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▼ムスカリさん:
>でも、息子は「遅刻では入れない」と歩いて帰ってきたものです。
気後れしちゃうのでしょうね。
遅刻しても出席にカウントしてもらう制度があると思うのですが
(3回遅刻で1欠席とか)毎日遅刻でも、週5日で2欠席=3出席に
なり、週1出席よりは多いですよね。それも難しいでしょうか。
>受け入れる、受容する、それも無条件の受け入れが必要だと、不登校の親の会でも、講演会でも、カウンセリング講座でも言われます。
ここが、やはり、以前から私は疑問でした。
「子供の存在を受容すること」と、「子供の行動を受容すること」を
キチンと区別しなくてはならないのでは…?と。
うちの高校生は、色々あって自己評価が低く、意欲が極度に低下して
いるため、自分だけの力では、行動を改善できません。
また、土日は日中も爆睡していて、お昼ご飯を食べないときもあります。
これを「受容しなくては」「信じて待たなくては」と見守るだけでは、
下手すると「親は自分のことに関心がない」と思われてしまうし、
過干渉になれば「親は自分を操作しようとする」と思われるでしょう。
無気力になってしまったのは、必要な時期に必要な支援をできなかった
親の怠慢で、本人には気の毒なので、今はできるだけ気持ちを尊重しつつ、
諦めずに、ただ待つだけじゃなく、関わっていこうとしています。
そこで、「夕食、カレーとシチューとどっちがいい?」等、好きなものを
選ばせて、主体性を引き出すようにしています(精神科の指導による)。
また、「子供の行動」でこちらに影響があることについては、たとえば
「私の後片付けが大変になるので、食事時間は守ってほしい」
「朝起こすのに私が苦労するから、早く寝てほしい」等、
”私メッセージ”で苦情を申し立てて、改善を指導しています。
必要な時期に、必要な支援、という匙加減は、本当に難しいですね。
ただ、あまり親が先回りして、不安を先取りするのも、やはり子供に
とって負担で、緊張が高まるようです。
たとえば、今の高校でたとえば一年長くかかったところで、大学受験で
浪人することを思えば、どうってことありません。
また息子さんはイラストが好きとのことですが、必ずしも職業に結び
つけずとも、一生続けられる楽しい趣味と考えてもよいでしょう。
(注文通りに描かなければならないなら、描く喜びもなくなるかも…)
子供の主治医に、「子供の変化は一年単位でみてください」と
言われています。それだけ、成長にも変わるのにも時間がかかるのです。
焦ってもいいことはあまりありません。
また、「高校は通過点だから」とも言われました。
友人がいない、成績がふるわない等うちも問題は山積みですが、高校は
生涯の目的地ではないので、気にせず、多く期待し過ぎないこと、と。
ぼちぼち、ゆっくり、プライドに見合うぐらい自己評価を高めていって、
じっくり成長すればいいじゃないですか。
うちも、時間のコントロール(ゲームや就寝)、空間のコントロール
(汚部屋やノートの乱雑さ)を、ぼちぼちと訓練中です。
お互い、焦らず、ぼちぼち参りましょう〜。
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