アスペルガーの館の掲示板

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[#19348] よだれ、手に力が入らない ゆっきー 07/5/9(水) 10:50 [未読]

[#19409] Re:よだれ、手に力が入らない ゆっきー 07/5/11(金) 9:58 [未読]
[#19495] ご質問の件 秋桜(管理人) 07/5/15(火) 23:29 [未読]
[#19500] Re:ご質問の件 ゆっきー 07/5/16(水) 10:50 [未読]

[#19409] Re:よだれ、手に力が入らない
 ゆっきー  - 07/5/11(金) 9:58 -

引用なし
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   ▼秋桜(管理人)さん:

お返事ありがとうございます。

>お子さんにお会いしたことがないので、言語聴覚士の方がどういう見解でそのようなことをお話しされているのかがよく分からないのですが、これは私が指導に使っている方法としてお聞きいただけると幸いです。

息子がついている言語聴覚士さんは相談してもあまり家庭での的確な指示はしてくれません。
よだれの事に関してもそうですが、保育所や訓練中はおとなしくまじめでも、親の前ではぐずって大泣きしてしまうことを相談しても「わあ、お母さん大変ね。とりあえず今日はがんばってたので家庭でそのことを思い切りほめてあげてください。じゃあさようなら」でおしまいでした。
どうも管理職にある方らしく、常に時間に追われているかんじなのでしかたないのかなと思いますが。

>私がよくやっていたのは頬を膨らましたり凹ます(にらめっこなどの遊びをしながら)、ソフトクリームなどをなめた時に口唇の周辺についたものを舌で取ってみるよう促す、シャボン玉やラッパや風船など、口唇を使ったおもちゃで遊ぶといったことをアドバイスしていました。
>
>もう少し細かい指示が入りそうなお子さんの場合は、舌を前後、左右、上下に動かす練習をしたり、舌でスプーンを押してみるといった練習を毎日少しずつ親御さんと練習してもらうようにしていました。

ぱんだねこさんの返事にも書いたのですが、口の中に唾がたまってても気付かず、ごくんと飲み込まないんです。
集中している時に(ボタンかけとか)舌が出てしまったり、ボーっとしている時に口の中に何かを無意識のうちに入れてしまったりすることも何か関係があるのでしょうか。

ソフトクリームは大好きだし楽しそうですね。
にらめっこや舌の運動は私も顔やせに使えそうなので息子や下の子と一緒に楽しくやってみます。

>ガムって実は結構難しいんですよ。飲んでしまうお子さんも多いですね。私はグミキャンディーやソフトなするめなどを使っていました。

まずガムを飲み込まないようにさせるのに苦労しました。
飲み込んで良いもので好きなのはハイチュウですが、これはどうなんでしょうか。

>口輪筋周りの筋肉を刺激する意味でも電動歯ブラシは有効だと思います(あまりやりすぎるとエナメル質に影響が出ることもあるかもしれませんが、短時間なら問題ないと思います)。
>
>総合病院に勤務していた頃は嚥下障害(呑み込みの障害)のある成人の方には氷をなめてもらう、口の周りをアイスノンのようなものでマッサージする(訓練の時は専門の冷却機を使います)といったこともしていました。

電動歯ブラシは大人になったみたいでうれしいらしく、毎日楽しく使ってます。
氷も好きなので、今はちょっと寒いですけど、夏になったらなめさせてみます。

>私は作業療法士ではないのであまり細かいことは言えませんが、手首の力や肩の動かし方については作業療法士の方はどのようにおっしゃっていますか?

肩から上の運動が苦手だということと、緊張すると身体が硬くなって余計にうまくできなくなるということはおしゃってました。
普段の家庭生活では窓ふきや床ふきをさせること、運動としてはスイミングや体操教室、武道でたてをするのもいいと指導を受け、スイミングを始めましたが、中耳炎になってやめてしまいました。
今は小学校に慣れてから空手をさせてみようと思ってます。

>私は実は左利きだったのですが、5歳の時に鉛筆だけ右に矯正されました。その影響もあってか、いまだに右手の操作をする時小さい子どもがやるように、肩を挙げて脇を締めて腕を動かす癖が残っています。これは現在ピラティスのトレーナーとマンツーマンで直しているところです。トレーナーの話では「小さい頃利き手じゃない手で無理に細かく動かそうとしたのでその影響ではないか」と言われました。

