アスペルガーの館の掲示板

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[#2461] 言葉の力をください!その1。 わるなすび 04/12/22(水) 23:15 [未読]

[#2487] Re:言葉の力をください!その1。 秋桜 04/12/23(木) 9:29 [未読]
[#2505] Re:言葉の力を kemekeme 04/12/23(木) 18:19 [未読]
[#2517] Re:言葉の力をください!その1。 三月うさぎ 04/12/23(木) 21:56 [未読]
[#2522] 褒めるって… 秋桜 04/12/23(木) 23:36 [未読]
[#2529] Re:言葉の力をください!その1。 わるなすび 04/12/24(金) 0:48 [未読]
[#2539] Re:言葉の力をください!その1。 三月うさぎ 04/12/24(金) 10:55 [未読]
[#2530] たくさんの言葉ありがとうございます。 わるなすび 04/12/24(金) 1:07 [未読]
[#2579] Re:たくさんの言葉ありがとうございます。 秋桜 04/12/25(土) 11:34 [未読]

[#2487] Re:言葉の力をください!その1。
 秋桜 メールホームページ  - 04/12/23(木) 9:29 -

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   ▼わるなすびさん:
こんにちは。先日はどうも(^^)。

>お母さんたちは「なんで我が子がそんなことをするのか理解できない」と心理士さんに尋ねることが多いんです。
>
>たまに心理士さんでも分からないことがあるみたいなのです。
>でも、そういうことに限って「私にもある・私にもあった」ことなんです。

専門家でも非AS(というか自閉)の人にとって私たちの世界は「想像の域」の中のことなんです。私のスーパーバイザーも臨床経験30年以上の方ですが、私が幼い頃の話をしたり、自分が感じていることを説明したりすると「想像はしていたけどそこまで…」とか「全然気付かなかったわ」という反応をされます。私のことを知っている職場の同僚にも「秋桜さんと働かなかったら、こんなに自閉症のことを分からなかったと思う」と言われます。
きっとその心理士さんもわるなすびさんの話で目から鱗が落ちると思いますよ。

>パニックを起こしているときに、他人が気をそらそうと「かわいいぬいぐるみだね」と声をかけると、(すごく大事なものでも)ぬいぐるみを投げつけたくなる
>衝動・・。

そういう時、あります。「バカにするな!」という気持ちになってその気持ちを物を投げることで何とか落ち着かせようとしていたと思います。今でも夫のことばにイライラすると「ワァーッ!」となってそこにあった物を投げたり、叩いたりします。
私の母はそういうときに限って「何でそんな風になるの?変な子」といった態度を取られてしまい、余計に悶々としていました。

>服を褒められると脱ぎ捨てたくなり、自分を褒められると死んでしまいたくなる・・。

服を脱ぎ捨てたくはなりませんが、褒められるのはあまり好きではありませんでした。そもそも褒められるような経験をあまりしていなかった、というのもあるかもしれません。母は「褒めて育てる」というのとは正反対の子育てでしたし。
でも大人がよく子どもにやるような「うわぁー!すごいねぇ!」といった褒められ方は全身に鳥肌が立つくらい本当に嫌いでした。「ワザとらしい!」という気持ちもあったし、何でこんな当たり前のことをいちいち褒めるんだ?という気持ちもありましたね。

そういうせいもあって、私は自閉の子にはあまり褒めないんです。もちろん「あ、よくできたね」といった褒め方はするし、「それでいいんだよ」ということは表現します。でもあんまり大げさには言いません。本人はできたことで満足できているし、褒めたことで逆にパニックを起こす子もいますから。以前担当した子でも「よくできたね」と言っただけで戸惑ってしまって、どうしたらいいのか分からなくなっていた子もいましたし。
逆に自閉症じゃない子にはオーバーアクションで褒めちぎります。重度の知的障害の子でも自閉じゃない子って共感を求めてくるんですよね。

