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こんさん
はじめまして。
保育の仕事をしていますが、この館をとおして、発達障碍によって人間関係につまずいたり、生活そのものに困り感を感じている方々の本当の心に触れて、いろいろ学ばせていただいています。
今回ご相談された内容について、私が感じたことを書かせて頂きます。
>アスペルガー症候群というのは直る可能性があるのか?
「先天的な脳の機能障碍によるものなので、治癒するものではなく、軽減や克服をめざすものと捉えたい」と白石雅一(宮城学院女子大学発達臨床学科助教授)の論文にありました。
どの発達障碍もそうだと思いますが、その障碍について正しい知識を持つことが大切です。この障碍があってとても生活そのものの困り感にとても苦しんでいる方々の心の叫びがこの館で吐露されています。また、どうすればこの障碍を克服できるのだろう?と懸命に努力されておられる方もおられます。
「集団生活をおくるうえでの社会性を身に付けていないわがままな人間」ではなく、「対人面での不器用さ」「言語表現の異質さ」「言外の意をくみ取れない」という特徴のゆえに誤解をまねいているということが大きいと思います。ですから、会社の後輩さんに対して、「このまま解雇になるのはあまりにも残念」とこんさんが感じられ今回このような書き込みをされたことがこのアスぺを理解する人が一人増えたということになりとてもうれしいことだと思います。
>教えて病院へ行かせた方が良いのか?
後輩さんの人生は後輩さんのものだと、はっきり区別をつけて関わられた方がいいと思いました。
「アスぺだと思うから病院にいきなさい」ではなく、先輩として
1)彼自身が自分の行動や言動で周囲のひとたちと上手に関われていないということに悩んでいるかどうか?
2)彼がどうしたいと思っているか?
3)こんさん自身が感じていること
などを、やわらかく話して、一緒に考えてあげるような形がいいのではないかと思います。
〜彼らの生活にとって、「混乱が生じた時に、出来事の一部始終を解説し、事態を収拾してくれる人がいること」が有益である〜リアン・ホリデー・ウィリー(ご自身もASでASのお子さんを育てている方からのメッセージです。)
参考になるとうれしいですが・・・。
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