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▼ジンさん:
>レスありがとうございます。では、相手の方にアスペルガーのことは言うべきでしょうか?言うと「自分の子供もアスペになるのか」「そんな人とは付き合いたくない」「危ない人間なら距離を置いて話そう」「そんな障害があるなら恋愛対象には見れない」という風に見られたら怖いんです。
まず、カミングアウトについては過去レスでも話題になりましたが、
自分の都合を押し付けることになり、相手を混乱させる可能性が高いです。
まだ深いおつき合いに至らず、信頼関係がない状態では避けるべきです。
つまり、今はしない方がいいでしょう。
今は、相手をよく観察して、話を「聴く」努力をすべきときであって、
「自分の話はしない」方向でアプローチしましょう。
それが「相手本位」の人間関係を築く練習だと思ってください。
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この際、ジンさんは、人間関係には深さの段階があることを知っておいた方がいいでしょう。
たとえば学生時代、私には次のような人間関係の区分がありました。
第一段階(もっとも広い)は「仲間」関係。
ゼミやクラブなど、一定の目的の元に集まった仲間。気の合う人も合わない人もいるが、世間話や飲み会、共同作業はできる。
第二段階(数人〜十数人程度)は「友だち」関係。
同性異性、年齢を問わず気の合う人びとで、数人または二人でもよく飲みに行ったり遊びに行ったりする。
第三段階(2〜3名)は「親友・恋人」関係。
同性なら親友、異性なら恋人となる。お互い本音で言い合い、互いに相手の生き方を受容し合える信頼できる関係。
ここで注意しなければならないことは、「仲間」関係で卒なく多くの誰かと上手につき合うことと、「親友・恋人」関係で1対1で親しくつき合うこととはかなり意識のギャップがあるということです。
実際、私も何度か二人でデートした男性でも、恋愛関係には至らず「友だち」にとどまってる異性が複数いましたし、ピンとこなくて「仲間」にフェードアウトしても楽しくおつき合いができる異性もいます。
ジンさんが”気になる”異性というのは、おそらく「仲間」関係の誰かなのでしょうが、相手が「仲間」としてジンさんとうまくつき合っているからといって、即座にジンさんが期待するように「恋愛対象」として意識してくれるとは限りません。
過去レスでもありましたが、(たとえ「仲間」でも)恋愛の対象と思ってない異性にいきなり「なんとしてでも恋愛成就」という勢いで迫られたり、あるいは「僕ってアスペルガーなんだけど」と激しく自己開示してアピールされたら、それだけでドン引きされ、こわがられ、避けられる可能性が大です。
「仲間」の中から「友だち」へ、「友だち」から「親友・恋人」へとステップアップするには、時間もかかるし、お互いの努力も必要です。
焦ってると「女にがっついてる」と思われ、女性は怖がって逃げますよ。
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