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本人が自分はアスぺだと言っているということ
先生が、学習障害もあると言ってること
少し状況が見えてきました。
字があまり上手ではないので、筆談もうまくいかない。
いろいろ試しておられるのですね〜〜。
私の経験談ですので、よかったら、担任の先生にも読んでもらうと糸口になっていいかもしれません。
私は保育者で、対象となる子はまだ字がかけません。
年長さんでやっと、ひらがなが読めるかな?というくらいですので、筆談は必然的に私が書くことになります。相手に書いてもらうのではなく、相手が話したことをそのまま書き留めて、「あなたの考えていることはこういうこと?」と私が話しの内容をこう理解したんだというように開示します。
すると違っていればそうリアクションがくるので、正しい理解になるまでそのやりとりを繰り返します。
相手の子にとっては自分を理解しようとしてくれていることを感じることが大切なことなので、けっこう柔らかな気持ちになって会話が成立します。
正しく理解されると、彼の中で「安心」という思いが育ち、同時にこちらの言葉「私はこう思う」「私はこれがいや」「私はこうしてほしい」に耳を傾けようという気持ちの余裕ができてくるようです。(私の経験です)
「自分のことを理解しようとしていること」と「自分の言いなりになってくれること」とは同じではなく、その場で一緒に解決法(両方の言い分が一致する)を見つけだせたりします。
ただ、自分が正しいと信じていますから、「それは間違っている」と言われたり、一方的に正しいことを押しつけられたりすると強く反発を感じてしまうようです。「パニックをおこしてしまうほどの何かが心の中で嵐のようにふきあれたという事実をわかってほしい」という感情で心の中がいっぱいになり、自分で自分にブレーキをかけられないで困っているのです。できれば、心の中でふきあれた怒りが何だったか?を彼自身の言葉で表現することができるといいですね。
「パニックを起こしてはいけない」と厳しく指導するのではなく「パニックを起こす必要のない状況」をつくってあげるのが、教育の現場の役割だと私は考えています。つまり、パニックは起こしたくて起こしているのではないというのがこの発達障碍の特性なんだと思います。(このあたりが、人格障碍的な精神疾患の場合と異なる部分のようらしく、こちらの気をひきたいだけの場合のお子さんはこのパニック症状に一貫性がありません。自分でコントロールして暴れたり、暴れなかったりするのです。)
人間関係を成立させていくことを妨げる原因がアスぺなのか、生育過程における養育態度の不適切さなのか、その両方なのかを、正しく判断することは、とてもむずかしいことなので、私たちは基本的な接し方として、「厳しい指導」「特に言葉による叱責」「上から命令するような態度」をできるだけ排除し、何かがあって心を閉ざしてしまった状況を「わがまま」ではなく「パニック」のひとつとしてとらえ、「クールダウン」できるように「タイムアウト」の時間と場所を確保しながら、自分を客観的にみるチャンスを作ることに努めます。自分は受け入れられている、愛されているという思いがちょこっとでも芽生えてくることが彼には必要なことだと思いますと、先生に伝えてあげてください。
さて、あなたにできること・・は
奇異にみえる行動や言動があっても、なにも気にしないで普通に接してあげてほしいということです。
>同じ学校で同じクラスの高校生、という面ではみんな平等だと思います。
>言いたいことはハッキリ言いたいし、言ってもらいたい。
その通りです。あなたにとって、迷惑だったり嫌だとおもうことははっきり「それはいやだ」と伝えてください。我慢する必要はありません。
>良いことしたら互いに誉めあい、間違ったことをすれば注意するのは当たり前だと思うんです...
>ですが、実際、クラスの人は、彼に対して何も言いません(私もあまり言いませんが..)
>誉めもしなければ、叱りもしないんです。
「いいことを褒める」「間違いを叱る」という態度は、アスぺのお子さんの場合は「自分をばかにした」とか「だめな人間と評価された」と感じることが多いので、その行為によって被る実害だけを伝えるようにしてくださいね。同時にどうしてほしいかという具体的に何をすればいいかがわかるといいようです。「〜してほしいんだけど・・」と提案される感じが効果的でした。
どちらにしても、ご自分で背負い込む必要はありません。あなたはあなたの友だち関係を大切にしてくださいね。先生や彼の保護者が負うべき責任までは引き受けられません!と正直な気持ちを大人たちに伝えてください。
長くなってしまってごめんなさい。
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