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▼こますけさん:
こんにちは、秋桜です。お返事ありがとうございます。
> 今求職中です。その為に色々相談(職業適性)に出掛けていたりしていますが、ワーカーの力量がはっきり出ていることに気が付いたりもしています。(笑)
> 以外と思われるかもしれないが、もしかして人に接する仕事が一番向いているかもと思っています。(人の動きが大きいので読みやすい)
>逆にディスクワークは仕事本体から出来ないですね。(才能なさ過ぎ)
ワーカーは個人差が大きいですねー。制度を知らないワーカーとかもいて、「勉強しろよ!」と思ってしまうこともよくあります。
仕事についてですが、接客業は確かにパターンが読めればある程度こなせるかもしれませんね。人が嫌いでなければ向いていると思います。
デスクワークは私はわりと好きですが、一日中しているのはやっぱり苦痛かもしれません。
> 私自身、小学校低学年の頃には「生きていくには学校の勉強より、人との関わり方の方が大切」と決めて行動していたことや母に「おまえは何も出来ない」と決めつけられたので無言の反撃していたので成績は当然悪く、高校もいやいや通信制(これまた当時めずらしい)に入れられました。(なぜか校風が合っていたみたいで在籍期間は長かったが卒業した)
>その為、職業の幅が広くないですね。
私の母も「お前は情けない!」「何もできないくせに!」ということをよく言っていましたね。ところでこますけさんはどうして小学校低学年でそんなすごいことを考えられたのでしょうか。何だかそちらの方に感心してしまいました。
私の場合逃避手段が読書(本当に一日中本ばかり読んでいる子どもでした)だったせいか、勉強ができたことだけが学校にいられる理由だったので、すごく興味があります。
通信制高校というのは確かに当時としては珍しいですよね。選択授業も多いらしいから、アスペの人には向いているかもしれませんね。
ちなみに私が通っていた高校は校則はあまりなくて自由だったけど、とにかく授業の進度が早くてそれに付いて行くのに苦労しました。先生方も「分からない?じゃあ調べなさい」という態度で、質問すれば教えてくれたけどあくまでも自分で考えて勉強するということを重んじていたので、どこが分からないのかを自分で探すことがまず大変でした(苦笑)。
> その前にうちの母はASの存在を知らないみたいです。そうでなかったら今頃、思い込みモード全開で振り回されているでしょう。(娘がかわいいと思う気持から何かしてあげなくてはと情報さがしに燃え、いらないことをする)
わー…。何だかすごく良く分かります。私の母がまさにこれでした。もう本当にアスペルガーに関する情報を集めまくり、娘の私にものすごいプレッシャーをかけていました。何かヘマをすると「だからアスペルガーは!」「お前は普通じゃないから、普通になるには普通の子以上の努力をしないといけないのに!!」とよく怒られていましたね。母にしたら心配のあまりにやっていることなのでしょうが、こちらにしたらいかにその火の粉を振り払うかで精一杯でした(下手したら燃え尽きちゃうし)。
> 秋桜さんのお姉さんもASだったのですか?
私の親戚関係は多いですね。以前専門家に家系図を描いて見せたら呆気に取られていました(笑)。
>私にも姉がいますが、2人とも健常です。けれども母の影響を受けて育ったせいか時々ASみたいなところを感じるらしい。そういうことを姉が言うと「おまえは子どもの頃、訳の解らんお姫様ごっこにさそって悩ませてくれたではないか」と答えます。(笑)
定型発達の子ってよくそういう遊びしますけどね。3,4歳の子って一緒にままごととかをすると途中で「???」となるような展開になるのは良くあることですよね(本人に確認をしたり、母親に「どういうこと?」と聞けばちゃんと理由は分かるからすごいとは思いますが)。きっとこますけさんのお母さんは知識はあったのでしょうが、実際にされると訳が分からなかったのでしょうね。
>一つとても気になっていることがあるのですが、秋桜さんのお母さんは身近な人の死に関してどうとらえていますか?
>うちの母はその点がおかしく自分の家族にたいして怒ってしまうのです。(こうなると止められない)
答えになるか分かりませんが…。実は私の母は結婚前ある病院で付添婦の仕事をしていたので「死」に対しては日本人にしては珍しいくらいオープンです。死生学の勉強も以前していました。そのため私以外の家族は母のペースに付いて行けず、そういう家族を母はものすごく非難します。私がいくら「しょうがないでしょ。私はそういう勉強をしたし、病院で働いているから分かるけど、他のみんなは死が身近じゃないんだから」と諭しても聞き入れません。
最近立て続けに親戚を看取っていましたが、まず母は相手に「死を受容させる」ことから看病が始まります。母方の祖母(母の実母)はアスペの可能性が高い人だったので途中で「教育」するのを諦めていましたが、最近亡くなった父方の叔父(この人もアスペの可能性が高い)には自称「死への水先案内人」をしていました。この叔父の場合、ガンが分かった時点で「末期ガンで余命三ヶ月」と言われたので確かに必要だったとは思いますが、死の受容を求められた叔父もけっこう大変だったのでは、と私は感じています。実際私が世話をしに行くとよく「俺、死んだらどうなるのかな」「秋桜ちゃん、おれいつ頃あの世へ行くのかな?」と言ってほとんど聞き取れないような声で自分の不安な気持ちを打ち明けていました。不思議なことに母と私にしかそういう話をしなかったそうで、最期の頃は母ですら声が聞き取れなくなったため、コミュニケーションや細かい要求に関しては私に頼るようになっていました。そういう意味では私も「死」というものに対して普通の人とは違う感覚を持っているのかもしれません。
母自身「私は見送る係なのかしらね」とポツンと呟いていたことがあり、そういう役割は意識しているようです。この叔父は末弟でおまけに独身だったので、一番近所で長兄だった私の両親が面倒を見なくてはいけない、という事情もありました。叔父もそんな母をすごく頼っていたし、父も「ママじゃなければきっとあいつを看病できなかった」と感謝していました。でも父もけっこう母のペースに巻き込まれて大変だったようで、最近は何かと理由を付けて一人で我が家へやって来ます。
> 他にも長姉の結婚騒動時などの母の行動が同じだなと感じられることが多く、今度姉達にも秋桜さんのHPを見せようと思いました。
ぜひ感想を聞かせてください。何だかこますけさんのお母さんの様子が私の母にすごく似ている感じがして、すごく親近感を覚えています。これからもよろしくお願いいたします(HNの封筒をクリックするとメールもできるので、よかったらメールください)。
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