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アスペルガー症候群当事者の笛と申します。
私は去年医療機関で確定診断を受けたばかりです。
確定診断によって、自分の特徴をよく知り、これからの人生での生きにくさを少しでも軽減したいと思い、受診しました。
成人の確定診断は難しいと言われておりますが、母子手帳・ご両親やご兄弟の所見(生育歴)・小学校の頃の成績通知票があれば、診断に応じてくれる医療機関はあります。
結果として、パニックに陥りやすい脳の特徴がわかり、薬を処方してもらったおかげで生活が楽になりましたので、継続して薬を利用しています。
何よりも、アスペルガー症候群をよく理解している医師や臨床心理士を得ることが出来たおかげで、この特徴故に困ることなどを相談し、解決策を見いだすための継続的な助力を得ることが出来ました。
独りで困る必要がなくなった事は、大きな力です。
診断を受けることが目的ではなく、診断を受けてからがスタートです。
ご自分がアスペルガー症候群であるとお気づきでも何も困っていることはない、ということでしたらよいのですが、
実際に人間関係のストレス、ひいてはアルコール依存症で身体がぼろぼろ、という状況ですので、
アスペルガー症候群を専門に診る医療機関で、ご相談されることをおすすめいたします。
これ以上、独りで頑張る必要はありません。
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