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工作の授業の件で思い出したことを。これは憶測なんですが、
自閉症の障害部分の顕著なもののひとつに、時間の連続性をうまく認識
できない、というのがあります(小さい頃、時計の針は止まっていると
言い張って親にあきれられたことがありますw)
具体的にいうと、手順を踏む動作をシミュレートして実行する、
というのが何故か非常に難しいのです。あと、人がやるのを見て真似る、
というのも難しいです。
手順を説明する際、口頭のみでなく、一度、視覚化すると理解しやすくなる
可能性があります。ノートやメモに(フローチャートや順番つきで)書か
せる、など。でも、やっぱり一度だと上手くいかないかもしれません。
何度かやれば、必ずできるようになるはずですが。
あと、長い目で見ると、「失敗にパニックを起こす」状況、それ自体がけっこう、
望ましくないです。失敗したとき、自分を責めたり理不尽になったり、憤ったり、
そういうことをやる前に、世界と向き合う方法を模索しなくちゃいけません。
というか、失敗はあって当然のものなのです。
そこは、どーーーんと構えていられる子供に育ててあげたほうが、
本人は楽な上に、たぶんうまく生きていけます。
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