[#2505] Re:言葉の力を
 kemekeme  - 04/12/23(木) 18:19 -

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   ▼秋桜さん:
>服を脱ぎ捨てたくはなりませんが、褒められるのはあまり好きではありませんでした。そもそも褒められるような経験をあまりしていなかった、というのもあるかもしれません。母は「褒めて育てる」というのとは正反対の子育てでしたし。
>でも大人がよく子どもにやるような「うわぁー!すごいねぇ!」といった褒められ方は全身に鳥肌が立つくらい本当に嫌いでした。「ワザとらしい!」という気持ちもあったし、何でこんな当たり前のことをいちいち褒めるんだ?という気持ちもありましたね。
>
↑これです。私が言いたかったのは。あと、私は結局自分に自信がないんです。褒められても、ホントに褒められたのか馬鹿にされたのかおだてられたのかがわからなので、調子にのっていい気になりたくない、というのもあります。
実際今でも鳥肌が立つことがあります…。

>そういうせいもあって、私は自閉の子にはあまり褒めないんです。もちろん「あ、よくできたね」といった褒め方はするし、「それでいいんだよ」ということは表現します。でもあんまり大げさには言いません。本人はできたことで満足できているし、褒めたことで逆にパニックを起こす子もいますから。以前担当した子でも「よくできたね」と言っただけで戸惑ってしまって、どうしたらいいのか分からなくなっていた子もいましたし。
>逆に自閉症じゃない子にはオーバーアクションで褒めちぎります。重度の知的障害の子でも自閉じゃない子って共感を求めてくるんですよね。

これって、相手が子どもではない場合どうでしょう?職場の後輩などは私にどう接してほしいのかしら?ってここで言われても困るでしょうけど。

[#2517] Re:言葉の力をください!その1。
 三月うさぎ ホームページ  - 04/12/23(木) 21:56 -

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   ▼秋桜さん:
>そういうせいもあって、私は自閉の子にはあまり褒めないんです。もちろん「あ、よくできたね」といった褒め方はするし、「それでいいんだよ」ということは表現します。でもあんまり大げさには言いません。本人はできたことで満足できているし、褒めたことで逆にパニックを起こす子もいますから。以前担当した子でも「よくできたね」と言っただけで戸惑ってしまって、どうしたらいいのか分からなくなっていた子もいましたし。
>逆に自閉症じゃない子にはオーバーアクションで褒めちぎります。重度の知的障害の子でも自閉じゃない子って共感を求めてくるんですよね。

私は、褒められたいというか、評価されたい人間なので、この「褒めない」教育って、どの程度のものなのか?とちと不安になりました。
勝ちたいこだわりで、常に「すごいね」と、言われたいので。
自分のつくった作品で、できばえがよければみんなに見せてまわります。

いえ、確かに、自分もよくできたと思ってないことを、周囲から良く評価されると、「それは違う…」と思いますが、自分も出来た、周囲も出来たと言ってくれた、もうこの快感だけで生きてます。(それが元でひきおこしたトラブルも多々)

もともと、不器用で、評価されないことが多いのですが、それでも得意分野に関しては、周囲は手放しで褒めてくれるから。それだけを自信として、例えいいように重宝されてるだけでもいい、周囲の賛美の声が欲しい…。
それだけです。

小さい子供の場合はよけい、褒めるように心がけてます。
私みたいに、自分に自信の無いコンプレックス人間に育てたくはないですもん。
なにやっても出来ない…常に「なにやってるの?」「ドンくさい」「バカじゃないの」と、言われ続けてきたので。

自閉は、否定の言葉は意味を持たず、肯定の言葉だけを受け入れると聞きましたが、それと褒められるは違うのでしょうか?

[#2522] 褒めるって…
 秋桜 メールホームページ  - 04/12/23(木) 23:36 -

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   ▼三月うさぎさん:
こんばんは、秋桜です。

>私は、褒められたいというか、評価されたい人間なので、この「褒めない」教育って、どの程度のものなのか?とちと不安になりました。
>勝ちたいこだわりで、常に「すごいね」と、言われたいので。
>自分のつくった作品で、できばえがよければみんなに見せてまわります。
>(略)
>自閉は、否定の言葉は意味を持たず、肯定の言葉だけを受け入れると聞きましたが、それと褒められるは違うのでしょうか?

