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▼六華さん:
>笛さん、こんにちは
>六華(りっか)と申します。
>横レスで、すみません。
>
>笛さんの「賛同しかねる」という、お気持ちを否定するわけではないのですが…
>「こわれ者の祭典」のサイトはご覧になりましたか?
>このグループは、自分たちを卑下しているのではなく、敢えて「こわれ者」と呼んでいるのだと思いますよ。
>
>彼らを「こわれ者」とみなすのは世間であって、その世間に対する「こわれ者でも、こんなにエネルギーにあふれているんだよ」という皮肉を込めたアピールだと思います。
>個々のメンバーが、「(ノイローゼ自慢)(摂食障害 / 引きこもり自慢)(脳性マヒ自慢)etc」と紹介されているあたりからして、葛藤を乗り越えているから、自分を揶揄する強さがあるのだろうなと。
>
>彼らも笛さんと同じく、障害をポジティブにとらえているからこそ、できることなんでしょうね。
六華様
はじめまして、ジョンと申します。
障害のとらえ方はいろいろだと思います。
最近の傾向は、医学界において、名称の変更を促進していると
思います。例えば、精神分裂病→統合失調症など。
辻井先生は将来「障害」という言葉はなくなる、と「障害」という
言葉自体に抵抗を持っておられました。そのような先生は多いです。
こわれ者の祭典は、ある程度集客しなければならない関係上、
敢えてショッキングな名称を付けていると思います。
彼らは彼らなりに「障害」に対する偏見をなくしたいという
啓蒙に役立っていると思います。
「レインマン」だって、人が知らなければ、自閉症に対する
理解も得られなかったわけですから、啓蒙に貢献したと
思います。この映画は、アメリカにおける「自閉症」に対する
理解を10年早めたと言われています。
横道に反れますが、先日電車のなかで、立派なご婦人が、
「そんな生活していたら、自閉症になっちゃうわね。」と言って
いたのを聞いて、やはり知られていないと感じました。
私たち自閉症者は、自分たちの呼称に敏感です。
そのため、仮に「こわれ者」が障害者を指すのであれば、
その言葉は、私たちに向けないで、健常の人たちへのメッセージとして
使ってほしいと思います。私たちはこわれ者でもないし、
私たちの呼称でもないからです。
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