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▼やすはさん:
はじめまして。
『非定型自閉症』と診断された小1の息子の母親です。
『非定型自閉症』というのは、『自閉症』の判断基準には当てはまらないけれど、”自閉的な傾向がある”という診断で、『広汎性発達障害』という大きなグループの中に含まれます。
『特定不能の広汎性発達障害』とか、『グレーゾーン』と言われることもあります。
自分の子供に『発達障害』があると言われれば、親ならみんなショックを受けると思います。私も同じでした。
けれど、やすはさんご自身がすでにお気づきになっていらっしゃるように、幼稚園の集団生活に入る前に告知されたのは”良かった”と思ったほうがいいです。
やすはさんは、今、入園を前にして、不安な気持ちでいっぱいだと思いますが、あまり深く考えずに、まずは幼稚園側にお子さんの状態を伝え、後のことは入園後に問題が起きてから考えていったほうがいいと思います。
お母さんの不安な気持ちは、お子さんにもすぐ伝わりますから、ね。
お嬢さんには”幼稚園は楽しい所”だと伝えてあげてください。
うちの息子も言葉の発達に遅れがあって、入園時には1歳半〜2歳(単語+2語文少し)程度でした。
幼稚園に行くようになって、言葉は出てきたけれど、『話のキャッチボール』はなかなかできませんでした。
自分の要求は言うけれど、先生や私の問いかけは無視したり、何回も聞いてやっと答える感じで。
『話のキャッチボール』ができるようになったのは、年長になる少し前(5歳半)だったと思います。それから急速にしゃべるようになりました。
今は、言い間違え、聞き間違えは多いけれど、言葉を使ってコミュニケーションはとれています。
先にレスをつけられた皆さんが仰るように、『療育』を受けたほうが、本当はいいんですね。
うちは、田舎に住んでいるので、そもそも療育機関がないし、自営なので頻繁に家を空けるわけにもいかなかったので、結局息子は『療育』を受けずにきてしまいました。
でも、専門機関に任せて『療育』さえ受けていればいいわけではないはずです。
親が子供の障害と向き合って、愛情を持って、丁寧な子育てを実践する、家庭での日々の生活そのものこそ、お子さんにとって大事な『療育』じゃないのかな?と思います。
お嬢さんも、言葉が出てくると、自分にもっと自信がつくかもしれませんね。
その言葉ですが、私は『言葉のシャワー』をたくさん浴びさせるように心掛けてきました。例えば、
1.一緒に散歩に出て、私が目に映ることを言葉にする。
「空が青いね」「赤い花が咲いているよ、きれいだね」「大きな犬だね」などなど。
2.絵本を読む。
最初は実年齢よりもかなり下げて、赤ちゃん向けの本から段々ストーリーのある本へ進めました。(こぐまちゃんシリーズ、ぱおちゃんシリーズ、ノンタンシリーズはよく読みました)
3.「あめ、あめ」のように単語だけで要求してきた時に、すぐに要求をのまない。
「あめ?」「あめをどうしたいの?」と、ちょっと意地悪かもしれませんが「欲しい」という言葉を引き出す練習をしました。
「あめ、ほしい」と言えるようになったら、「あめ”が”欲しいのね」と今度は助詞をつけるように促しました。
4.遊びの中に取り入れる。
ひらがなと絵が描いてある積み木を購入し、それを直接「これは何?」と使うのではなくて、ドミノだおしや普通に積み木として遊び、片づける時に「あいうえお」順に「あ、”あり”取って!」「い、”犬”はどこ?」と絵を見ながら一緒に片づけました。
うちは公文の教室に通わせていたので、「あいうえお」を覚えるのは、わりと早かったと思います。
公文に通わせるのも一つの方法だと思います。
年齢があがってきたら、「しりとり」や「かるた」も語彙を増やすのに有効です。「しりとり」は、今でも息子は大好きです。
私は、言葉は、五感で覚えるものだと思います。
そして、本人の中で「楽しい」という気持ちがあったほうが、より学習効果が高いと思います。
焦らないで、頑張ってくださいね。
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