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▼ピエトロさん:
>もしなにかアドバイスがありましたらお願いします。
ピエトロさん
ジョンです。ご心配は分かります。私の次女は幼いころ小児自閉症と思われる症状で、ご指摘の「育てにくい」という状態でしたが、現在、12歳、中学1年で、昔のことはうそのように成長しました。幼いころ、家内と3人で、しばしば、東京の病院まで3人で特急に乗って通院しました。私も、49歳の時、アスペルガー障害と、国立精神・神経センターで診断された時、ショックを受けました。
さて、ご子息のことですが、アインシュタインやエジソンもアスペルガーと言われています。エジソンはADHDと言われていますが、私の担当の臨床心理士はアスペルガーではないかという見解です。最近、ノーベル化学賞を受賞された、日本の民間企業の方もアスペルガーと言われています。
アスペルガー症候群の診断は、専門の医師でなければ出すことができません。できれば、専門の医療機関にご相談ください。仮にアスペルガーだとして、解説書はいくつか市販されています。例えば、アスペルガー症候群がわかる本―理解と対応のためのガイドブック(クリストファー ギルバーグ (著), その他 単行本 (2003/12) 明石書店 価格: ¥1,890)がお勧めです。診断基準を作ったギルバーグの著書ですが、医学書であるため、少し難解で読みにくいです。簡単なものは、日本自閉症協会、東京支部の作成した、「アスペルガー症候群を知っていますか?」が分かりやすいと思います。
http://www.autism.jp/l-00.htm
仮にご子息がハイパーレキシアだったとして、情報は、ネットで集めることができます。
ノーベル賞受賞者にはアスペルガーが多いといわれていますが、日本の民間企業の方も幸いにして社会に適応されて、悩みが顕在化しなかったのでは、と思ってよかったと思っています。強いて言えば、昇進試験の受験を拒否し、ノーベル賞を受賞したときには、学位もなく、管理職にもなっていなかったので、不適応と言われるかもしれませんが、人生何が幸福かを考えると、管理職は幸福の条件にはならないことは言うまでもないのでは、と管理職の私は思っています。むしろ、夫婦仲がよくうらやましい限りです。奥様のご苦労はかなりと察しています。しかし、かなりの方が社会に適応するために苦労されています。
ご子息の場合は、社会に対する適応については、何も書かれていませんでしたので、ここでは取り上げませんが、ご子息も、上記の、日本の民間企業の方のように、ご両親の愛情にはぐくまれて、何事もなく成長されることを祈っています。
将来の職業については、まだ小学生ということで、親が決めるのもまだ早いかと思いますし、書いておられるとおり、何に興味をもたれるのか、見守ってあげてはどうでしょうか。ただ、これまでの例でお分かりのとおり、理科系(日本の民間企業の方は受賞は化学賞ですが、卒業は電子工学科です。)の場合、持って生まれた性質が生きます。1.物事にこだわる。2.対人関係がなく、研究の対象に集中できる。という点が向いています。私も化学の技術者で、研究職です。
老婆心ながら申し上げますと、世の中には、社会に適応(この場合は、学校に適応)できなくて、悩んでいる方もおられますし(私も)、アスペルガー特有の「パニック」に悩んでおられる方もいます。もし、そのようなことが出てきましたら、再度、この掲示板でご相談されては如何でしょうか。勿論、私のサイトでも結構ですが・・・。以上です。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Yurinoki/9387/
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