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まつぼっくりさん、こんにちは。
同じく小3のアスペグレーゾーンの長男がいるいしやきいもです。
>2年生の終わり頃でしょうか・・・怒りに対するコントロールが出来ず、
>教室で机を倒したり、ドアをけったりとパニック状態でした。
>学校で友達に対して物を隠したり、
>髪の毛にのりをかけてしまったり、友達の筆箱を池に落としたり・・・
>本人にしてみれば理由があるのですが、そこまでやるか!?って感じです。
同じです。うちの息子のことかと思ったくらい!
本人にしてみれば理由があるものの、一般には通用しないんですよね。
うちのはお友達にケガまでさせてしまったため、
しばらくは登校から下校まで付き添いました。
母としてはまったく生きた心地がしませんでした・・・。
>どのようにしてあげたらいいのか?私に出来ることを教えて下さい。
相談先の先生に、「行動療法」をすすめられ、
うちの子には抜群に功を奏しました。
今は他害行動はありません。
「行動療法」というのは、なおしたい行動がある場合に、誉めながらごほうびで導く方法です。
担任の先生の協力が必要になります。
まず、「がんばり表」を作成します。
表の目立つところに、「たたかない」などのなおしたい行動の目標を書きます。
そして、「朝」「一時間目」「二時間目」「中休み」・・・のように一日を十単位くらいに分け、一週間分のマス目を作ります。
そして、子どもが喜びそうなごほうびを考え、ごほうびの絵や写真を貼って楽しみにさせます。(電車のおもちゃを買う、マンガを買う、ケーキを食べに行く、など。)
できた表を、学校にもって行きます。
そして、「朝」「一時間目」などの一単位が終わるごとに、
担任の先生に声をかけてもらいます。
「この時間、人をたたいたりしないでよくがんばったね、えらかったね。」
と誉めてもらい、終わった一単位のマス目に「1ポイント」を記入してもらいます。
それを、一日十回やってもらいます。
一日十回、「目標」を目で確認し、誉められる、ということがポイントだそうです。
一週間経過して50ポイントたまったら、ごほうびをあげます。
そのかわり、一回でもなおしたい行動が出てしまったら、
厳しいようですが、ごほうびはあげません。
これだけのことです。
目標をたくさん書きすぎない、ハードルを低めに設定することが大事だそうです。
慣れてきたら、1日のわり方を10単位でなく5単位くらいにしてもいいそうです。
できれば専門の先生の指導の下、やられたほうがいいのかなと思います。
私は、「相手の気持ちに気付いて」問題行動をやめることが大事だと思っていたので、「モノで釣るのか!?」と情けなく思っていたのですが、
一度「あれやったから、ごほうびなしね。」という経験をさせたら、
息子自身が「ボクは大変なことをしてしまった!!」と言ってショックを受けていました。それまで「大変なこと」だと気付いてなかったのですね・・・。それから他害行動がなくなりました。
理屈より、まず体で覚えるのが早いみたいです。
それから、自閉圏の人は、言葉で誉められるより、目で見える形のごほうびのほうが分かりやすくてうれしく思うらしいです。
なおったと思った行動がまた出てきた場合、また同じことを繰り返してもいいようです。
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