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▼キッコさん:
はじめまして、AS周辺者が家族におります。
(長文になってしまい申し訳ないのです。)
知的な問題に依存せずに、自閉としてとても共通している課題が多く有りますので「自閉症児者を家族に持つ親の会」が公開しているサイトを紹介させて頂きます。
http://homepage3.nifty.com/afd/
むし歯予防の手引きや、病院での診療の受け方、入院時の工夫など、なるほどと思わされる事が掲載されています。
お子さんですが、歯医者の「臭いや音、光」が苦手でしょうし、加えて「とても嫌な経験」をしてしまった事が思い出されて、(今の辛さの前に、)歯医者に行くだけで耐えられない状態、になっているのかもしれません。
嫌なのを無理矢理押さえつけて口の中をいじるのは出来る限り避けたいです。
どうしても避けれない事なら仕方ないですが、まだ「むし歯」にはなっていないで予防のための処置ならば、フッ素塗布の時期がずれても大きな問題は無いですよね?
お子さんが納得して歯医者さんに通える事を優先した方が良いかな?と感じました。
自分で納得でき、見通しがついている事は我慢がしやすいと思います。
一つは、お子さんに丁寧に説明をすること。
耳からだけの情報より、絵を利用した方がわかりやすい方も多いようです。
虫歯予防の絵本などを利用して歯医者に行くことの大切さを何度も説明して理解を促しましょう。
次に、歯科医を選びなおす事も必要かもしれません。
既にその歯医者に「嫌な」記憶ができてしまっているからです。
今の歯科医も含めていくつかの歯医者をピックアップし、お子さんに歯医者選びから任せてしまうのも一つの方法だと思います。
自分で選んだこと(決めたこと)は、きちんと取り組んでくれる事も多いように感じています。
子どもが騒ぐ事に寛容なことも、最低限大切かもしれませんが、子どもが「騒がないですむように安心させてくれる」事の方が大切に思うのです。
小児歯科で多くの小さい子ども達が、泣かずに診療を受けている歯科は有りませんか? こまめに声をかけて、次に何をするかを丁寧に説明しながら処置をしてくれる歯医者のほうが安心できるタイプのお子さんも有ります。
自分より小さな子ども達が、おとなしく診療を受けている様子を目にすると、自分の診療も受け入れやすくなるかもしれません。
そのうえで、スモールステップでの成功体験も大切だと思います。
行くだけ、座るだけ、と、ほんの少しずつ練習をしていくのです。
ここまで出来るようになって、その上で本人が納得したら、口の中を見て貰うのが理想かもしれません。
まっさらな状態なら、そんなに時間が必要がないでしょうけれど、今「とても嫌」という体験を積んでしまった事を克服するためには、とても長い時間がかかっても仕方ないのでは?と、感じました。
子どもの立場からならどう感じるだろうか?という視点を、可能な限りしてみる事を私は心がけています。 余裕のない時には、なかなか出来ないのですが、歯科診療というようなあらかじめ考えられる時には良い練習になるように思います。 それでも、なかなか子どもの立場にはなりきれないのですが、可能な限り見通しがつき、納得できることが大切に思っています。
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