そもそも人間が褒められたいってどういう動機から来ていると思いますか?
私は「肯定感」を味わうためだと思います。「あなたはここにいてもいいんだよ」ってことです。だからできたらもちろん「できたね」「すごいね」とその子が分かる方法で示します(前言語期の子どもには快刺激を与えたり、手でタッチをしたりもします)。それと同時に「間違ってもいいんだよ」というメッセージも同時に送っています。そうでないと「褒められる」ことが目的になってしまうからです。

本人が思ったとおりにできないとパニックになるお子さんもいますが、大切なのは結果よりも過程ですよね。負けたときやうまくできなかったときでも「頑張ったことが大切なんだよ」というメッセージを送るようにしています。

肯定のことばというのは、文章の形だけではないのです。時には真剣になって「それは違う」と相手と向き合うことも、相手の存在を認めていることになると思います。もちろん相手が何でそういう行動を取っているかを理解しての話ですが。

答えになっていなかったらすみません。

[#2529] Re:言葉の力をください!その1。
 わるなすび  - 04/12/24(金) 0:48 -

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   はじめまして。わるなすびです。

>私は、褒められたいというか、評価されたい人間なので、この「褒めない」教育って、どの程度のものなのか?とちと不安になりました。
>勝ちたいこだわりで、常に「すごいね」と、言われたいので。
>自分のつくった作品で、できばえがよければみんなに見せてまわります。
>
>いえ、確かに、自分もよくできたと思ってないことを、周囲から良く評価されると、「それは違う…」と思いますが、自分も出来た、周囲も出来たと言ってくれた、もうこの快感だけで生きてます。(それが元でひきおこしたトラブルも多々)
>
>もともと、不器用で、評価されないことが多いのですが、それでも得意分野に関しては、周囲は手放しで褒めてくれるから。それだけを自信として、例えいいように重宝されてるだけでもいい、周囲の賛美の声が欲しい…。
>それだけです。

私の体験からの予想でしかないんですが、あなたには「あなたを真に認めてくれる人」がいるんじゃないかなって思いました。

認めてくれる人ができたとき ネガ から ポジ になる  と本で読んだことがあります。
>
>小さい子供の場合はよけい、褒めるように心がけてます。
>私みたいに、自分に自信の無いコンプレックス人間に育てたくはないですもん。
>なにやっても出来ない…常に「なにやってるの?」「ドンくさい」「バカじゃないの」と、言われ続けてきたので。

親の育て方を反面教師にされているんですね。私もそうしたいんですが、口からは罵声が出てしまうことがあります。(反省・・。)
>
>自閉は、否定の言葉は意味を持たず、肯定の言葉だけを受け入れると聞きましたが、それと褒められるは違うのでしょうか?

たしかに 否定の言葉 からは何も出てこないです。
「褒める」 の反対は 「譲らない(姿勢)」や、ときには「譲歩する」になるんじゃないかな。

「譲らない」「褒める」「譲歩する」これらを上手く使い分けていきましょうと心理士さんに言われています。

[#2530] たくさんの言葉ありがとうございます。
 わるなすび  - 04/12/24(金) 1:07 -

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   ▼秋桜さん:
>こんにちは。先日はどうも(^^)。

こちらこそ。「出る杭」になってしまいました。
>
>専門家でも非AS(というか自閉)の人にとって私たちの世界は「想像の域」の中のことなんです。私のスーパーバイザーも臨床経験30年以上の方ですが、私が幼い頃の話をしたり、自分が感じていることを説明したりすると「想像はしていたけどそこまで…」とか「全然気付かなかったわ」という反応をされます。私のことを知っている職場の同僚にも「秋桜さんと働かなかったら、こんなに自閉症のことを分からなかったと思う」と言われます。
>きっとその心理士さんもわるなすびさんの話で目から鱗が落ちると思いますよ。

