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はじめまして。20代のアスペルガーの大学生です。
私は幼稚園から18歳までは親に従順でしたが、18を過ぎてからワガママになってしまいました。
子供のころは親への不満や疑問を口にすれば即叩かれたので、常にビクビクしながら生活していました。親に逆らった事は殆どありません。学校では嫌な事が沢山あったので学校に行きたくなかったのですが、「そんなことぐらいで休むな」とどうせ言われるんだろうな、と思って、嫌な事があっても親には何も話さずに無理して通っていました。
親と、現在診て頂いている先生と3人で昔のことを話していた時、私の親が「この子は昔はすごく大人しかった。とても育てやすかった」と振り返っていたので、やっぱり親を怒らせないように生きていたんだなぁとしみじみ思ってしまいました。
でも、大人しかったと言っても、それは表面だけで裏では親への不満や学校への不満でいっぱいで、心が疲れ果て、毎日おなかを壊したり、チックが出たりしました。チック(現在ではチックと診断されていますが、当時は私も親も変な癖という認識しかしていませんでした)が出たら、その事でまた親に怒られました。
私は鼻をクンクンするチックだったので、仕事で疲れて帰ってきた親にはその音が耳障りだったのだと思います。
それからずっとチックが続いたので、センター診て頂いたところ、アスペルガーと診断されました。 それからは、親も私に手を上げなくなりました。「ああ、これで言いたいことが言える」と思ったら感情が爆発して、親に対して強い口調で自己主張するようになりました。時々主張を越えてワガママな事を言ったりもしました。でも、昔言えなかった事を言えたらなんだかすっきりして、現在ではあまりワガママを言わなくなりました。(本当はわがままゼロ人間になりたいんですけど・・)
アスペルガーと診断されてからは、昔と違って親と話す機会が多くなり、親も私も自分の思いを素直に話せるようになりました。親も昔は大変なストレスをかかえていたんだと分かって、それまでずっと持っていた親への不満はなくなりました。現在では家庭にストレスは全くありません(でも、私にストレスがない分、親がかなり我慢しているはずです)
しらたまさんのお子さんは、自分の両親は他の親に比べ劣ると思っていらっしゃるようですが、実は私も親に反抗していた時に、そのような事を言ってしまった事があります。過去の出来事の不満を出してきてまで文句を言った事もあります。ですが心底そんな事を思っていたわけではありません。親に不満はありましたが、ずっと尊敬もしていましたから。今思えば、自分がいろいろと外で失敗した時に、そのイライラから、親に八つ当たりしていたんだと思います。私が人に攻撃的になる時は、たいていは自分への不満が多い時なので。
私の反抗期はこんな感じでした。
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