作業療法を通して、右利きだということが判明しました。
ブランコや輪投げやいろんなことを通してわかるものなんですね。

>また、肩や手首の関節がとても柔らかく、筋肉の緊張も低いのでかなり余計な力を入れて無理やり体を固めて作業をする傾向もあります(発達障害のお子さんにはこのようなタイプのお子さんは多いです)。これについては手首にサポーターを巻いたり、ピラティスのレッスンでトレーナーと相談しながら肩から手首にかけての筋トレをしている状態です。
>
>そういうことも含めて一度作業療法士の方に聞いてみたらいかがでしょうか。

無理に身体に力を入れ過ぎててしまう傾向はあるようです。
今度作業療法士さんに相談してみます。

参考になりました。ありがとうございます。

管理人さんは言語聴覚士ということでいろいろな親子と関わった経験があると思いますが、どのような距離感で接しておられましたか?
私はついついいろんなことを考えすぎてどこまで言っていいのかわからずに上手く質問できないことが多いです。
申し訳ないのですが教えていただけませんでしょうか?

[#19495] ご質問の件
 秋桜(管理人) メールホームページ  - 07/5/15(火) 23:29 -

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   ▼ゆっきーさん:
お返事が遅くなってすみません。

>ぱんだねこさんの返事にも書いたのですが、口の中に唾がたまってても気付かず、ごくんと飲み込まないんです。
>集中している時に(ボタンかけとか)舌が出てしまったり、ボーっとしている時に口の中に何かを無意識のうちに入れてしまったりすることも何か関係があるのでしょうか。

お話をうかがっていると口の中の感覚に偏りがある可能性もありそうですね。発達障害のお子さんの場合、感覚過敏がよく問題になりますが、反対の感覚鈍磨もけっこうあります。お子さんによってはある部分は過敏傾向があるのに、別な部分が鈍磨傾向で怪我しても気づかないといった偏りがあるケースもあります。

あとは連合反応といったある動きをしていると他の場所も一緒に動いてしまうといったことも考えられます。連合反応は発達するにつれて消失していくものなのですが、協調運動がうまくいっていないケースでは発達障害のお子さんにも見られることがあります。

口の中の感覚は先のレスにつけたようなことをやってみましょう。また感覚統合を作業療法士がなさっているそうですから、感覚の偏りなどについては作業療法士に聞いていましょう。

>まずガムを飲み込まないようにさせるのに苦労しました。
>飲み込んで良いもので好きなのはハイチュウですが、これはどうなんでしょうか。

ハイチュウ自体は問題ないのですが、キャラメルやソフトキャンディーは虫歯の治療などで詰め物している場合は詰め物が取れてしまうことがあるので気を付けてください。

あとお子さんはキャンディー類をなめる際、すぐに噛んでしまっていませんか?できるだけ舌を使って転がす練習などをさせると口唇と舌の練習になりますから「お母さんとどっちが長くなめていられるか競争しよう」と言って一緒にやってみましょう。

>管理人さんは言語聴覚士ということでいろいろな親子と関わった経験があると思いますが、どのような距離感で接しておられましたか?

現在通われている療育機関の時間や担当者がどの位家族指導に力を入れているのか分からないので、これは私がやっている対応だと思って聞いてください。

私の場合は40〜1時間ほど持ち時間があるケースが多いので、10〜15分前後は親御さんと話をする時間をとるようにしています。そしてできるだけ今の状況と現在の日常をつなげ、親御さんから「こういうことをやってみます」と言ってもらって終わるようにしています。場合によっては課題を紙に書いて渡すこともしています。

最初の挨拶の時にできるだけ親御さんが緊張しないような世間話をしてから訓練をして、最後に今回の訓練の狙いを説明したり、それに関連して家庭での様子を話してもらうようにしています。あと最後に必ず「こういうことを説明してきましたが、他に何かありますか?」と確認するようにしています(ただし思いついたことをとりとめもなく話す方はこちらも時間に限りがあるので状況に応じて切り上げます)。

距離感ですか…。まあ、つかず離れずといった感じです。わりと自分の領域ははっきりしているので、あんまり近づかれる親御さんですとそれとなく「これ以上は私はできない」ということを伝えますし、警戒されている場合はその理由を探りつつ、妥協点を見つけるということが多いです。

>私はついついいろんなことを考えすぎてどこまで言っていいのかわからずに上手く質問できないことが多いです。
>申し訳ないのですが教えていただけませんでしょうか?

