アスペルガーの館の掲示板

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[#2244] どう子どもに伝えたらいいのか 明日ペア 04/12/15(水) 22:42 [未読]

[#2333] Re:どう子どもに伝えたらいいのか 明日ペア 04/12/18(土) 23:56 [未読]

[#2333] Re:どう子どもに伝えたらいいのか
 明日ペア  - 04/12/18(土) 23:56 -

引用なし
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   ▼wentさん:
>大学には、学生相談室といった類の施設があるのでしょうか? 私の場合は、その施設にだいぶ救われました
大学に1年半も行っていませんので、相談室のようなところでお世話になれる可能性は低いのが残念です。初期の内にそうした学内の制度に気付くべきでした。医者はすぐ思い浮かんだのですが。
>同じような(と私が思った)思いを持っている他学部・異年齢の学生と、一緒に話す機会にも恵まれました。彼ら彼女らと「あんたって、結構いい奴だよ」と言い合ったりしたことも、よかったと思います。
親として切実に願うのは、まさにそんな機会、出会いです。それを普通の人に求めて(当たり前ですすよね)、自分の障害認識がないためにドン・キ・ホーテになってしまうような体験を積み重ねてきたのだと思います。安心して交われる人達と交流を持ちながら回復してほしいと思うのですが、外出してくれないことには生身の人や、本当に動いている現実の社会に接することすらできません。
ネットではマスコミネタは大概知っており、関心を引いたことは私たち以上に知っています。事件などへの同世代の動向も敏感にキャッチしています。社会的な関心を失っていない姿には健康さを感じますし、世間話の会話は絶やさず続けていますが、すべてがネット情報であることが可哀相に感じる面もあります。たぶんネット社会になって救われている面の方が大きいとは思っているのですが。
>本人は、下宿よりも自宅のほうが安心できるのでしょうか? 私の場合は、自宅では安心できなかったです。
表面的にはそれなりに落ち着いています。一年前は放って置いたらうつ病になってしまうかもと、だいたい週末には夫婦でさりげなく顔を出していました。家内にすれば、今は、傍にいてくれる方が安心です。息子もちょっと太り、最近は食事の量に気をつけているようです。まあ、太ったから安心したとは言えませんが。とはいえ、
>「外出したら、知ってる人に出くわしてしまうことがよくある」
>「知ってる人に気付かれてしまったら、『同級生の誰それさんが、玉の輿に乗って今では○○市に住んでいる。』といったような会話に付き合わされるハメになる」
>「ご近所さんから、白い目で見られているかもしれない」
>「親戚や兄弟からも白い目で見られているかもしれない」
本質はまったく同じ思いであろうことは充分察しております。
>「有意義な日々を送ろうと考えるよりも、『自分が落ち着ける・暮らしやすくなるにはどうすればよいか』を考えることを優先させろ。
息子が「負け組の生き方」と言ったのがこれに当たると思います。
この掲示板に投稿を始めるまでは「負け組の生き方」という言葉に、正直私の方が少し落胆の色があったのですが、またぼちぼち孫を持ち始めた兄姉や同世代を羨ましく思う気持ちさえよぎったのですが、この言葉が、彼なりの模索の、今なりの表現だとわかってきました。「落ちこぼれ」という言葉より随分健康です。人口の半分を占めるわけです。しかも「生き方」とちゃんと言っている。
>ひとつの方法として、学生という身分をフルに使って、回り道と思われるようなことを考えたりやったりするのもアリだ。
ほとんど同じ意味のことを言っていました。ビックリです。wentさんのReに接して、息子が自分で当面そういう結論に至ったのだと思えるようになりました。
>カウンセリングを始めて2ヶ月位は、「前向きになれる方法を教えてくれ。このカウンセリングでは、バカ話しかやらないじゃないか」という思いしかなかったですカウンセリングを受けても2ヶ月も、それ以上もかかるんですよね。今すぐこの現実が変わってほしいなんて望んではいけませんね。
>変な話ですが、前向きになる方法を求めなくなってからのほうが、暮らしやすくなるヒントを得られるようになりました。
ということであれば、今がそういう時期なのだと思います。
>「これから先、どうやっていくつもりなの?」「言ったいつまで、こんなことを続けるつもりなの?」と言われるのが、私は一番嫌でした。
彼ががんとした態度を通すようになってから、こちらも言えなく、言わなくなりました。それはASが判明した時期と重なり、良いタイミングであったと思います。
>「『来年3月まで続ける』とか『将来、○○をやる』とか言える状態にあるのなら、悩まないし苦しまない。
5月頃までは年度替わりとか節目節目に、私がそういう言い方で迫っていました。逆に本人は一年前から「いつまでと期限はつけられないけど」と言っていました。その言葉ははっきりと覚えています。親の性としてそのままは受け容れられなかったわけです。一番苦しんでいるのは息子だということを、もう一度理解し直さなければなりません。
>研究室で躓いたときに本人を苦しめたのがこの病歴でした
>これは、本人がそう考えているのでしょうか?
本人は自分がうつ病ではないことをうつ病の人たちのサイトに入ってコミュニケーションしている内に、うつ病の人たちから指摘されて知っています。その話とは別に、8月に、「小児うつ」と向き合ってきた大学時代のトピックを、初めて本人の口から聞きました。迂闊にも独りで苦闘させてきたことを初めて知りました。「もう疲れた」とのひとことが、ゆっくり休ませてあげなければ、との基本的理解につながりました。9月にASが判明しました。
>ほかにもいろいろな思いを、本人は持っているのかもしれません。私の憶測に過ぎませんが。
多分そうだろうと思います。大学時代までは岐路に立ったらしいときには、何だかんだ言っても私に相談しました。ことの始まりから一年間くらいは断続的にたくさんのことを語ってくれましたが、今はディベートはしても、内面は語りません。何かを模索しているのではないかと推測します。そうあってほしいと願いもします。その上で認知療法など受診できれば、親としてはこの上ないのですが…。
>LDやASを、「解決しない障害」というより「自分に合った方法を模索する際の指針」と思えたのは、知った時期がよかったこともあると思います。
親はこうしてそこまで理解を進めることができました。本当にありがとうございます。
息子がASなんだと判った日から、この掲示板を探り当て、少しずつ学ばせてきて頂きました。診断を受けた日は、やはり平静ではいられない心持ちになりましたが、一方で、幼い頃からの子育てのパズルが解けた思いもありました。あちこちのスレッドを覗きながら、ジョン様の記述から、まずギルバーグの「アスペルガー症候群がわかる本」を選んで読み、基本的な理解と見通しを得たのですが、こうして直接当事者の方々と対話することができ、私たち夫婦の力では読み切れなかったところにまで、子どもへの理解が及び始めたことを感じています。
息子がここまで辿り着けるまで、まだまだ時間を要すると思われますが、できればまだ20代半ばの内に、なるべく円満に障害を受容し、スキルで対応できるようになって、再び自分の力で社会生活を歩んでいけたらと、心底願っています。
「建設的に物を考えられると、障害の問題をクリアするスピードは格段に早く、
その後はアスペ故の能力を活用して、アスペと共に歩む生活を楽しんで暮らしています。」(いぬかい様)
本当にそうなってほしい。
少しずつ展望が開けてきている思いを持っています。まだまだ皆様のお力をお借りしたいです。我が家と同じような世代、似たような組み合わせで乗り越えられてきたご体験なども、どなたかございましたらお聞かせ下さると助かります。引き続きよろしくお願いします。


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