心理士さんに たぶん私のことをASではないかと考慮して発言してるんじゃないか?みたいなことが多々あります。
お母さん方の「どうしてでしょう・・」の言葉に「〜と言われています。〜だからじゃないかな?」って心理士さんが答えられると
「そうそう!!」って言いたいときあります。

>
>そういうせいもあって、私は自閉の子にはあまり褒めないんです。もちろん「あ、よくできたね」といった褒め方はするし、「それでいいんだよ」ということは表現します。でもあんまり大げさには言いません。本人はできたことで満足できているし、褒めたことで逆にパニックを起こす子もいますから。以前担当した子でも「よくできたね」と言っただけで戸惑ってしまって、どうしたらいいのか分からなくなっていた子もいましたし。

集団訓練を受けている子で「やる気 0」に見える子がいます。
心理士さんが言うには「全く褒められるということに慣れていない子(褒められたことが無い)」だそうです。

ASという特性もさることながら、どんな親に当たるかも重要な要素なんですね。

[#2539] Re:言葉の力をください!その1。
 三月うさぎ ホームページ  - 04/12/24(金) 10:55 -

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   ▼わるなすびさん:
>たしかに 否定の言葉 からは何も出てこないです。
>「褒める」 の反対は 「譲らない(姿勢)」や、ときには「譲歩する」になるんじゃないかな。
>
>「譲らない」「褒める」「譲歩する」これらを上手く使い分けていきましょうと心理士さんに言われています。

あらららら。横レスに逆にアドバイスありがとうございます。
これ、参考にしたいと思います。

>私の体験からの予想でしかないんですが、あなたには「あなたを真に認めてくれる人」がいるんじゃないかなって思いました。
>認めてくれる人ができたとき ネガ から ポジ になる  と本で読んだことがあります

これも、私からするとお褒めの言葉で嬉しいです(^_^)
なんか、仲間内では、素直さとポジさに定評がある三月うさぎでございます。
         (↑自分で臆面もなく言うし…)

かさねがさね、ありがとうございます。
秋桜さんも、お答えいただきありがとうございました

(横レスもたいへん失礼いたしました)



[#2579] Re:たくさんの言葉ありがとうございます。
 秋桜 メールホームページ  - 04/12/25(土) 11:34 -

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   ▼わるなすびさん:
こんにちは、秋桜です。今は年賀状を書きながら掲示板を見ています。

>心理士さんに たぶん私のことをASではないかと考慮して発言してるんじゃないか?みたいなことが多々あります。
>お母さん方の「どうしてでしょう・・」の言葉に「〜と言われています。〜だからじゃないかな?」って心理士さんが答えられると
>「そうそう!!」って言いたいときあります。

私の経験から考えると、きっと気付かれていると思います。ただ他のお母さんの手前言わないのでしょう。私もお母さんから聞かれない限りは言いませんし。

>集団訓練を受けている子で「やる気 0」に見える子がいます。
>心理士さんが言うには「全く褒められるということに慣れていない子(褒められたことが無い)」だそうです。

そういう子、いますね〜。あと、褒められたことはあるんでしょうが、「褒められた」ということに気づいていないとか、「褒められる必要性や意味を感じていない」という子もいます。

>ASという特性もさることながら、どんな親に当たるかも重要な要素なんですね。

それは大きいと思いますよ。療育の世界では「親指導がうまく行ったら半分はうまく行ったと思え」という格言(?)があります。それだけ親への指導が重要だということです。裏を返せば療育で言われたことを親がどれだけ家で取り入れられるかが療育の本質なんだと思います。
だから指導の際にはできるだけその家で実行可能なことを具体的に指導して「やってみて」とアドバイスします。やってもらって「これならできる」と親に自信を持ってもらうのが大切なのです。
大変かもしれませんが、自分から動くという親の姿勢を見せるのも周囲の支援が得やすくなるポイントだと思います。

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