これに関しては訓練士は忙しい人が多いので、ゆっきーさんが短時間で知りたい情報を聞き出す練習だと思って取り組んでみましょう(これは絶対将来お子さんに教える際にも役に立つはずです)。

※どこまで言ったらいいか分からない、というのはおそらくゆっきーさん自身が聞きたいことが明確になってないからだと思います。それを整理することで答えが見えてくると私は感じました。

1.まず前回会った時からの経過をまとめてみる、気づいた変化などを紙に書いてみましょう。

2.聞きたいことを紙などに書いてまとめてみましょう。そしてそれを要約してみましょう。質問するときはエッセンスを手短に聞くことも大切です。

3.その中で「絶対聞きたいこと」「これは時間があったら聞きたいこと」「今の状態ではそんなに大事じゃないかもしれないけど、聞いてみたい」といった優先順位を決めましょう。決められない場合は困っていることなど、何か1つ尺度を作って考えましょう。

4.できたら今のお子さんの課題と、家でできそうなことは確認するようにしましょう。相手が忙しそうにしていてもそこは大事なことですから食い下がってもいいと思います。それでも対応に不満なようでしたら他の訓練士に変えてもらえないかどうか掛け合ってもいいと思います。

もちろんこれは慣れてきたら「自分が家でやってみたいこと」「それは今の状態で適切か」といったことに変えましょう。だんだん自分で課題を考えてみることも大事です。

これは私が実習生や新人を指導する時にも使う手法です。まず書いてみる=表現することで色々見えてくるものです。

[#19500] Re:ご質問の件
 ゆっきー  - 07/5/16(水) 10:50 -

引用なし
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   ▼秋桜(管理人)さん:

お忙しい中、お返事ありがとうございます。

>お話をうかがっていると口の中の感覚に偏りがある可能性もありそうですね。発達障害のお子さんの場合、感覚過敏がよく問題になりますが、反対の感覚鈍磨もけっこうあります。お子さんによってはある部分は過敏傾向があるのに、別な部分が鈍磨傾向で怪我しても気づかないといった偏りがあるケースもあります。

鈍感なせいか、食べ物を口に大量に押し込めすぎておえっとなる時もあります。

>あとは連合反応といったある動きをしていると他の場所も一緒に動いてしまうといったことも考えられます。連合反応は発達するにつれて消失していくものなのですが、協調運動がうまくいっていないケースでは発達障害のお子さんにも見られることがあります。
>
>口の中の感覚は先のレスにつけたようなことをやってみましょう。また感覚統合を作業療法士がなさっているそうですから、感覚の偏りなどについては作業療法士に聞いていましょう。

レスを読んでからは毎日お互い「変な顔」と笑いながら舌の体操をしています。
特に舌を上に動かすのが苦手なようで、上唇にも届きかねています。
あと、ブクブクうがい(ほっぺたをふくらましたりすぼめたりする)が苦手なので歯磨きの後にゆっくりするようにしています。

感覚の偏りはもう一度よく作業療法士さんに相談してみます。

>ハイチュウ自体は問題ないのですが、キャラメルやソフトキャンディーは虫歯の治療などで詰め物している場合は詰め物が取れてしまうことがあるので気を付けてください。

わかりました。

>あとお子さんはキャンディー類をなめる際、すぐに噛んでしまっていませんか?できるだけ舌を使って転がす練習などをさせると口唇と舌の練習になりますから「お母さんとどっちが長くなめていられるか競争しよう」と言って一緒にやってみましょう。

