アスペルガーの館の掲示板

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[#18797] 秋桜さま・・・教えていただけますか? ゆきもよう 07/4/11(水) 13:53 [未読]

[#18849] 私も横です 六華 07/4/15(日) 17:08 [未読]
[#18856] どうやって音声を聞いているか? 秋桜(管理人) 07/4/16(月) 10:21 [未読]
[#18879] Re:どうやって音声を聞いているか? 桃里 07/4/18(水) 10:18 [未読]
[#18877] Re:私も横です 桃里 07/4/18(水) 10:14 [未読]

[#18849] 私も横です
 六華  - 07/4/15(日) 17:08 -

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   桃里さん、はじめまして
六華(りっか)と申します。
私も横で、失礼します。

>「三嶋神社」は「見張り忍者」に聞こえ、
>「眠そうだね」が「縁結びだね」に聞こえ、
>「そろそろごはんにしよう」にいたっては、「サンサンそろばん西尾」という
>謎のそろばん塾に聞こえるという次第です。

すみません、ウケました。

続く文章は参考になるものでしたし、マジメなお話をされていることはわかっています。
ただ、「楽しい投稿をありがとうございます」と言いたい気分になったもので。
決して馬鹿にしているわけではありませんので、気分を悪くなさらないでくださいね。(^_^;)

私も聞き間違いよくあります。
いつぞやのニュースも、
「京都で夜間拝観始まる」が「京都で夜間徘徊始まる」に聞こえ、
瞬時にして、認知症の老人が清水寺を徘徊する姿を思い浮かべてしまいました。

何なんでしょうね。一体…。

[#18856] どうやって音声を聞いているか?
 秋桜(管理人) メールホームページ  - 07/4/16(月) 10:21 -

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   色々盛り上がっていますね。

昨日医療コーチング関係の勉強会で「聞く(聴く)」という内容について話をしたのですが、聴覚のルートについて話をしたら「あ、そう言われるとそうだよね」という話題になりました。

耳から入った情報は聴神経から脳幹、大脳皮質へと入り、聴覚野に入ります。ここで言語音とそれ以外の音は区別され、言語音は聴覚言語野(ウェルニッケ野)に進みます。そして連合野へ行って意味を統合していくしくみになっています。もちろんこれには視覚や運動といった他の知覚からの情報も組み合わさります。

私もそうですが、音は聞こえても音声(人の声のこと)が聞き取りづらい、あるいは聞き間違えるというのはこのルートがうまく働いていないのでは、と私は考えています。

私がやっている対応は前後の状況や文脈を考えて対応する文字(特に漢字)を頭の中に思い浮かべる(これは意味や視覚のルートを使ったやり方です)、自分で相手が言ったことを呟いてみる(これは運動のルートを使ったやり方です)、相手に聞き返す(要は聴覚のルートをもう一度使う)といった方法を使っています。

あとはできるだけ雑音が少ない場所で話をする、遠くにいたら相手に近寄って話を聞くといった工夫も大切になります。

ゆきもようさんの息子さんの場合、これらのルートを使いこなすために必要なスキルがどれだけ育っているかを確認する必要があります。また中耳炎の既往があるため、状況によっては聴覚の状態も確認する配慮が必要だと思いました(中耳炎が繰り返し起きている場合、鼓膜の動き自体も悪くなることがあるため)。

[#18877] Re:私も横です
 桃里  - 07/4/18(水) 10:14 -

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   六華さん

はじめまして(^^)
思いがけずウケていただいてしまって
びっくり&嬉しいです。

>「京都で夜間拝観始まる」が「京都で夜間徘徊始まる」に聞こえ、
>瞬時にして、認知症の老人が清水寺を徘徊する姿を思い浮かべてしまいました。

「京都で夜間徘徊はじまる」…すっごく自然に聞こえますね(^▽^;)
「はじまる」という言葉があるから、
私だとご老人の徘徊とは思わないかもしれないけど
「みんなで京都の夜を歩くイベント」だかと思ってしまいそう。

(聞き間違いからそういうわけのわからん理解をして、
 話が通じなくなることも多々…(^^;))

[#18879] Re:どうやって音声を聞いているか?
 桃里  - 07/4/18(水) 10:18 -

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   秋桜さん

詳しい解説、ありがとうございます。
勉強になります。


>私がやっている対応は前後の状況や文脈を考えて対応する文字(特に漢字)を頭の中に思い浮かべる(これは意味や視覚のルートを使ったやり方です)

盛り上がりついでに、あくまで私の場合を参考に書きますね。

私の場合、前後の文脈を考えることはするのですが、
理解にも多少問題があるっぽく、
言葉が正しく聞こえている時でも、意味をよく取り違えるのです。

これに聞き間違いと、まったく言葉として聞こえない(音がいきなり消える)状態が重なると、
文脈を考えたつもりでも、とんでもない解釈になっていたりします。
(上の「夜間徘徊」でもそうですが)

解釈がまちがってると気づかないまま、
会話に参加して、どんどん変な理解に…
たいてい気づくのは、自分じゃなくて相手の方です。

または、話の途中で「どうも話を理解できてない」と
自分で気づくことはできても、
結局どういう話だったのか、聞きなおすことが大変すぎて、
「分かってるふり」をしてしまうことが多いです。

>自分で相手が言ったことを呟いてみる(これは運動のルートを使ったやり方です)、

何かの説明などで、すぐに理解できない・覚えられない時、
これをやると、理解できることがあります。
短期記憶の能力が平均的にあって、復唱が楽にできる人なら、
有効そうな気がします。
(私は短期記憶が13で、良い方だと思います)

>相手に聞き返す(要は聴覚のルートをもう一度使う)といった方法を使っています。

これが、一番楽ですが、
リラックスできる相手でないと、
聞き返しにくいというところがあります。
ソーシャルスキルの問題もからんでしまうというか…

緊張する相手だと、何度も聞き返すのが辛いし、
すごく緊張するというほどでない相手であっても、
あまりにあれもこれも聞こえないプロソディの人だったり、
または、たまたま聞こえない日だと、
聞き返すのも疲れてしまうし、
相手も疲れてうんざりしそうで、
聞こえるふりをすることが多いです。

>あとはできるだけ雑音が少ない場所で話をする、遠くにいたら相手に近寄って話を聞くといった工夫も大切になります。

これも、とても楽で、大事なことだと思います。

やはり自分のソーシャルスキルの問題で、
他の人ならなんなく聞こえる場所で、なかなか
「私はここではよく聞こえないから、違う場所で」と
言いづらくて。

それでも、家族や療育の先生には多少言えるようになってきました。
練習中…といったところでしょうか。

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