張らない
こどもをぜったい叩かない
この二つは私の子育ての鉄則です。
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