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>良いところを汲んであげてと、数年会社全体で
>やろうとしていたのですが、難しいという判断が
>出そうな状況です。
会社全体で受け止めていこうとされておられることに感激しました。もう少し、その最終的な判断をのばして、彼自身に内在している彼本来の才能が発揮できるような手だてが見つけられるといいですね。
この館にレスされるかたたちと同様に、きっと、彼自身も自分がどうしてうまく人と関われないんだろう?と悩んでいるのではないかと思われます。
障碍ゆえに、その行動だけが批判や非難の対象になってしまって、自分への肯定感が極端に低かったり、あるいはその不安をカモフラージュするためにとても尊大な態度で関わろうとしたりという悪循環の渦から出られなくなってしまうようです。
>ただ、病気ということであれば何か方法があるのでは
>と考えております。
初めのレスでも書きましたが、アスぺは治癒する病気ではなく、本人の努力と周囲の理解で、上手な関わり方や自分の表現の仕方など、問題の軽減や克服が可能です。ただ、この障碍ゆえに、自分を否定され続けてきたことによる、鬱や反社会的行動などの二次的な精神的疾患が生じている場合にはカウンセリングや薬による治療が有効であったりすると思います。
私はこどもたちとの関わりの中で、障碍だからこんな対応が必要ということではなく、根本的な部分での
自分がこの地球に存在していることを喜んでくれる人と出会うことによって、自分自身への肯定感が育まれる
という大切な人権を保障することの真の意味を考えさせられました。
会社という組織の中で、アスぺやADHDといった、知的面・言語面での問題はない方達が、「人との関わりがへただ」ということだけで排除されてしまうのではなく、本来の自分の持っている才能を十分に発揮できるように、両者が相互理解できるような場があるといいなと思いますが、これもまた、むずかしい面があるのでしょうね。こんさんの会社で、彼が生き生きと仕事できるようになれることを心から願いつつ・・。
>ありがとうございました。
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