全くその通りで、バリボリとすぐに噛んでしまいます。
あめを食べる時は長くなめれるように心がけてみます。

>現在通われている療育機関の時間や担当者がどの位家族指導に力を入れているのか分からないので、これは私がやっている対応だと思って聞いてください。
>
>私の場合は40〜1時間ほど持ち時間があるケースが多いので、10〜15分前後は親御さんと話をする時間をとるようにしています。そしてできるだけ今の状況と現在の日常をつなげ、親御さんから「こういうことをやってみます」と言ってもらって終わるようにしています。場合によっては課題を紙に書いて渡すこともしています。

時間自体はだいたい同じくらいです。
でも時間がずれこんでいたり、後の親子が来ていたりするとつい私があせってしまいます。

>最初の挨拶の時にできるだけ親御さんが緊張しないような世間話をしてから訓練をして、最後に今回の訓練の狙いを説明したり、それに関連して家庭での様子を話してもらうようにしています。あと最後に必ず「こういうことを説明してきましたが、他に何かありますか?」と確認するようにしています(ただし思いついたことをとりとめもなく話す方はこちらも時間に限りがあるので状況に応じて切り上げます)。

家庭での様子はほとんど聞かれません。
「今日もよく頑張りました。家でいっぱいほめてあげてください」だけで終わってしまいます。
訓練の狙いも説明されたことがありません。
いつもカードかパズルで絵やひらがなの練習をしています。

>距離感ですか…。まあ、つかず離れずといった感じです。わりと自分の領域ははっきりしているので、あんまり近づかれる親御さんですとそれとなく「これ以上は私はできない」ということを伝えますし、警戒されている場合はその理由を探りつつ、妥協点を見つけるということが多いです。

妙な質問をしてしまってすみません。
どうも今の言語聴覚士さんは患者とあまり深く関わりたくないという印象を受けたので、どの程度の質問・相談ならちゃんと答えてくれるのか悩んでいました。
別に人生相談や子供がガラリと良くなる魔法のようなものを望んでいるわけではないんです。
言語聴覚士さんにとって本当に必要な情報を親が伝えて、それについて言語聴覚士さんが親に普段の生活で気をつけることを指示するという関係が作れたらと思うのですが、発達障害児の困り感と育児の悩みの境界線が未だにあいまいでわかりにくく、私自身勉強が足りないのだと思います。

>これに関しては訓練士は忙しい人が多いので、ゆっきーさんが短時間で知りたい情報を聞き出す練習だと思って取り組んでみましょう(これは絶対将来お子さんに教える際にも役に立つはずです)。

よく息子に注意する時「長い」と言われます。
頭に思い浮かんだあれもこれもと言い過ぎてしまうようです。

>※どこまで言ったらいいか分からない、というのはおそらくゆっきーさん自身が聞きたいことが明確になってないからだと思います。それを整理することで答えが見えてくると私は感じました。
>
>1.まず前回会った時からの経過をまとめてみる、気づいた変化などを紙に書いてみましょう。
>
>2.聞きたいことを紙などに書いてまとめてみましょう。そしてそれを要約してみましょう。質問するときはエッセンスを手短に聞くことも大切です。
>
>3.その中で「絶対聞きたいこと」「これは時間があったら聞きたいこと」「今の状態ではそんなに大事じゃないかもしれないけど、聞いてみたい」といった優先順位を決めましょう。決められない場合は困っていることなど、何か1つ尺度を作って考えましょう。
>
>4.できたら今のお子さんの課題と、家でできそうなことは確認するようにしましょう。相手が忙しそうにしていてもそこは大事なことですから食い下がってもいいと思います。それでも対応に不満なようでしたら他の訓練士に変えてもらえないかどうか掛け合ってもいいと思います。
>
>もちろんこれは慣れてきたら「自分が家でやってみたいこと」「それは今の状態で適切か」といったことに変えましょう。だんだん自分で課題を考えてみることも大事です。
>
>これは私が実習生や新人を指導する時にも使う手法です。まず書いてみる=表現することで色々見えてくるものです。

これはとても参考になりました。
わかりやすく、私の問題点をすっきりと整理してもらったみたいです。
今日言語療法があるので早速試してみたいと思います。

お忙しい中、丁寧に質問に答えていただき、本当にありがとうございます。
体調を崩されているとの事、無理なさらないようにどうぞご自愛ください。

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