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▼くらすとさん:
はじめまして。ぴよまるです。
小学生のアスペルガーの息子がおります。
地域や小学校の子どもたちに絵本の読み聞かせや図書の紹介をしているものです。
くらすとさんは小さな頃、絵本やアニメのようなものはお好きでしたか?
アスペルガーのお子さんで、絵本を読んでもらったり、ストーリーのある話に興味を持てないという方は、結構多いかなと感じています。
状況に応じて本を図鑑に替えたり、静かにしているのを条件に(聞きたい子もいるので)後ろで好きなことをしていていいよ、という対応をしています。
くらすとさんは、このお年頃どうだったでしょう。
小学生から分厚い小説を読みこなす子は、急に読めるようになるわけではなく、読書経験を順を追って積んでいる場合が殆どです。
子ども向けのストーリーは、流れが一直線で登場人物も限られますので、大人の話よりは分かりやすく構成されています。
ですが、大人向けの小説、映画は伏線を複雑に張ったり(終末や流れを予測させるためと、意外性を持たせるためにわざと外すためのものがあります)、象徴的なものをテーマに絡めて使うなど、構成が複雑になっていきます。
言葉の意味が分かる、というのと、背景(登場人物の心理や、成長過程、社会的な状況)を掴みながら、でも全体の流れを壊さない程度に不必要なものは捨てて読んでいくというのは全く違うことですよね。
もし、興味のないものを教材にしてもいいという気持ちがおありでしたら、くらすとさんが掴める難易度の本から、順番に読んでいくというのも方法ではないかなと思います。
あと、ネット等であらかじめあらすじを読んでおいたり、読んだり観たりした後にレビューと自分の感想を比べてみたりするのも、自分の掴み方のクセを知るのにいいかもしれません。
お役に立てれば幸いです。
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