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光りと影さん
はじめまして!
保育の仕事をしています。
>発達障害の成人です。最近思うのは、子供に対してのいろんな支援や療育体制は
>整ってきているのに、大人の当人に対する支援や社会的なサポートしてくれる場
>所がないということです。
本当にそのとおりだと思います。
ただ、小さな一歩ではありますが、テレビなどでASやAD/HDといった見えにくい障碍の特性について紹介するという取り組みがなされ、「そういう人がいるんだ・・」という周囲の人からの理解と、「自分がそうかも知れない・・」と自分の生きにくさの原因を知るきっかけになったりしています。
目に見えて人との関わることが困難な自閉症のお子さんや、さまざまな障碍がある方々への支援やサポートがやっと整いかけているという状況ですから、軽度発達障碍といわれるASや、その範疇にも入れられないAD/HDはまだまだ、そのシステムが整備されていないどころか、本当にわずかな人しか知識がないのではないではないかと思います。
私自身、とてもちぐはぐな意志疎通しかできない、でも、全くやりとりができないわけではない。集団から離脱する、いつも自分の好きなファンタジーのキャラクターになりきって「おれの言うことをきけ!」とすごむ幼児との出会いによって、今まで、知識としてしっていた軽度発達障碍を学ぶことになりました。
言語面と知的レベルに遅れがないという時点で、私たち保育者は、この子の抱えている問題は「家庭環境」にあるんだろうと結論づけてしまう傾向があります。(これは本当に反省させられたことです)
彼とはクラス担任という形ではなく、個別に生活を支えるサポーター的な存在として関わらせていただいたのですが、彼の本音をゆっくり聞く機会が与えられ、保育者側の「集団の中に入らなければならない」という意識から表出する「威圧的な態度」や「叱責」から、自分の存在を否定されてしまうように感じて、二次的な障碍を引き起こしていることに気づかされたのです。
>抱えてる困難さは周りが思っているよりもかなり深刻で、いろんなト
>ラウマや挫折経験や傷つき経験ばかり積み重なって、もう心が折れまくっていて、一人で立ち直るのは無理です。
その子は4歳で「僕はいなくなりたい〜」と私につぶやきました。つばを吐き、「おまえなんか死んでしまえ」とすごむ彼の中で、こんなに小さな心が自分の生きにくさに苦しんでいることに打ちのめされた私です。
>一体どこで助けや支援を求めればいいのでしょう・・・?ちなみにこうしてネッ
>ト上だけでの相談だけでは無理があります。
光りと影さん、つらいときはゆっくり休むことが大事です。
そして、自分自身を少し整理してみませんか?
障碍そのもの特質は、時として、その人の魅力になりえたりします。
一方、自分はだれからも理解されないという事態から引き起こされる二次的な障碍は、その人の内部を破壊していくのだと思わされます。
まず、二次的な障碍としておきているうつをはじめとする精神的な疾患の治療を優先させながら、自分で人生を生きていく力を取り戻していくというのはどうでしょう?
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